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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 教育学研究科(教職大学院)教職実践高度化専攻・選択科目
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
選択・必修 選択
授業科目名 日本とアメリカにおける学校教育の現状と課題
にほんとあめりかにおけるがっこうきょういくのげんじょうとかだい
Realities and Problems of Schooling in Japan and U.S.
単位数 2 単位
ナンバリングコード
ED-EDUC-5

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期集中

開講時間
9月集中(具体的な開講時期については後日連絡する)
開講場所

担当教員 織田泰幸

Oda, Yasuyuki

学修の目的と方法

授業の概要 この授業では,様々な点で日本とは対照的であることが指摘されてきたアメリカの学校改革や教育制度改革に関する幅広い知識を習得するとともに,それらの知識を活用して,これまで自明視してきた我が国の学校教育に関する様々な特徴や課題について,より相対的・俯瞰的な視野を持って理解できるようになることを目的とする。
学修の目的 この授業では,諸外国の学校教育について幅広く紹介し,その動向をめぐる様々な課題と展望について,我が国の学校教育との比較を交えながら考察することを目的とする。
学修の到達目標 到達目標:アメリカの学校教育について,教師文化,学校改革,教育制度といった観点から幅広い知見を習得するとともに,日本の学校教育との比較を通じて,わが国の学校教育の特徴(良い点・課題)について理解することができる。またアメリカの学校教育について,受講生自身がテーマを設定して、調査・検討・報告を実施し,日本の学校教育についてより多角的な観点から思考することができる。
現職教員学生 自身のこれまでの教職経験を諸外国の教育制度の知見を通じて省察し,わが国の学校教育の優れた点や課題を改めて見い出すことができる。
学部新卒学生 日本と諸外国の学校教育に関する幅広い知見の習得を通じて,自身のこれまでの学校における経験の意義と課題について振り返ることができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 日本とアメリカの学校教育に対する認識・理解の深まり(30%)
授業への積極的な参加への意欲・態度(30%) 成果物・最終レポート(40%)
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 ・授業内容と関連するDVDを使用する
・授業内容と関連する補足資料を配布する
・受講生からの授業の感想・質問を毎回の授業に活用する
教科書 特になし
参考書 恒吉僚子『人間形成の日米比較-かくれたカリキュラム』中古新書,1992年。
W.K.カミングス『ニッポンの学校-観察してわかったその優秀性』サイマル出版会,1981年。
T.ローレン『日本の高校-成功と代償』サイマル出版会,1988年。
オフィスアワー 毎週火曜日13:00~14:30
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード アメリカの学校教育
Key Word(s) Schooling in U.S.
学修内容 第1回:ガイダンス(諸外国の学校教育から学ぶことの意義は何か)
第2回:日本の「合わせ鏡」としてのアメリカの学校教育
第3回:日本とアメリカにおける学校問題をめぐる状況の比較~データと事例の比較分析~
第4回:日本とアメリカにおける教育制度改革の動向(日本:新しい学力観,自主的・自律的学校経営、アメリカ:優秀性運動,再構造化,落ちこぼれ防止法)
第5回:日本とアメリカにおける学校改革の動向(日本:アメリカ:レッスンスタディ,教員リーダー,学校文化の変革)
第6回:アメリカの学校教育における人種・階層・貧困①
第7回:アメリカの学校教育における人種・階層・貧困②
第8回:アメリカ人による日本の学校研究①(『日本の高校』)
第9回:アメリカ人による日本の学校研究②(『ニッポンの学校』)
第10回:アメリカの学校教師の課題①~社会的地位と専門職性~
第11回:アメリカの学校教師の課題②~教師の離職率・バーンアウト~
第12回:アメリカの生徒指導上の課題~青少年の非行と犯罪~
第13回:アメリカにおける人種統合政策と学校1~アファーマティブアクション~
第14回:アメリカにおける人種統合政策と学校2~
第15回:授業のまとめ:日本の学校教育の「良さ」と「課題」は何か?
事前・事後学修の内容 今村令子『教育は「国家」を救えるか』東信堂,1987年。
今村令子『永遠の「双子の目標」』東信堂,1990年。
デボラ・マイヤー『学校を変える力』岩波書店,2011年。
TED: Ken Robinson, "Do Schools Kill Creativity ?"
TED: John Hunter, "Teaching with the World Peace Game"

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