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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・現代科学理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 生物資源学B
せいぶつしげんがくびー
Bioresources B
授業テーマ 食と農
単位数 2 単位
ナンバリングコード
LIBIOS1

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
分野 自然 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

前期

開講時間 月曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 波夛野豪(生物資源学部資源循環学科),橋本力男(非常勤),野末光(非常勤),川口淳子(非常勤),小林富雄(非常勤),森田英治(非常勤),岩田康子(非常勤),岸川政之(非常勤),神田幸英(非常勤),飯尾裕光(非常勤)

HATANO,takeshi and other guest lecturers

hatano@bio.mie-u.ac.jp

学修の目的と方法

授業の概要 現代の食と農の乖離に起因する問題解決へのプロセスを地産地消運動や農から食、食から農へのアプローチ視点から学ぶ。
学修の目的 地産地消などの食と農をつなぐ取り組みに関して、研究者・生産者・社会事業家および行政担当者などを講師に、その現状と推進課題を明らかにする。
学修の到達目標 現在の食と農に関わる諸問題が両者の乖離に起因することを認識し、地元の生産物を地元で消費するという理念が生産現場や生活者にとってどのような意味を持つのか、地産地消という一つの概念が提示されることによって、地域住民が地域社会の再構築に取り組む現状を、多彩な現場からの声を通して理解する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業において随時提出を求めるコメントシート30%、定期試験70%。但し、コメントシートの記述内容と試験結果によって配分を変更することがある。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 現場からの生の声を伝えるためにビデオや写真などを活用する。
教科書 使用しない。
参考書 参考書:片柳義春『消費者も育つ農場』創森社,2017.小林富雄『食品ロスの経済学』農林統計出版,2015.小泉武夫『いのちをはぐくむ食と農』岩波ジュニア新書,2008.
オフィスアワー 学外の講師に連絡を求める場合は、科目担当代表者の波夛野まで申し出ること。
波夛野のオフィスアワーは木曜日の昼休み、生物資源学部473号室。
上記の時間以外も事前のアポイントを取れば適宜対応する。
受講要件 学外の講師を招くため、自分たちの受講態度が外部評価を受けていることを自覚して授業に臨む姿勢を有すること。
予め履修が望ましい科目 なし。
発展科目
その他 学外からの講師の都合により、講義の順序は前後することがある。

授業計画

MoodleのコースURL https://portal.mie-u.ac.jp/moodle3/course/view.php?id=150
キーワード 地産地消、食と農、有機農業、オーガニック、フードバンク、コミュニティレストラン
Key Word(s) Local food
Eat local
organic agriculture
organic food
学修内容 第 1 回 授業概要 波夛野豪(⽣物資源学部・地産地消ネットワーク三重理事⻑)
第 2 回 ⾷農起点のまちづくり 岸川政之(百五銀⾏地域貢献部顧問)
第 3 回 無添加⾷品とまちづくり 飯尾裕光(⾃然⾷品店経営)
第 4 回 ⾷環境と⾷育活動 川⼝淳⼦(管理栄養⼠)
第 5 回 無添加⾷品とまちづくり2 飯尾裕光(⾃然⾷品店経営)
第 6 回 ⾷の安全性と農薬問題 野末光(三重県農政職)
第 7 回 私たちは何を⾷べているのか 波夛野豪(⽣物資源学部)
第 8 回 過疎地域と稲作 神⽥幸英(三重県農業⼤学校)
第 9 回 フードシステムと⾷品循環資源 波夛野豪(⽣物資源学部)
第 10 回 フードバンク活動と飢餓問題の克服 ⼩林富雄(ドギーバッグ普及協会)
第 11 回 有機農業の実践と地域資源堆肥化活動 橋本⼒男 (有機農業者・農の匠)
第 12 回 ブルーベリーから広がる⾷と農 岩⽥康⼦(ブルーベリーフィールズ紀伊國屋)
第 13 回 現在の⾷が失ったものとその再⽣ 岩⽥康⼦(同上)
第 14 回 地産地消の次段階への展望 波夛野豪(⽣物資源学部)
第 15 回 ⽣産と流通を結ぶ農家の在り⽅ 森⽥英治(無農薬栽培農家・鈴⿅市議)
第 16回 試験 波夛野豪(生物資源学部)
非常勤講師の事情により、開講予定は変更する場合がある。
事前・事後学修の内容 机上の予習は不要であるが、受講者の生活圏において、地産地消活動を発見すること、実際の産品や人・情報の流れに関して問題意識を持つことが復習の内実を形成するはずである。

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