三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2011年度以前入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 イギリス文学演習K
いぎりすぶんがくえんしゅう けい
Seminar on British Literature K
単位数 2 単位
受講対象学生 2011年度以前入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 イギリス文学演習K
いぎりすぶんがくえんしゅう けい
Seminar on British Literature K
単位数 2 単位
ナンバリングコード
HU-CLTR2

ナンバリングコード一覧表はこちら

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 月曜日 7, 8時限
開講場所

担当教員 吉野 由起(人文学部)

YOSHINO, Yuki (Faculty of Humanities, Law and Economics)

学修の目的と方法

授業の概要 「ロマン派詩:Percy Bysshe Shelley」

イギリス・ロマン派詩の第二世代とされる詩人の一人、Percy Bysshe Shelley (1792-1822) の作品研究を行う。序盤で比較的短い詩の原典を読む基礎練習を丁寧に行い、同世代の詩人KeatsおよびByronの作品も参照した上で、長篇詩Prometheus Unbound(『鎖を解かれたプロメテウス』)の読解に取り組む。
学修の目的 詩作品原典の読解練習を通して、後世のイギリス文学および文化に深遠な影響を及ぼしたイギリス・ロマン派期の詩および芸術運動の特質の理解を深める。
学修の到達目標 イギリス文学作品原典の読解練習を積み、作品に関して「問い」を見つけ、考察することができるようになる。
作品研究を行う上で助けとなる、辞典、文献等を知り、実際に使用する練習を行う。
ロマン派詩にみられる主題や表現、自然観や人間像の観察を通して19世紀前半のイギリス文化・社会に関する理解を深める。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業時のプレゼンテーションおよびリスポンス・ペーパー 40%
学期末レポート 60%
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
Moodleを活用する授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業改善の工夫
教科書 主にハンドアウトを使用する。
参考書 授業時にハンドアウトと参考文献リストを配布し、説明を行う。
オフィスアワー 月曜5,6限
受講要件
予め履修が望ましい科目 「文学概論A」「イギリス文学」、「文学」「英語」「イギリス」に関連する諸科目
発展科目 「文学概論A」「イギリス文学」、「文学」「英語」「イギリス」に関連する諸科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード シェリー、バイロン、キーツ、ロマン派、自然
Key Word(s) Shelley, Byron, Keats, Romanticism, Nature
学修内容 第1回:イントロダクション 
第2回:Shelley の生涯と同時代のイギリス/ "Ozymandias","Sonnet: To a Balloon" 読解と解題
第3回:"Ode to the West Wind" 読解と解題、Shelleyと「風」
第4回:Mont Blanc 読解と解題 (Stanza I)、ロマン派第二世代と「自然」
第5回:Mont Blanc 読解と解題 (Stanzas II, V)、ロマン派期芸術におけるアルプスの表象
第6回:Hymn to Intellectual Beauty 読解と解題、Shelleyと「知」、Wordsworthへの反歌
第7回:A Defence of Poetry 読解と解題
第8回:John Keats, “Ode on a Grecian Urn” 読解と解題、ロマン派第二世代と古典古代
第9回:Byron, Manfred 読解と解題 (Act I)、ファウスト伝説、Goethe, Marlowe
第10回:Byron, Manfred 読解と解題 (Act II)、Shakespeareとの間テクスト性と人間観
第11回:Prometheus Unbound (1) 作品成立の背景、読解と解題 (Act I)
第12回:Prometheus Unbound (2) 読解と解題 (Act I)、プロメテウスとジュピター
第13回:Prometheus Unbound (3) 読解と解題 (Act II)、作品における「時間」と「空間」
第14回:Prometheus Unbound (4) 読解と解題 (Act III)、精霊たちの表象と意義
第15回:第1回~第14回までのまとめ
事前・事後学修の内容 ・毎回の指定範囲の通読。
・担当の週は、プレゼンテーションの準備。

Copyright (c) Mie University