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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養統合科目・地域理解・日本理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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授業科目名 | 日本文学B | |
にほんぶんがくびー | ||
Japanese Literature B | ||
授業テーマ | 原典で読む江戸文学 | |
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | LIJLIT1
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | 非開放科目 | |
分野 | 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
金曜日 7, 8時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 吉丸 雄哉(人文学部) | |
YOSHIMARU, Katsuya |
授業の概要 | くずし字の影印(写真で撮ったもの)をテキストに江戸時代の文学を知る。文学ジャンルの特性、作家の素性、作品の特徴を知るだけでなく、くずし字の習得を目的とする。また、和本(日本の伝統的な書籍)について、書誌調査を行いその特性を学ぶ。くずし字は一見難しいが意外と簡単に読めるようになるものである。 |
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学修の目的 | 1、くずし字の習得。2、近世文学史を覚える。3、日本の古典籍に関する基礎知識を得る。4、日本古典籍に関して基礎的な調査能力を身につける。 |
学修の到達目標 | 1、仮名までのくずし字が読めるようになる。2、日本古典籍の調査能力を身につける。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 成績は期末試験で決める。書誌学の知識を問うほか(3割)、くずし字を翻字してもらう(7割)。最終的にくずし字が読めなければ、単位の取得はできないと思っていて欲しい。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | 日々、日本古典籍に関心をもち、不断の収集に努めている。 |
教科書 | テキストはプリントを配布。書誌学の教科書として堀川貴司『書誌学入門』(勉誠出版)を購入のこと。くずし字の辞書として児玉幸多編『くずし字用例辞典 普及版』を購入すること(同等のものを持っている人はそれでも可)。 |
参考書 | 参考書は適宜授業内で指示する。 |
オフィスアワー | 火曜日の昼休み。長時間の相談が必要な場合はメールで事前予約のこと。 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | 書誌学ならびにくずし字の知識は日本古典文学研究の基礎であり、日本古典文学研究を将来専攻するつもりの者にとってこの種の授業は受講しておいたほうがよい。 将来的に司書や学芸員の資格を取得する者にも強く履修を勧める。また書道の草書に興味がある者にも向いている。 |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 日本書誌学,くずし字,日本近世文学 |
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Key Word(s) | Bibliography, The cursive style of Japanese calligraphy, Japanese early modern literature |
学修内容 | 第一回が概説である。二回目以降、解説ののち、ある作品の影印を読み、くずし字と江戸時代文芸の特徴を学習していく。読解作品は今のところ噺本(江戸時代の短編笑話集)を使用する予定。 教科書を用いて書誌学の授業をうち四回行う。そのなかで実際に和本を手に取り、書誌調査を行う。 |
事前・事後学修の内容 | 書誌調査期間は、くずし字の到達度確認のための宿題を出す(3回)。これ自体は成績には関係ないが、学習到達度をチェックする役割を果たしており、不可点が見込まれる者には、強く警告し、期末までの復習を励行する。 |