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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 4月に説明会を開催し、参加学生を募集します。ドイツ語能力は問いません。前期集中講義として実施します。 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 海外文化研修「ドイツ・分断の克服をめぐって」 | |
かいがい ぶんか けんしゅう | ||
Culture Program Abroad | ||
単位数 | 2 単位 | |
受講対象学生 |
2011年度以前入学生用(文化) 学部(学士課程) : 5年次, 6年次 4月に説明会を開催し、参加学生を募集します。ドイツ語能力は問いません。前期集中講義として実施します。 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 海外文化研修 「ドイツ・分断の克服をめぐって」 | |
かいがい ぶんか けんしゅう | ||
Culture Program Abroad | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | HU-CLTR1
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期集中 前期の期間中6回程度事前研修を行います。 |
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開講時間 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 菅 利恵 | |
SUGA, Rie |
授業の概要 | 社会的な分断が問題とされるとき、これとどのように向き合えば良いのでしょうか。この授業では、過去における分断の危機と、これを「克服」する試みの中で生まれた諸問題について学びます。具体的にはナチス・ドイツと東ドイツの成立過程、およびそれらの体制の記憶がどのように継承されているかについて学びます。現在ドイツで問題となっている分断の事例として移民・難民問題も取り上げます。6回程度の事前研修と、ドイツのライプツィヒ、ヴァイマル、ベルリンでの現地研修(ミュージアムツアー、ワークショップ)を行い、それを通して、分断に向きあう時に何が重要であるかについて各自で考えます。 |
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学修の目的 | ・過去における分断の危機、およびこれを克服する試みの中で生まれた諸問題について知識を得る。具体的にはナチス・ドイツと東ドイツの成立過程や社会体制について学ぶ。 ・ドイツの移民・難民問題との取り組みに注目して、現在における分断の克服の試みを知る。 ・ドイツにおける「負の記憶」を継承する取り組みを理解する。 ・社会的な分断を乗り越えようとするときに生じうる問題について、また注意すべき点について考察を深める。 |
学修の到達目標 | ・ナチス・ドイツと東ドイツの成立過程およびその社会体制について基本的な知識を得る。 ・社会的な分断と向き合う時に何が重要であるかについて自分の意見を述べることができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 平常点とレポート50%ずつ |
授業の方法 | 講義 演習 実習 |
授業の特徴 |
グループ学習の要素を加えた授業 キャリア教育の要素を加えた授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | |
教科書 | |
参考書 | 事前研修の際に提示する。 |
オフィスアワー | 火曜日11時〜12時 菅研究室にて(事前にメールすること) |
受講要件 | 4月に行われる説明会に参加し、募集に申し込みをすること。事前研修と現地研修の全てに参加すること。今回のテーマに関心を持ち、主体的に参加する意欲があること。現地研修には教員が同行して通訳するので、ドイツ語の知識は必要ありません。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 | 説明会の時期については掲示する。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 異文化研究、ドイツ文化、コミュニケーション能力 |
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Key Word(s) | Cross-cultural Study, German Culture, Communication Skill |
学修内容 | 事前研修 (6回程度) 1) 分断の現在 ポピュリズム、移民・難民問題概観 2) 過去における分断の危機〜20世紀初頭の「私たち」再編成の試み 3)ナチズムの歴史 政権を取るに至った流れ、ホロコースト 4)東ドイツの歴史 ・ソ連の誕生、東ドイツの起こり、ベルリンの壁、社会体制 5)移民・難民問題についてのドイツの取り組み ・歴史的経緯について ・言語教育などの取り組みについて *現地研修の前に、各自自分のテーマを決めておく。 現地研修(9泊程度) 8月後半 テーマにかかわる博物館や施設において研修(見学、ワークショップ、インタビュー)を行う。 ブーヘンヴァルト収容所跡におけるワークショップ(ヴァイマル)、追悼記念碑におけるセミナーとワークショップ(ベルリン)、壁博物館の見学(ベルリン)、東ドイツ博物館におけるワークショップとインタビュー(ベルリン)、現代史フォーラムと東ドイツの日常生活に関する博物館の見学(ライプツィヒ)、移民政策に関する見学(教育施設など)(ライプツィヒ)、市街見学(ヴァイマル、ベルリン、ライプツィヒ) |
事前・事後学修の内容 | 以下の二点についてレポートを提出する。 ・自ら設定したテーマについて、研修と自習をふまえてレポートにまとめる。 ・ドイツの博物館で過去の出来事を展示する仕方に関して、気づいたことをまとめる。 |