三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 教育学部・教科又は教職に関する科目
科目名 技術科教育
ぎじゅつかきょういく
Technology Education
受講対象学生 教育学部, A 類

学部(学士課程) : 2年次
68~70 期生
卒業要件の種別 選択
技術・ものづくり教育コースの71期生から必修です。
授業科目名 技術科教育法Ⅰ
ぎじゅつかきょういくほういち
Meyhod of Technology Education Ⅰ
単位数 2 単位
ナンバリングコード
ED-EDUC-2

ナンバリングコード一覧表はこちら

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

隔年開講科目

開講時間 水曜日 1, 2時限
開講場所 技術棟T201

担当教員 魚住明生(教育学部技術・ものづくり教育講座)

UOZUMI, Akio

学修の目的と方法

授業の概要 本授業では,中等教育での技術教育の前提となる,初等教育段階でのものづくり教育における教材を主に取り上げ,実際に教師として指導できるための基礎・基本の知識・技能を習得すると共に,この段階での教材を自ら構想して,製作し,学習過程を提案できるようにする。
学修の目的 この授業を履修することにより,初等教育でのものづくり教育における教材を開発することができるようになる。
学修の到達目標 ・初等教育において,学習指導要領に示されたものづくり教育に係わる教科の目標及び主な内容,全体構造を説明できる。
・初等教育における個別の学習内容について,指導上の留意点を説明できる。
・初等教育におけるものづくり教育の意義と価値について,自分の考えを述べることができる。
・初等教育段階でのものづくり教育における個々の教材について,そのねらいを説明できる。
・初等教育段階でのものづくり教育における基礎的な道具の使用や材料の加工について説明でき,基本的な道具の使用と材料の加工ができる。
・初等教育段階でのものづくり教育における教材研究の方法を説明できる。
・子どもの認識,思考及び学力等の実態を視野に入れた,初等教育段階でのものづくり教育における教材を構想して,製作し,学習過程を提案することができる。
・初等教育でのものづくり教育の特性に応じた情報機器及び教材の効果的な活用法を理解し,学習過程を構築することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 出席,授業態度,提出物,発表・協議等を基にして総合的に評価する。
授業の方法 講義 演習 実習

授業の特徴

PBL

プロジェクト型PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 授業時における学生との討論や,学生からの意見・要望等に応じ,授業を改善する。
教科書 ・幼稚園学習指導要領解説
・小学校学習指導要領解説 生活
・小学校学習指導要領解説 図画工作
 その他,授業に必要な書籍は適宜紹介すると共に,資料を配布する。
参考書 授業に必要な書籍は適宜紹介すると共に,資料を配布する。
オフィスアワー 毎週水曜日の12:00~13:00,技術科教育学研究室
受講要件
予め履修が望ましい科目 技術学概論
発展科目 技術科教育法Ⅱ,技術科教育法Ⅲ,技術科教育法Ⅳ,教職実践演習
その他 状況に応じては,実習材料費等を徴収することもある。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード ものづくり教育,教材研究,幼児教育,生活科,図画工作科
Key Word(s) Making Things Education, Materials Research, Early Childhood Education, Living Environment Studies, Arts and Crafts Education
学修内容 第1回:オリテン,子どもの視点から捉えたものづくり教育の現状と課題
第2回:学習指導要領における幼児教育でのものづくり教育の検討
    ・折紙(手を使ったものづくり)
第3回:・紙飛行機(目的をもったものづくり)
第4回:学習指導要領における小学校の生活科でのものづくり教育の検討
    ・秋を見つけよう(木の実,枯れ葉,草花等を用いたものづくり)
第5回:・切り絵(はさみをを用いたものづくり)
第6回:・モビール(カッターナイフを用いたものづくり)
第7回:・バターナイフ(竹を用いたものづくり)
第8回:学習指導要領における小学校の図画工作科でのものづくり教育の検討
・Tパズル(木材を用いたものづくり)
第9回:・サファリパークを作ろう(段ボール紙を用いたものづくり)
第10回:・カードクリップ(セメントを素材としたものづくり)
第11回:・タワーコンテスト(コンテスト形式のものづくり)
第12回:幼稚園または小学校でのものづくり教育における教材並びに学習過程の検討
第13回:幼稚園または小学校でのものづくり教育における教材の開発と学習過程の構築
第14回:教材並びに学習過程の提案と協議
第15回:まとめ
定期試験は行わない。
事前・事後学修の内容 授業では,数回教材製作の課題がある。最終課題として,各自がものづくり教育での教材を開発し,学習指導案を作成する。

Copyright (c) Mie University