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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・森林資源環境学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
授業科目名 森林化学
しんりんかがく
Forest Chemistry
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BO-CHEM-2

ナンバリングコード一覧表はこちら

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 木曜日 1, 2時限
開講場所

担当教員 野中 寛(生物資源学部)

NONAKA, Hiroshi

学修の目的と方法

授業の概要 森林資源は,地球上で最大量のバイオマスを誇る再生可能資源である。森林から切りだされる木材は,主に建材,板材,パルプとして使われており,バイオマス資源として燃料や素材原料としても期待されている。本講義では,木材の化学的組成,各成分の性質,木材のパルプ化,木材の生分解,木材保護化学,木材のバイオマス利用など,木材に関する化学的トピックをおよそ網羅しながら概説する。

対応旧科目:森林有機化学
学修の目的 木材の成分を知り,化学的に製造される紙の原料・パルプ,木材の生分解,木材保護,木材のバイオマス利用など,木材に関する化学的トピックを一通り理解する。
学修の到達目標 木材に関する化学的知識を一通り蓄積し,公務員試験の「林学」分野で出題される林産化学系問題に対応できるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験100 %(小テストを含める可能性あり)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 見やすいプリントを作る。板書を丁寧に書く。
教科書 城代・鮫島編「木材科学講座4 化学」(海青社),適宜追加自作プリントを配布 *必ずしも購入の必要はないが,購入を勧めます。
参考書 日本木材学会編「木質の化学」(文永堂出版),E. Sjostrom「Wood Chemistry」など
オフィスアワー 随時受け付ける。
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 植物素材化学,樹木生理化学,植物材料化学,森林化学実験,植物成分化学実験
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 木材,パルプ,セルロース,ヘミセルロース,リグニン,繊維,紙,生分解,木材保護,バイオマス
Key Word(s) Wood, Pulp, Cellulose, Hemicellulose, Lignin, Fiber, Paper, Biodegradation, Wood Preservation Technology, Biomass
学修内容 1. イントロダクション (木とは何か)
2. 木材の主成分と副成分
3. 組織構造と化学成分
4. 成分分析法と樹種による違い
5. 糖類の化学
6. フェノール類の化学
7. セルロースの基礎
8. ヘミセルロースの基礎
9. リグニンの基礎
10. 抽出成分(耐腐朽成分)
11. 木材の腐朽,キノコ
12. 木材の化学的保存処理
13. パルプの種類と用途
14. 紙の製造
15. 木質バイオマスとしての利用
16. 試験
事前・事後学修の内容 教科書を購入して,予習復習することを勧める。

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