三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次
授業科目名 PBL言語学(国際・現代)
ぴーびーえるげんごがく(こくさい・げんだい)
PBL Linguistics
授業テーマ 意味を捕まえる
単位数 2 単位
ナンバリングコード
LILING1

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
分野 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

後期

開講時間 金曜日 9, 10時限
開講場所

担当教員 井口 靖(教養教育院)

INOKUCHI, Yasushi

学修の目的と方法

授業の概要 ことばは考えや気持ちを伝えるものです。しかし、相手が受け取ることのできるのは音や文字だけです。その音や文字によってもたらされるもの、つまり「意味」自体は見えない(聞こえない)ものです。この授業ではその見えないものをなんとか「捕まえて」みようと思います。ただ、捕まえるためにはそれなりの「道具」が必要です。まずはグループで議論しながら「道具」をそろえ、最後にはそれを使って身の周りにある意味を捕まえてみましょう。
学修の目的 よく「空気を読む」と言われるように、コミュニケーションは見えないもの、聞こえないものをとらえることから始まります。ことばにおいてはそれは「意味」に相当します。通常は漠然ととらえている「意味」を意識し、自分なりに分析することにより、自らの言語活動を客観視できるようになり、論理的な思考に基づく、論理的な文章を作る力が身につきます。コミュニケーションに限らず身近には、ふつうは気づかない、隠れたさまざまなメカニズムが存在します。それに気づき、それを分析する力をつけることは優れた洞察力を習得することになります。
学修の到達目標 グループで具体的な事例に取り組みながら、言語学の意味論における基本的概念を理解し、それを用いて身の回りの具体的な言語現象を分析し、説明できるようになることを目指します。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 個別課題の取り組み(個人)40%、グループ活動20%、発表40%(60%以上で単位認定)
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 独自に作成した教材を配布します。
参考書 池上嘉彦『意味の世界―現代言語学から視る』 (NHKブックス 330)
その他テーマに応じて紹介します。
オフィスアワー 毎週金曜日7・8限 人文学部校舎2F研究室
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 意味論、記号論、コミュニケーション、記号、意味、カテゴリー、反義語、類義語、多義語、比喩、メタファー、メトニミー
Key Word(s) semantics, semiology, communication, semiosis, meaning, category, antonym, synonym, polyseme, metaphor, metonymy
学修内容 第一回は受講者が確定しないので、授業の説明をして、試しにグループ活動を体験します。
前半7回までは、グループで与えられた簡単な課題を議論し、これにより問題意識をもち、講義で詳しい知識を身につけます。その講義に基づいて、さらに具体的課題の解決にグループで取り組みます。
後半は前半で培った知識に基づき、グループで独自に課題を設定し、その解決を議論し、発表へとつなげます。

第1回 導入:授業について説明、グループ活動トライアル
第2回 課題1:グループ活動と講義 テーマ「見えない意味」
第3回 課題2:グループ活動と講義 テーマ「ずれる意味」
第4回 課題3:グループ活動と講義 テーマ「群れる意味」
第5回 課題4:グループ活動と講義 テーマ「敵対する意味・味方の意味」
第6回 課題5:グループ活動と講義 テーマ「あふれる意味」
第7回 課題6:グループ活動と講義 テーマ「ゆれる意味」
第8回 グループ分けと課題発見
第9回 グループ活動
第10回 グループ活動
第11回 グループ活動
第12回 グループ活動
第13回 発表練習
第14回 発表会
第15回 発表会
事前・事後学修の内容 前半は毎回それぞれのテーマに関して導入問題を提示しますので、授業前に自分で考えてから授業に臨んでください。グループでの議論をした後に講義をします。授業中にその日のテーマを提示するので、グループで議論し、授業後に各自がまとめてMoodle上に提出します。なお、それぞれのテーマ応じた参考文献を指示します。参考文献はPBLラウンジに準備しておきますので、課題をまとめる際に参考にしてください。
後半はそれぞれのグループでの課題解決のために必要に応じて個別に文献を参照し、また、適宜グループ内で連絡をとりあって情報や意見の交換を行ってください。文献の情報等が必要であれば相談してください。

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