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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 教育学部・人間発達科学に関する専門科目(D類)
科目名 人間関係発達科学コース選択科目AⅡ 人間関係発達支援
にんげんかんけいはったつかがくこーす選択科目えーに にんげんかんけいはったつしえん
AⅡ Supportive Method for Human Relational Development
受講対象学生 教育学部, D 類

学部(学士課程) : 4年次
66~67 期生
卒業要件の種別 選択必修
授業科目名 教育相談Ⅰ
きょういくそうだんいち
Counseling in Educational Setting Ⅰ
単位数 2 単位
受講対象学生 教育学部, D 類

学部(学士課程) : 4年次
~65 期生
卒業要件の種別 選択必修
授業科目名 教育臨床Ⅰ
きょういくりんしょういち
Clinical study about the educationⅠ
単位数 2 単位
ナンバリングコード
ED-EDUC-2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目     
開講学期

前期

開講時間 木曜日 7, 8時限
開講場所

担当教員 松本 拓磨

MATSUMOTO, Takuma

学修の目的と方法

授業の概要 幼稚園・小学校教諭を目指す学生のための授業になります。 不登校や学習困難といった様々な問題行動に対して、思慮深く取り組むために必要なことを学びます。
学修の目的 教育相談においては、問題を抱えている子どもとだけでなく、保護者や、職場の同僚といった大人同士の人間関係も重要になります。問題解決への過程で生じてくる不安な状況において、当事者・関係者共に陥りがちな問題について、心の動きに焦点をあてて整理していきます。 また、そうした知識を実際の観察場面でどのように生かすのかを学ぶために、学生自身の観察事例に基づいて、グループディスカッションを行います。
学修の到達目標 個別の相談に限らず、授業をはじめとする日常場面で子どもや保護者、同僚との関係を築く際に気を付ける事柄を考えることできるようになります。
また、職場における問題のアセスメント能力、コーディネイト能力の育成を目指します。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
 自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 レポート50%、最終レポート50%、合わせたものを出席と照らし合わせて総合的に判断する。
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 学校現場に生かす精神分析―学ぶことと教えることの情緒的経験
イスカ・ザルツバーガー・ウィッテンバーグら著
岩崎学術出版
参考書
オフィスアワー
受講要件 グループワークにおいて、子どもの観察事例を全員で検討します。
ディスカッションに積極的に関与することが不可欠です。
オリエンテーションに必ず参加すること。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 グループディスカッションをするので、履修制限をします。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード こころの発達、落ち着かない子ども、学習の困難さ、退行現象、
観察、事例検討、非言語的交流、精神分析
Key Word(s) mental development, attention-deficit hyperactivity disorder, learning disability,
regression,
observation, case conference, nonverbal communication, psychoanalysis
学修内容 初回のオリエンテーションで、グループ分けと、事例提供者・文献の要約係・ディスカッションのファシリテーターの選出を行います。
2回目以降、観察事例をもとにしたグループディスカッションと、文献講読の演習を行います。
グループディスカッションのファシリテーターは講師が行います。
有意義な学習ためには、学生の積極的な議論への参加と、ファシリテーターに対する協力的な態度が必要不可欠です。
最後に、講師から全体のまとめを行います。
事前・事後学修の内容 文献は熟読の上、授業に臨んでください。
また、参加する学生は、観察事例を用意する必要があります。
問題行動を示す子どもの観察事例である必要はなく、ありふれた子どもの観察で結構です。
塾講師や家庭教師をされている学生はそこでの子どもの様子を観察してもらえばいいですし、レジャー施設では親子の振る舞いの観察ができます。
また、接客業などをされている人は親子連れの観察ができるかもしれません。
また、そうしたアルバイトの機会がない学生であっても、自身が飲食店を利用した際の観察でもかまいません。ただし、断片的な観察記録ではなく、一定の連続した観察記録を作ってもらう必要があります。A4用紙で2枚~4枚相当の観察記録を作ってください。記録の作り方については、初回に説明がありますので、かならず出席するようにしてください。
そうした日々の中で観察する子どもの様子、子どもと接する人の様子を観察することを皆さんに期待します。

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