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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 全学が開講する教職に関する科目(教育学部学生を除く)
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 特別活動論B
とくべつかつどうろんびー
単位数 2 単位
ナンバリングコード

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目     
開講学期

後期

開講時間 金曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 後藤 篤(人文学部非常勤講師)

GOTO ATSUSHI

学修の目的と方法

授業の概要 本授業では、学校における様々な集団活動を通じて、望ましい他者との関わり方を学ぶとともに、学校/学校外における集団・社会の一員としての自己の在り方を課題とする「特別活動」の指導方法について学びます。学校の教育活動は、知識・技能の伝達を主な目的とする教科指導と、児童・生徒の自主的、自治的な活動を通じた社会的な自己の発見・探求を主な目的とする教科外活動の2領域で構成されています。本授業では、後者と前者の関係性を確認しつつ、現代的課題としての地域社会との連携についても視野に入れながら学びます
学修の目的 教育課程における特別活動の意義について、具体的な実践事例をもとに理解すると同時に、その現代的な課題を考察できるようになる。
学修の到達目標 1、教育課程における「特別活動」の位置付け・意義・目標・内容を理解し、説明できる。
2、「特別活動」の実践・方法に学び、その現代的な意義と課題を説明できる。
3、「特別活動」の指導案を作成することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 1、授業への参加状況(30%):授業内での質疑応答、授業内で配布するワークシート及び毎回の授業後に課すリアクションペーパーを集積し、総合的に評価します。
2、指導案及び模擬授業(40%):指導案(個人レポート)、模擬授業の内容を対象にします。加えて、指導案を対象にした受講生(グループ)内での相互批評も、評価対象とします。
3、学期末課題レポート(30%):授業全体の理解度を確認します。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 渋谷真樹・中澤静男・金子光夫・井深雄二編著『集団を育てる特別活動』(ミネルヴァ書房・
2015年発行)
参考書 参考図書:
授業中に適宜、提示します。
参考資料:
中学校学習指導要領(2017(平成29)年3月告示、文部科学省)、中学校学習指導要領解説・特別活動編(2017(平成29)年7月、文部科学省)。
オフィスアワー
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 自治、生活指導、実践記録
Key Word(s) Self Goverment、Life Guidance、Pedagogical Dialogue
学修内容 第1回: オリエンテーション 特別活動とは何か
第2回: 特別活動(小学校・中学校・高等学校)の教育課程上の位置
第3回: 特別活動の歴史的位置(1)戦前:特別活動の系譜
第4回: 特別活動の歴史的位置(2)戦後:特別活動と戦後日本社会
第5回: 特別活動の現代的課題① 各教科との関連性と独自性
第6回: 特別活動の現代的課題② 目標・評価・改善方法
第7回: 小学校における特別活動の実際と課題 
第8回: 中学校における特別活動の実際と課題① 学級活動
第9回: 中学校における特別活動の実際と課題② 生徒会活動・学校行事
第10回: 高等学校における特別活動の実際と課題① ホームルーム活動
第11回: 高等学校における特別活動の実際と課題② 生徒会活動・学校行事
第12回: 指導案づくり(1)学級活動、ホームルーム活動
第13回: 指導案づくり(2)生徒会活動・学校行事
第14回: 模擬授業
第15回: 全体のまとめ
定期試験  下記の評価方法につき、定期試験は実施しません。
事前・事後学修の内容 本授業では、特別活動に関する教育課程上の位置付けを確認したうえで、個々人で指導案を作成していただきますので、中学校・高等学校学習指導要領についての事前学修が求められます。
また特別活動は、戦後日本の教師たちのなかで「生活指導」や「集団づくり」といった名称を用いて議論が深められ、実践されてきた歴史的経緯があります。雑誌『生活指導』(高文研)や『高校生活指導』(高文研)には、その理論や実践事例が継続的に掲載されています。事後学修として適宜確認しておくことを推奨します。

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