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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 他高等教育機関との相互開放科目になります |
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授業科目名 | 現代社会理解実践 | |
げんだいしゃかいりかいじっせん | ||
Understanding Modern Society Practicum | ||
授業テーマ | 次世代産業実践 | |
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | LIMOSS1
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | 非開放科目 | |
分野 | 社会 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開講学期 |
後期集中 事前学習(12/14)、合宿実習(2/18-20, 2泊3日)、事後学習(2/29) |
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開講時間 |
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開講場所 | 三重県鈴鹿青少年センター(創作室・研修室・総合研修館)、三重大学 | |
担当教員 | 東 大史(地域人材教育開発機構)、雲井純、小林実 | |
AZUMA Taishi | ||
azuma.taishi@dhier.mie-u.ac.jp, 059-231-6983 |
授業の概要 | ・航空宇宙産業は三重県を含む東海エリアに集積する重厚長大産業である。ボーイング787やMRJに採用された炭素繊維素材、ドローンを活用した観光・防災の取組みや藻類バイオマスからジェット燃料を生成する研究が進められる等、ものづくりからIT、バイオテクノロジーまで裾野が広がりつつある。本授業においては、様々な高等教育機関から集った学生たちがグループワークによって議論し、それぞれの専門性に基づいた相互理解を図るとともに実習を通じた最先端技術の活用方法について体験する機会を設ける。 ・炭素繊維を使ったボーイング787の部材を加工する三重樹脂、ミドリムシを使ったバイオマス由来のジェット燃料生成に取組みユーグレナ藻類エネルギー研究所など、技術革新を志向する現場見学を通じて三重県内で起こりつつあるイノベーションの萌芽を理解する。 ・三重県の将来的な主要産業に成長する可能性を持つ、「次世代産業」に注目し、グループワーク・ディスカッション・現地見学・実証実験を通じた、課題発見および社会協働を学ぶ。 ・三重大学の掲げる「感じる力」「考える力」「コミュニケーション力」「生きる力」の4つの力を伸ばすようなPBL型科目として、航空宇宙産業を具体的な学習テーマとして取り扱い、次世代産業に対する見識を深めつつ技術的・構造的な専門知識の習得、他の高等教育機関の学生や社会人との議論を通じたコミュニケーション力の向上を図り、三重県の産業発展に資する人材となることを目指す。 |
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学修の目的 | ・本授業においては、航空宇宙産業をテーマに扱うが工学的な内容に限定せず、素材化学や生物資源活用、それらを地域産業という観点からいかに横断的に繋げ、企業や産業が協働してイノベーションを興していく方法論を集中的に実習するものである。自らの専門性をどのように社会に活かしていくかの視野を広げるとともに、他分野に対する関心や様々な専門性の他者と議論することで、新しい価値を生み出す考え方や産業構造を刷新していく社会人としての基礎的素養を身につける。 ・航空宇宙という重厚長大産業に対して、三重県内に立地する中小規模の企業の技術力がその発展を支えているという事実を理解し、産業構造に対する複眼的な視点を養うことで自らの専門性をどのように発揮していくかの考え方を他者とのコミュニケーションを通じてまとめていく。 |
学修の到達目標 | 三重県における社会的事象(次世代産業、ものづくり産業等)を深く理解し、関連する諸分野の知識を統合し、理想的な地域のあるべき姿を探究する。本科目では合宿講義(2泊3日)を通じて、3-5人のグループワークで地域課題(次世代産業)を発見し、討論によりそれぞれの専門性を発揮して最終的な結論を発表するところまでを行う。自らの考えを他者に伝えるとともに、他者の意見を受け容れて建設的に発展させ、第三者に伝えることを通じて知識と実践を統合できる態度を身につける。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 授業や現地合宿への積極的な参加40%、成果発表30%、レポート30% |
授業の方法 | 実習 |
授業の特徴 |
実地体験型PBL プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 グループ学習の要素を加えた授業 地域理解・地域交流の要素を加えた授業 キャリア教育の要素を加えた授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | ・受講前後において理解度評価方法(ルーブリック)を実施する ・授業改善アンケートを実施する |
教科書 | なし |
参考書 | 参考資料:ボーイング社 Webサイト、三菱重工 Webサイト、ユーグレナ社 Webサイト 他 |
オフィスアワー | 事前に連絡をすること |
受講要件 | 学生教育研究災害傷害保険には必ず加入すること。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | 現代社会理解特殊講義(三重の地場産業) |
その他 |
・学生の費用負担(食費等:0.5〜1万円)を想定。 ・履修確定前に面談を実施する ・受講人数制限:25名 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 学外研修、討論、口頭発表 |
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Key Word(s) | Study camp, Oral discussion, Verbal presentation |
学修内容 | 2020年2月18日(火)~2月20日(木) ○現地学習(2泊3日) 実習・宿泊場所:三重県立鈴鹿青少年センター 1日目:講義 ・集合・移動(津⇒鈴鹿) ・オリエンテーション(東) ・講義①「航空宇宙産業の基礎知識」(雲井:1.5時間) ・昼食 ・講義②「航空機の構造と航空力学」(雲井:1.5時間) ・講義③「航空宇宙産業の歴史」(小林:1.5時間) ・夕食 ・実習① グループワーク(東:1.5時間) 2日目:実習 ・講義④ 「ドローンの観光・防災・農林水産業への活用」(東:3時間) ・昼食 ・実習③ ドローン飛行体験(東:1.5時間) ・実習④ ドローン活用に向けたグループワーク(東:1.5時間) ・夕食 ・実習⑤ 空を活用する産業創造に向けた提言ワークショップ(東・雲井:1.5時間) 3日目:現地見学 ・朝食・移動 ・見学①(三重樹脂(鈴鹿市):東・1.5時間) ・見学②(航空機部品生産協同組合(松阪市):東・1.5時間) ・昼食・移動 ・見学③(ユーグレナ藻類エネルギー研究所(多気町):東・1.5時間) ・車中にて振り返りとまとめ(東) ・解散 ※鈴鹿青少年センターの利用予約については、4月以降に確定する見込み |
事前・事後学修の内容 | ○事前学習 2019年12月14日(土) @三重大学 ・ 13:00-17:00:「次世代産業の基本的な考え方」(東・雲井) ・事前レポート ○事後学習 2020年2月29日(土) @三重大学 ・ 13:00-17:00:「次世代産業に対する提言」(東・雲井) ・事後レポート 予習:座学・自主調査(文献・Web)・事前レポートを提出 復習:事後レポートを提出 |