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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養基盤科目・基礎教育 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次 機械工学コース |
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授業科目名 | 基礎線形代数学Ⅱ | |
きそせんけいだいすうがくに | ||
Basic Linear Algebra 2 | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | LIMATH2
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | 非開放科目 | |
分野 | ||
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
木曜日 5, 6時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 小竹 茂夫(工学部機械工学科) | |
KOTAKE, Shigeo |
授業の概要 | 線形代数の基礎である行列の取り扱いを学ぶと共にベクトル空間・双対空間・線形変換・固有値の概念とその応用について学ぶ。線形代数学1で学んだ行列の理解をさらに広げる。 |
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学修の目的 | ベクトルを利用した空間概念が養われます。 行列のベクトル空間での働きが分かります。 工学部に必須となる線形空間の概念が養われます。 工学部に必須となる固有値の概念が養われます。 工学部に必須となる固有値の応用が分かります。 ベクトルや行列を使った計算に慣れることができます。 |
学修の到達目標 | ベクトルや行列の演算を通して、その図形的意味や線形空間の概念を学ぶ。 特に固有値を通して、線形空間の概念と応用に慣れる |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | Moodleの小テスト(10点満点)をp点、授業のレポート(10点満点)をq点、期末試験(80点満点)をr点とし、100*(p+q+r)/(p+q+80)点を評価点とする。 ただし、出席等の状況も考慮し、総合的に判断する。 |
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | 書画カメラで撮影したノートをプロジェクター映し出すことで授業を進める. これにより,毎回の授業の板書を残し,復習をやりやすくする. 毎週、レジュメを配り、授業の参考にしてもらう Moodleやメール等により、質問等を受け付ける。 小テストによる正誤問題を始める。 Moodleによる連絡と小テスト,レジュメ,演習問題の解答の配布を始める。 Moodleにより,毎回の授業ノートを閲覧できるようにする. |
教科書 | 「パワーアップ 線形代数」 大月卓郎,竹内康博著 共立出版 |
参考書 | ベクトルと固有値 ―書き込み式でドンドンわかる―(大学入門ドリル) 丸井洋子著 東京電機大学出版局 (Maruzen eBook Library) 行列と行列式 ―書き込み式でスラスラわかる―(大学入門ドリル) 丸井洋子著 東京電機大学出版局 (Maruzen eBook Library) 線型代数と固有値問題 新装版 ―スペクトル分解を中心に― 笠原晧司著 現代数学社 (Maruzen eBook Library) ストラング線形代数イントロダクション (世界標準MIT教科書) ギルバート・ストラング著 近代科学社 (Maruzen eBook Library) |
オフィスアワー | 毎週月曜日12:00〜14:30、場所工学部機械工学科棟2F 2211号室 |
受講要件 | 特にないが、「基礎線形代数学1」を履修していることが望ましい。 |
予め履修が望ましい科目 | 特に必修ではないが、工学部機械工学科の学生であれば、「入門数学」,「基礎線形代数学1」(工学部機械工学科1年前期開講科目)を,他の学生はそれに相当する授業を履修していることが望ましい。しかし、必ずしも必要ではない。 |
発展科目 | 量子力学、工業数学1、工業数学2および演習、工業数学3、工業数学4、工業数学5、振動工学、材料力学, 応用量子論 |
その他 |
・授業の連絡はMoodleを通じてメールで配信しますので,Moodleへの登録をお願いします。 ・毎週、レジュメを配ります.なくした人はMoodleに置いてありますのでdownloadしてください. ・毎週の授業ノートはMoodleで,授業後その日のうちに公開されています.必要があればdownloadしてください. ・毎週,Moodleの小テストを課しますので,次の授業までに受講ください。 ・数回ごとにレポートを課しますのが、その連絡はレジュメに載せてありますので、毎回チェックしてください. ・他学科の過年度生は,レジュメでの連絡に注意してください. ・宿題で使用する「DME(Drill for Mechanical Engineers)」の問題もMoodleにありますので,downloadして使用ください。 |
各回 共通 |
MoodleのコースURL |
https://portal.mie-u.ac.jp/moodle2/course/view.php?id=530 |
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第1回 | 概要 | 10月3日 |
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授業時間内の学修内容 | 基礎線形代数学1の復習 | |
キーワード(Key Word(s)) | 行列式(determinant) | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 特になし | |
自由記述欄 | 1. Moodle2(工学部,機械工学科の下)に登録ください.質 問等がありましたら、掲示板に書き込んでください. 2. Moodle2 では,毎回,簡単な小テストをします.テストの 期限は,2週間後の授業の始まりまでです. 3. 連絡がある場合は,小竹 (kotake@mach.mie-u.ac.jp) 宛に メールをください。 4. 今回の授業はノートをプロジェクターで映し出して行いま す.書いたノートは毎回 Moodel 内に pdf として載せます ので,ノートに写すことはあまり気にしないようにお願い します.ノートに取り損ねた場合は,復習と思って,pdf を 参照ください. 5. ほぼ毎回、授業内容の要点を記したレジュメを配ります。た だし、レジュメは次回の内容に渡って書かれている場合も あり、授業中に全部話すとは限りません。毎回のレポート の課題は, 前の週と重なることもありますが,2 回やる必要 はありません (当然です)。 6. 配布したレジュメは,Moodle2 の中に pdf ファイルとして 置いておきます. 7. 授業は教科書として「パワーアップ 線形代数」 大月卓 郎,竹内康博著 共立出版です. 8. 演習書として Drill for Mechanical Engineering Volume 1 Chapter 6 Fundamental Linear Algebra を使用します。 (プリントと pdf で配ります) 9. レジュメの最後に示した教科書の「例題」,「演習問題」と DME の問題は,数回分をまとめてレポートとして提出し てもらいますので、関連した授業の終了後にやっておいて ください。 10. 成績評価の方法は、授業のレポート(p:15 点)と小テスト (q:5 点)と期末試験(r:100 点)により、100 * (p+q+r) / (p+q+100) の評価点(100 満点)によって総合的に判断 します。試験では各分野から広く出題します。 11. 昨年度から諸君は高校で行列を学んできていません.その ため,授業の内容が難しく感じるかもしれません.そんな 時は遠慮をせずに積極的に質問や,「分かりにくい」等の発 言をしてください.よろしくお願いします. 12. 線形代数は、理系の数学の授業の中で、”最も大切な基礎 となる科目”です。高学年になってからの授業や卒業後の専 門とも深く関わります。良く理解するように心がけてくだ さい。 |
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第2回 | 概要 | 10月10日 |
授業時間内の学修内容 | "固有値・固有ベクトルと特性方程式" | |
キーワード(Key Word(s)) | 固有値(eigenvalue), 固有ベクトル(eigenvector), 特性方程式(characteristic equation) | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 例題 1 教科書 p.80 例題 3.1 例題 2 教科書 p.81 例題 3.2 例題 3 教科書 p.90 練習問題 4, 7 問題 4 DME 7.1, 7.2, 7.3 | |
自由記述欄 | ||
第3回 | 概要 | 10月17日 |
授業時間内の学修内容 | "対称行列と直交行列” | |
キーワード(Key Word(s)) | 対称行列(symmetric matrix), 直交行列(orthogonal matrix) | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 授業中に配ります | |
自由記述欄 | ||
第4回 | 概要 | 10月24日 |
授業時間内の学修内容 | ”行列の対角化” | |
キーワード(Key Word(s)) | 対角化(diagonalisation) | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 例題1教科書p.80例題3.1 例題2教科書p.81例題3.2 問題 3 教科書 p.90 練習問題4,7,9 問題4DME 7.1,7.2,7.3 問題 5 DME 7.4,7.5,7.6 |
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自由記述欄 | ||
第5回 | 概要 | 10月31日 |
授業時間内の学修内容 | ”線形写像”と”行列の対角化の意味" | |
キーワード(Key Word(s)) | 線形写像(linear transformation), 対角化(diagonalisation) | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 先週に同じ | |
自由記述欄 | ||
第6回 | 概要 | 11月7日 |
授業時間内の学修内容 | ”行列の対角化の応用" | |
キーワード(Key Word(s)) | 対角化(diagonalisation) | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 先週に同じ | |
自由記述欄 | ||
第7回 | 概要 | 11月14日 |
授業時間内の学修内容 | "二次曲線の標準形" | |
キーワード(Key Word(s)) | 二次曲線(quadratic curve) | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 授業中に示します | |
自由記述欄 | ||
第8回 | 概要 | 11月21日 |
授業時間内の学修内容 | "線型空間"と”線形部分空間” | |
キーワード(Key Word(s)) | 線型空間(linear space) | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 授業中に示します | |
自由記述欄 | ||
第9回 | 概要 | 11月28日 |
授業時間内の学修内容 | "線形写像"と”固有値・固有ベクトル”と”像と核” | |
キーワード(Key Word(s)) | 像(image)と核( kernel) | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 授業中に示します | |
自由記述欄 | ||
第10回 | 概要 | 12月5日 |
授業時間内の学修内容 | "線形代数の微分方程式へ応用(その1)" | |
キーワード(Key Word(s)) | 微分方程式(differential equation) | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 授業中に示します | |
自由記述欄 | ||
第11回 | 概要 | 12月12日 |
授業時間内の学修内容 | "線形代数の微分方程式へ応用(その2)" | |
キーワード(Key Word(s)) | 微分方程式(differential equation) | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 授業中に示します | |
自由記述欄 | ||
第12回 | 概要 | 12月19日 |
授業時間内の学修内容 | "広義固有ベクトル"と”冪ゼロ行列” | |
キーワード(Key Word(s)) | 広義固有ベクトル(generalized eigenvector), 冪ゼロ行列(nilpotent matrix) | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 授業中に示します | |
自由記述欄 | ||
第13回 | 概要 | 1月9日 |
授業時間内の学修内容 | ”ジョルダンの標準形” | |
キーワード(Key Word(s)) | ジョルダンの標準形(Jordan normal form) | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 授業中に示します | |
自由記述欄 | ||
第14回 | 概要 | 1月16日 |
授業時間内の学修内容 | ”ジョルダンの標準形行列のの微分方程式へ応用" | |
キーワード(Key Word(s)) | ジョルダンの標準形(Jordan normal form) | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 授業中に示します | |
自由記述欄 | ||
第15回 | 概要 | 全体の復習 |
授業時間内の学修内容 | 全体の復習 | |
キーワード(Key Word(s)) | 復習(review) | |
事前学修の内容 | ||
事後学修の内容 | 試験勉強をお願いします | |
自由記述欄 |