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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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授業科目名 | 現代社会理解特殊講義 | |
げんだいしゃかいりかいとくしゅこうぎ | ||
Lecture Course in Understanding Modern Study | ||
授業テーマ | 三重の地場産業 | |
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | LIMOSL1
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | 非開放科目 | |
分野 | 社会 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開講学期 |
後期集中 |
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開講時間 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 織田 拓(地域人材教育開発機構)、東大史、林康生、西浦尚夫 | |
ORITA,Taku | ||
orita.taku@dhier.mie-u.ac.jp 内線9044 |
授業の概要 | 三重県内には特定産業の中小企業が集積することで産地を形成し、地域独自の製品を広く国内、海外に生産・販売している地場産業がある。地場産業は地域の歴史、文化を反映させながら、地域を代表する製品を創造し、地域内に一つの経済循環をもたらすことで、地域経済の発展に寄与してきた。しかしながら、近年は少子高齢化を背景に人口減少が進んでいることで職人不足等の課題が生じ、産地衰退が顕著である。本授業では、三重県の地場産業に焦点をあて、個々の地場産業の実態に詳しいゲストスピーカーに講義を行ってもらうことを通して、地場産業への理解を深め、各産業が抱える課題の発見と、それへの実現可能な解決策を提案する能力を修得する。 |
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学修の目的 | 三重県内の地場産業の発展過程や生産・流通・販売構造等を産業論の観点から事前にレポートの作成をしてもらい、地場産業について深く理解した上で、現場をよく知るゲストスピーカーの講義を受け、データだけではなく現場の状況についても把握し、各産業企業が抱える課題について実現可能な解決策を提案する能力を修得する。さらに、三重県内の地場産業の良さを他者に自分の言葉で説明する表現力、物事を根拠づけて論理的に判断する論理的思考力の修得を目指す。 |
学修の到達目標 | 次の3点を目標とする。 1.三重県には多様な種類の地場産業があることを知る。 2.個々の地場産業の課題を分析し、実現可能な課題解決策を提案できる。 3.他者の話や自分の意見を根拠立てて、論理的に説明できる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 事前、及び事後学習としてのレポート課題(30%)、学習態度(30%)、最終プレゼンテーション発表内容(40%) |
授業の方法 | 講義 演習 実習 |
授業の特徴 |
問題提示型PBL(事例シナリオ活用含) 問題自己設定型PBL プロジェクト型PBL 実地体験型PBL 反転授業 プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 グループ学習の要素を加えた授業 地域理解・地域交流の要素を加えた授業 キャリア教育の要素を加えた授業 |
授業改善の工夫 | 履修希望者への事前面談により、注意点や課題等をよく理解させ、より良い学修成果を出せるようにする。また授業の前後でルーブリックを使用し、定量的に学修成果を測る。 |
教科書 | |
参考書 | ・上野和彦(2007)『地場産業産地の革新』古今書院。 ・関満博編(2006)『地域ブランドと産業振興 自慢の銘柄づくりで飛躍した9つの市町村』新評論。 |
オフィスアワー | 事前に連絡をする事。 |
受講要件 | 学生教育研究災害傷害保険には必ず加入すること。 |
予め履修が望ましい科目 | 日本理解特殊講義(授業テーマ:三重の歴史と文化)、現代社会理解特殊講義(授業テーマ:三重の産業)、三重学(授業テーマ:食と観光実践)、現代社会理解実践(授業テーマ:次世代産業実践)、日本理解特殊講義(授業テーマ:医療・健康・福祉実践) |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 三重県、地場産業、課題解決型授業 |
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Key Word(s) | Mie Prefecture、traditoinal local industry、project based learning |
学修内容 | 2月12日(水) 【第1回目(9:00~19:00)】 於:(公社)三重北勢地域地場産業振興センター 午前①9:00-9:30オリエンテーション、本プログラムの狙い(担当教員) 概要:1.スケジュールと今後の流れ 2.教員紹介 午前②9:30-11:00「地場産業とは何か」((公社)三重北勢地域地場産業振興センター(西浦氏) 午前③11:00-12:30「萬古焼の歴史と伝統」((公社)三重北勢地域地場産業振興センター(西浦氏) 午前④12:30-13:30昼食 午後⑤13:30-14:30(公社)三重北勢地域地場産業振興センター1階 地場産品展示見学 午後⑥14:30-15:00移動 午後⑦15:00-18:30萬古焼窯元訪問 午後⑧18:30-19:00まとめ(担当教員) 概要:次回の内容説明、および集合時間・場所の説明 2月13日(木) 【第2回目(9:00~19:00)】於:(公社)三重北勢地域地場産業振興センター、鈴鹿市伝統産業会館 ※第2回目以降は原則、グループごとに行動 午前①9:00-9:30第1回目の講義・現場視察の振り返り・グループごとに感想共有(担当教員) 午前②9:30-11:00「大矢知そうめんの歴史と現状」 (公社)三重北勢地域地場産業振興センター(西浦氏) 午前③11:00-11:30移動 午前④11:30-12:30大矢知そうめん工場見学 午前⑤12:30-13:30昼食 午後⑥13:30-14:00移動 午後⑦14:00-15:30「伊勢型紙の産業の歴史について」(伊勢型紙協同組合理事長 林 庸生氏) 午後⑧15:30-16:30鈴鹿市伝統産業会館 伊勢型紙制作体験 午後⑨16:30-18:30まとめ、グループワーク 午後⑩18:30-19:00移動 概要:次回の内容説明、および集合時間・場所の説明 2月17日(月) 【第3回目(10:00~19:00)】於:三重大学 午前①10:00-12:00第1、2回目の講義・現場視察の振り返り・グループごとに感想共有。これまでに得た知識、現場の状況から自分の考えや感じたことを論理的に説明する。 午前②12:00-13:00昼食 午後③13:00-18:00午前①の振り返りをもとに、グループワーク:各グループごとにどのような方向性で発表を行うのか、他に必要な情報は何かなどを整理する。これまでの授業で得た三重の地場産業についての知識を、グループ内の学生及び教員とコミュニケーションをとりながら論理立ててまとめあげていく。 2月24日(月) 【第4回目(9:00~16:00)】於:三重大学or(公社)三重北勢地域地場産業振興センター 午前①9:00-9:30第1回目~第3回目の講義・現場視察・グループワークの振り返り(担当教員) 午前②9:30-12:00各グループ発表準備・最終調整 午前③12:00-13:00昼食 午後④13:00-14:00「三重県の地場産業の現状と課題」発表会Aグループ 午後⑤14:00-15:00「三重県の地場産業の現状と課題」発表会Bグループ ※各グループとも発表45分、質疑応答15分 午後⑥15:00-16:00まとめ、レポート課題に関して(担当教員) |
事前・事後学修の内容 | 予習:<事前学習> 「地場産業とは何か」というテーマで、A4レポート1枚(40字×36行)を課す。 復習:<事後学習> 発表会で纏めた内容をより深め、個々の学生ごとにレポートを提出する。 |