三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 共生環境学科・地球環境学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目
授業科目名 土壌物理学
どじょうぶつりがく
Fundamental Soil Physics
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BO-GEOS-2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 木曜日 3, 4時限
開講場所 220教室

担当教員 坂井 勝(生物資源学研究科)

SAKAI, Masaru

学修の目的と方法

授業の概要 生物生産の場である地表面から地下水までの土壌は、土粒子と水と空気から成る水分不飽和状態にある。本講義では、土の構造、水分保持機構、および不飽和状態の土中水分移動について、土壌物理学の基礎的な知識に基づき講義する。
学修の目的 土壌の構造、水分保持、透水について理解し、土壌圏の物質循環における土中水移動の役割について認識を深める。植物に適した「水持ちがよく、水はけがよい土」の物理的な性質や乾いた砂ほど水を通しにくいことを理解する。
学修の到達目標 土中水圧力の概念、飽和水分流れのダルシー則について理解する。不飽和水分流れについては、連続式の物理的な意味を理解し、リチャーズ式を導く。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
JABEE関連科目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 75%以上の出席を前提に、期末テスト(40%)、小テスト(30%)、課
題提出(30%)で評価
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 土壌物理学~土中の水・熱・ガス・化学物質移動の基礎と応用(ウィリアム ジュリー・ロバート ホートン著、取出伸夫 監訳)築地書店
参考書 環境土壌物理学I 土と水の物理学(ヒレル著)農林統計協会
オフィスアワー 火曜日14:00-16:00 575室
受講要件
予め履修が望ましい科目 生態圏循環学
発展科目 環境土壌学実験、植物・土壌と水、土壌圏物質移動論
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://portal.mie-u.ac.jp/moodle2/course/view.php?id=2107
キーワード 土壌物理、土中水、水ポテンシャル、毛管現象、水分保持曲線、ダルシー則、飽和透水係数、不飽和透水係数、連続式。リチャーズ式
Key Word(s) Soil physics, Soil water, Water potential, Water retention, Dacry law, Saturated hydraulic conductivity, Unsaturated hydraulic conductivity, Mass conservation, Richards equation
学修内容 1. イントロダクション、土の三相
2. 土粒子の粒径と比表面積
3. 土の固相(粘土鉱物の結晶構造と荷電)
4. 水の表面張力と毛管上昇
5. 土中水分量の測定法と土中水のポテンシャルエネルギー
6. ポテンシャルエネルギーと水理学的平衡
7. 水分特性曲線
8. 水分保持曲線の測定法とヒステリシス
9. ポワズイユ則
10. 飽和土中の水分流れとダルシー則
11. 飽和透水係数の測定法
12. 成層土中の水分流れ
13. 不飽和土中の水分流れ
14. リチャーズ式の導出
15. 土中水分移動のシミュレーション
16. テスト
事前・事後学修の内容 教科書の例題を中心に課題・宿題を行う。復習と発展学習を教科書を用いて自習できるようにする。

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