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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・地域理解・日本理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
他高等教育機関との相互開放科目となる
授業科目名 日本理解特殊講義
にほんりかいとくしゅこうぎ
Lecture Course in Understanding Japan
授業テーマ 医療・健康・福祉実践
単位数 2 単位
ナンバリングコード
LIJLEC1

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
分野 社会 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

前期集中

事前学習(6/29)、合宿型集中実習(9/3-5)、事後学習(9/13)

開講時間
開講場所 三重大学(事前・事後学習)、志摩市民病院、間崎島

担当教員 ○織田 拓, 東 大史(地域人材教育開発機構), 河尻 純平(鈴鹿医療科学大学), 江角 悠太(志摩市民病院), 北岡 義国(医用工学研究所)

○ORITA Taku, AZUMA Taishi, KAWAJIRI Junpei, EZUMI Yuta, KITAOKA Yoshikuni

orita.taku@dhier.mie-u.ac.jp, 059-231-9044
azuma.taishi@dhier.mie-u.ac.jp, 059-231-6983

学修の目的と方法

授業の概要 三重県の重点課題である医療・健康・福祉に対して、主に僻地(離島)医療の観点から現地でのフィールドワークを交えた体験型実習を行なう。局地的に過疎高齢化が進む離島地域において、予防的アプローチでの健康長寿、在宅型の地域包括ケアを中心とした福祉、慢性期から急性期に対応する医療といった各領域の横断的取組みについて理解を深める。医療分野のみならず、地域事業としての福祉政策、健康を目的とした観光や食との連携といった各種取組みを知ることにより、自治体や地域団体の役割を考察し提案していく機会を設ける。
学修の目的 高齢化社会において医療費・社会保障費の増大は国家財政や自治体業務の大きな割合を占める。とくに離島のような過疎地域は課題先進地域と言われ、予防医療や地域包括ケアシステムといった取組みが始まっている。他方で健康長寿に対する欲求は人類の普遍的なコンテンツとして、健康食の探求やアクティブシニアの活動、QOL(Quality of Life)やADL(Activities of Daily Living)の向上を目指した地域づくりなど、その応用範囲は多岐に渡る。

本科目においては医療分野に限定せず、健康や福祉をテーマにした各種取組みをフィールドワークによって理解することで、分野横断的に研究・実践できる視野を修得するものである。地域課題を主体的に考え、グループワークにおいて専門性の異なる他者と議論し、地域の多様な人々に対してインタビューするといった一連のカリキュラムによって、地域イノベーションを実践する人材育成を目指す。
学修の到達目標 三重県における社会的事象(僻地医療、地域包括ケア等)を深く理解し、関連する諸分野の知識を統合し、理想的な地域の有り様を探究する。本科目の特徴は合宿型(2泊3日)であり、3〜5人のグループワークを通して地域課題(「医療・健康・福祉」)を発見し、それについて深い分析・考察を加え、その成果を効果的に表現する事で、自らの考えを社会に還元することができる。

地域住民や社会人といった異なる立場の人たちにインタビューし、その内容に対してグループ討議を経てそれぞれの専門性に則った意見を述べることで主体性を発揮できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業や現地合宿への積極的な参加40%、成果発表30%、レポート30%
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

実地体験型PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 ・受講前後において理解度評価方法(ルーブリック)を実施する
・授業改善アンケートを実施する
教科書 なし
参考書 なし
オフィスアワー 事前に連絡すること
受講要件 学生教育研究災害傷害保険には必ず加入すること
予め履修が望ましい科目
発展科目 現代社会理解特殊講義(三重の地場産業)
その他 ・費用負担あり(飲食費 10000円程度)
・受講人数25名
・履修確定前に面談を実施

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 学外研修、討論、口頭発表
Key Word(s) Study camp, Oral discussion, Verbal presentation
学修内容 2019年9月3日(火)~5日(木)
○現地学習(2泊3日)
合宿1日目:現地見学(織田・東・河尻) 学習時間:7.0時間
・移動(津⇒志摩市)
・フィールドワーク①:横山展望台(織田・東・河尻)
・昼食
・フィールドワーク②:志摩市民病院(志摩市民病院院長 江角悠太)
・夕食
・講義①「志摩における地域医療の課題と展望」(志摩市民病院院長 江角悠太)

合宿2日目:離島フィールドワーク(織田・東・河尻) 学習時間:9.0時間
・朝食
・移動(宿泊場所⇒離島)
・フィールドワーク③(地域住民インタビュー)(織田・東・河尻)
・昼食(弁当)
・フィールドワーク④(地域住民インタビュー)(織田・東・河尻)
・移動(離島⇒宿泊場所)
・夕食
・グループワーク(取りまとめ)(織田・東・河尻)

合宿3日目:離島フィールドワーク(織田・東・河尻) 学習時間:7.0時間
・朝食
・フィールドワーク⑤(離島の救急医療)(織田・東・河尻)
・昼食
・フィールドワーク⑥(離島の在宅医療)(織田・東・河尻)
・移動(志摩⇒津)
事前・事後学修の内容 2019年6月29日(土) 10:00~17:00 @三重大学
○事前学習 学習時間:6.0時間
・オリエンテーション(織田・東・河尻)
・医療健康福祉の基礎知識(河尻)
・地域住民インタビューのやり方(東)
・講義:医療ビッグデータを活用した予防医療(医用工学研究所 北岡義国)

2019年9月13日(金) 13:00~17:00 @三重大学
○事後学習 学習時間:4.0時間
・グループワーク(織田・東・河尻)
・成果報告会(織田・東・河尻)

○事後レポート(9月末まで)

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