三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 ヨーロッパ・地中海の思想 C
よーろっぱ・ちちゅうかいのしそう C
European Philosophy C
単位数 2 単位
受講対象学生 2011年度以前入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 ヨーロッパ・地中海の思想 C
よーろっぱ・ちちゅうかいのしそう C
European Philosophy C
単位数 2 単位
ナンバリングコード
HU-EURO2

ナンバリングコード一覧表はこちら

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 火曜日 9, 10時限
開講場所

担当教員 田中 綾乃(人文学部)

TANAKA, Ayano

学修の目的と方法

授業の概要 ヨーロッパ近代哲学における根本思想を考察することで、近代から現代に至るまでの思考法の基礎を学ぶことを目論見とする。前期は、近代哲学において確立された<私>の概念を巡り、「私とは何か?」という問いを考えた哲学者たちの思想を紹介する。
身近な問いから、哲学的なものの見方とは、どのような見方であるのかを学び、クリアに考える力をゼロから学ぶ。
学修の目的 西洋哲学における主要な主題を歴史的かつ体系的に基礎づける。
物事をじっくり考察するという哲学的思考法や哲学的態度を学ぶ。
先人たちの思想を考察することで、多角的なものの見方や価値観を養う。
学修の到達目標 「私とは何か?」という問いを深めながら、「個性」や「アイデンティティ」、「私と他者」の関係など、<私>をめぐる問題群を様々な視点で考察する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業時のレスポンスペーパー(レポート)の内容、平常点、学期末試験などから総合的に評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 プリント配布
参考書 岩崎武雄『西洋哲学史』(有斐閣)
中島義道『「私」の秘密』(講談社選書メチエ)
坂部恵『ヨーロッパ精神史入門』(岩波書店)
その他、授業中に適宜指示する。
オフィスアワー 毎週木曜日12時〜13時(事前にメールでアポイントをとることが望ましい)
受講要件 ・哲学は「自分自身で考える」学問である。それゆえ、受動的ではなく、能動的に授業に参加すること。
・毎回の授業にレスポンス・ペーパーを配布、回収する。
・哲学ワークショップ(対話型授業)を採り入れる。
予め履修が望ましい科目 哲学・倫理学の科目
発展科目 ヨーロッパ・地中海思想演習
その他 授業内での携帯電話、スマートフォン等の使用を禁止します。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 「西洋哲学」、「考える私」、「人格」、「個」、「他者」
Key Word(s) Westen Philosophy, I think, Person, Individual, Another Person
学修内容 第一回  イントロダクション
第二回  <私>を巡る哲学の旅
第三回  <私>とは何か?
第四回  デカルトによる<私>の存在
第五回  <私のこころ>と<私のからだ>
第六回  主体としての<私>
第七回  individualと<私>
第八回  ライプニッツの個体概念
第九回  ロックの自己同一性
第十回  「人格」概念
第十一回 カントのI think that〜
第十二回 カントの統覚
第十三回 <私>と<他者>
第十四回 <私>という不可思議な存在
第十五回 総括

ただし、受講生の関心や理解度に応じて授業を進めるので、
必ずしもスケジュール通りに進むとは限らない。
事前・事後学修の内容 配布した資料をよく読み、指示した参考書にも可能な限り目を通すこと。

Copyright (c) Mie University