三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・地域理解・日本理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 法学A
ほうがくえー
Law A
授業テーマ 裁判例で学ぶ法の世界
単位数 2 単位
ナンバリングコード
LILAWS1

ナンバリングコード一覧表はこちら

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
分野 社会 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

前期

開講時間 火曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 稲垣 朋子(人文学部)

INAGAKI, Tomoko

学修の目的と方法

授業の概要 本講義では、歴史に名を残す裁判、社会を動かしてきた裁判、時の裁判を取り上げる。このような裁判例の検討を通じて、法に馴染みのない学生にも法に対する知識・関心を高めてもらいたい。事件の内容を把握し、そこに潜む法的問題を抽出し、問題解決のためにとられた論理・方法を理解する。報告者による発表の後、問題整理を行ったうえで受講者全員で議論する形をとる。
学修の目的 社会の重要な基盤のひとつである法に対する理解を深め、その役割をみる。そして、様々な角度からひとつの法的問題をみつめる。また、各自の専攻・関心領域と法の接点を見出し、現在学んでいる、あるいは今後学ぶ専攻分野の学習において、必要な際に本セミナーで培った能力を活かすことができるようにする。
学修の到達目標 法的思考の基礎を身につけ、社会で起こった事件、あるいは現在動いている事件から、何が法的に問題となるのかを簡潔に説明できることを目指す。それと同時に、他者に対し、自分の理解したことやわからないことを述べたり、考えていることを理由を示して説明したり、それを文章でわかりやすく表現することも到達目標である。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 報告・質問・討論への参加60%、リアクション・ペーパー(質問・感想記入用紙)の内容40%
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 受講者の要望を聞いて対処する。
教科書 特に指定しない。
参考書 適宜紹介する。
オフィスアワー 木曜7・8時限
受講要件 特になし。
予め履修が望ましい科目 特になし。
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 事例学習、法的思考の基礎
Key Word(s) judicial precedent, legal mind
学修内容 第1回 ガイダンス、文献調査の方法
報告の割当て、文献の調べ方、レジュメの書き方

第2回 法に関する予備学習
裁判例の読み方、基礎事項の確認

第3回~第14回
担当者による報告(30分程度)とそれに基づく議論
グループ報告の予定である(受講者の人数による)。

今なお意義をもつ裁判や、社会で議論を呼んだ裁判、社会を動かしてきた裁判などを取り上げる。
たとえば、踏んだり蹴ったり判決(1952年)、安楽死事件(1962年)、隣人訴訟(1983年)、代理出産事件(2007年)、婚外子相続分裁判(2013年)、夫婦別姓訴訟(2015年)など。
民法・憲法に関するテーマを基本に考えているが、初回に受講者の興味・関心を聞きながらテーマを選定する。

第15回 まとめ
これまでの総括
事前・事後学修の内容 ・報告準備
事案をしっかり読み、その概要と問題点・疑問点をレジュメにわかりやすくまとめること。

・他者の報告を聞き、議論するための準備
予備知識を進んで身につけて授業に臨むこと。議論に積極的に参加するための準備が求められる。

Copyright (c) Mie University