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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
共生環境学科・農業土木学教育コース 学部(学士課程) : 2年次 |
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選択・必修 | 必修 教育コース必修科目 |
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授業科目名 | 基礎水理学 | |
きそすいりがく | ||
Basic Hydraulics | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BO-AGEN-2
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
火曜日 9, 10時限 |
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開講場所 | 202番教室 | |
担当教員 | 加治佐 隆光(生物資源学部) | |
KAJISA, Takamitsu | ||
kajisa@bio.mie-u.ac.jp |
授業の概要 | 公共的な管水路(水道)や開水路(河川)は世界中のどこにでもあります。すなわち、水理学(Hydraulics)を学ぶ学生は世界中にいます。そこでの基礎的なレベルを想定して、授業計画を組み立てました。具体的には、実際的な水流の基本特性および流れの様相を解析する手順・方法について説明します。 |
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学修の目的 | もともと社会的ニーズのある授業科目ですので、学習の目的はそのニーズに答えうる学生になってもらうことです。実用的な科目であるとも言えます。具体的には、授業が終了した時点では、ベルヌーイの定理などの基礎的知識を得て、それらを少し発展させたいくつかの応用的問題を解けるようになることが目的です。 |
学修の到達目標 | 水の流れについての科学的視点の基礎を確立することによって、水理現象を良く認識できるようになることがまず大切です。そのことによって、解析方法についても言及できるようになることを目標にしています。実際には、水理現象も水路のタイプなども多種多様なのですが、初歩的な解析は自らの力で解決できるようになることを目標としています。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | レポートと小テストに基づいた評価(50%)、期末試験(50%)、計100%。(合計が60%以上で合格)。基本的に再試験は行いません。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 キャリア教育の要素を加えた授業 |
授業改善の工夫 | 配布したプリント類をMoodleに掲載しています。欠席した場合などにご利用ください。 |
教科書 | |
参考書 | 農学系の水理学(岡澤、小島、嶋、竹下、長坂、細川)共著、理工図書 |
オフィスアワー | 授業後の1~2時間、または昼休み時間、320号室 |
受講要件 | 電卓(少なくとも平方根が使えるタイプ)が必要です。 配布されたプリントが多くなりますので、バインダーの利用をお勧めします。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | 水理学、水環境工学 |
その他 |
MoodleのコースURL |
http://syllabus.mie-u.ac.jp/?action=display&id=21596 |
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キーワード | 水環境、次元と単位,連続式,エネルギー方程式,水圧,層流,乱流,摩擦損失,エネルギー線,マニング式,径深,定常流,不等流,等流水深,限界水深,ベンチュリーメーター |
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Key Word(s) | Water environment, dimensions and units, mass balance, energy balance, waer pressure, laminar flow, turbulence, friction loss, energy lines, Manning's formula, hydraulic radius, steady flow, non-uniform flow, uniform flow depth, critical depth,venturi meter |
学修内容 | 1)水理学のガイダンス 講義の全体的概要と意義の説明、p.1-7 2)力学的エネルギー保存の法則(ヘッド)p.8-18 3)質点系力学と連続体力学の違 エネルギー線 4)連続の条件、動水勾配線(1) 5)連続の条件、動水勾配線(2) 6)ピトー管、沸騰、サイホン、キャビテーション、摩擦損失水頭、マニング式 7)管水路流れの基礎式(エネルギー損失とマニング式) 8)径深、マニング式、エネルギー勾配(全水頭)、動水勾配(ピエゾ水頭)、有利断面 9)マニング式、等流水深、限界水深、Fr数、射流、常流、四角セキ、 10)ベンチュリー管、四角セキ、三角セキ、入口、出口、曲がり、急拡、急縮、摩擦 11)静水圧(縦、横、斜め)(1) 12)静水圧(縦、横、斜め)(2) 13)補足(静水圧、Re数、ウォーターハンマー、運動量保存則) 14)プレテスト(テスト形式の演習) ※ 定期試験 15)返却と説明 |
事前・事後学修の内容 | 予め参考書などに目を通しておくことが好ましい(予習)。 基本的に、毎回、授業の最後に簡単な演習(小テスト)を行います。 その問題が大きくなった場合などには、宿題(復習)となります。 |