三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 共生環境学科・全教育コース
学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 選択
選択科目:環境デザインプログラム、農業土木プログラム指定科目
授業科目名 土壌圏物質移動論
どじょうけんぶっしついどうろん
Flow and Transport in Soils
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BO-AGRI-2

ナンバリングコード一覧表はこちら

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 ○取出 伸夫(共生環境学科)

TORIDE Nobuo

学修の目的と方法

授業の概要 土中の水分・溶質移動について,汎用プログラムHYDRUSを用いてシミュレーションを行い,不飽和土中の物質移動の理解を深める.また,課題を発表することにより,プレゼンテーションの技術を身につける.
学修の目的 土壌圏の物質循環にかかわる不飽和土中の水分移動について,水分の浸潤,蒸発,排水過程に焦点を当てた演習を行い,土の水分保持特性と不飽和透水係数の物理的な意味を学ぶ.。
学修の到達目標 水分の浸潤,蒸発,排水過程について,土の種類,初期,境界条件の違いを具体的な計算結果を通して理解する.乾いた砂ほど水を通しにくいことを学ぶ.水分・溶質移動の汎用プログラムを利用できる技術を身につける。課題を取りまとめて発表する力をつける。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 適宜与える課題の提出・発表(100%)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 レポートにより学生の理解度を確認し,また授業に対する要望等を書いてもらうことにより,適宜,授業改善を行う.
教科書 土壌物理学~土中の水・熱・ガス・化学物質移動の基礎と応用 (ウィリアム・ジュリー+ロバート・ホートン 著 取出伸夫 監訳) 築地書館
参考書 環境土壌物理学 I土と水の物理学, II耕地の土壌物理, III環境問題への土壌物理学の応用(ヒレル著,農林統計協会)
オフィスアワー 随時受け付け.部屋番号574
受講要件 不飽和水分移動の基礎的知識を持っていること
予め履修が望ましい科目 土壌圏物理学,土壌圏循環学,土壌学,環境土壌学実験,農地環境工学
発展科目
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)
高等学校教諭一種免許状(理科)地学

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 土中の水分・溶質移動,浸潤,蒸発,排水,シミュレーション
Key Word(s) Soil, Water flow, Infiltration, Evaporation, Solute transport, Simulation
学修内容 1.土中への水の浸潤
2.成層土の浸潤
3.土からの排水
4.土からの水分蒸発
5.土中の水分再分布
6.植物による水分吸収
7.土中の溶質移動
8.土と溶質の反応と土中の溶質移動
9-15 土中の水分・溶質移動汎用予測プログラムHYDRUSを用いた演習 
  操作法の習得
  上記1-8の課題についてのシミュレーション
  課題についての発表
事前・事後学修の内容 与えられた課題について,自分で計算し,その結果を取りまとめて発表する。

Copyright (c) Mie University