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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2011年度以前入学生用(文化)
学部(学士課程) : 5年次, 6年次
選択・必修
授業科目名 ドイツ文学演習A
どいつぶんがくえんしゅうA
Seminar on German Literature A
単位数 2 単位
受講対象学生 2011年度以前入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 ドイツ文学演習A
どいつぶんがくえんしゅうA
Seminar on German Literature A
単位数 2 単位
ナンバリングコード
HU-CLTR2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 木曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 稲葉瑛志(人文学部)

INABA, Eiji

学修の目的と方法

授業の概要 オーストリアの詩人ライナー・マリア・リルケの小説『マルテの手記』(Die Aufzeichnungen des Malte Laurids Brigge、1910年)を精読する。この作品は、デンマーク出身の無名詩人マルテが、パリでの孤独な生活を散文で書き綴る手記の形式をとっている。本授業では、本作品をドイツ語で購読し、「モダニズム文学における大都市と群衆」というテーマについて考察する。その際、本作品の朗読CDも使用し、耳でも作品に触れてもらう。また、このテーマの理解のため、社会思想や政治思想における大都市論と群衆/大衆論なども授業で紹介し、近代化のもたらした諸問題について分析する。テクストの読解の前に、初級文法事項の復習を行う。
学修の目的 テクストの読解を通じて、中級程度のドイツ語能力を得ること。モダニズム文学の分析を通じて大都市や群衆/大衆という近代化の現象についての考察を深めること。
学修の到達目標 近代化の諸問題についての理解を深めるとともに、ドイツ語の読解能力を高めること。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 平常点で評価する。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 プリント配布
参考書 授業中に適宜紹介する。
オフィスアワー 火曜日 12:00~13:00
受講要件 初級程度のドイツ語の知識を持っていること。
予め履修が望ましい科目 異文化理解(ドイツ語)I
発展科目 ドイツの文学
ドイツ文学論
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード ドイツ語、ドイツ文化、近代化
Key Word(s)
学修内容 ライナー・マリア・リルケの『マルテの手記』(Die Aufzeichnungen des Malte Laurids Brigge、1910年)をドイツ語で講読し、「モダニズム文学における大都市と群衆」というテーマについて考察する。テクスト講読の前に、初級文法事項を復習する。授業では時代背景について説明し、適宜、文化的モチーフや思想的概念を紹介する。授業では輪読形式をとり、担当者は毎回訳文を提出し、意味や解釈が分かれる箇所は授業で議論をする。授業は以下の流れで進める。

1. ガイダンス、初級文法の復習(接続詞、zu不定詞)
2. 初級文法の復習(関係代名詞、受動態、接続法)
3〜14. テクスト購読、近代化論・大都市論・群衆/大衆論などの紹介
15. まとめ
事前・事後学修の内容 訳文担当者は、担当箇所を訳してくること。それ以外の受講者も各自予習を行うこと。

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