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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 生物圏生命化学科・海洋生命分子化学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目
授業科目名 水圏生物化学
すいけんせいぶつかがく
Aquatic Biochemistry
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BO-CHEM-2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 金曜日 3, 4時限
開講場所 開講場所は掲示等で確認すること

担当教員 柿沼 誠(生物資源学部生物圏生命化学科)

KAKINUMA, Makoto

学修の目的と方法

授業の概要 魚介類,海藻類は陸上生物と異なり,生長,成熟,繁殖などの様相がきわめて特徴的である.水圏生物に含まれるアミノ酸,タンパク質,糖質,脂質,核酸,エキス,色素などの特色と代謝の様相を生育環境との関連からとらえ,水圏生物の生理・生化学的機能の基礎を解説する.
学修の目的 水圏生物の生体内に存在する各種成分について学び,それらの特色,生体内における代謝と機能,ヒトとの関わりについての知識を得る.
学修の到達目標 水圏生物に存在する各種成分が,生体内でどのように代謝されているかを理解できるようになる.また,それらの機能特性を理解し,水圏生物における役割と,ヒトとの関わりについて説明できるようになる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
○社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験100%(60%以上で合格).
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 適度な板書と配布資料などによる説明を併用して,分かり易く説明する.
教科書 水圏生化学の基礎(渡部 編,恒星社厚生閣)
参考書 水産生物化学(山口 編,東京大学出版会)
魚介類の微量成分(池田 編,恒星社厚生閣)
海藻利用の科学(山田 著,成山堂書店)
魚の科学(鴻巣 編,朝倉書店)
水産利用化学(鴻巣・橋本 編,恒星社厚生閣)
オフィスアワー 毎週金曜日12:00~13:00,場所728号室(柿沼).
受講要件
予め履修が望ましい科目 細胞生物学,生理学,分子生物学,生化学Ⅰ
発展科目 海洋生命分子化学実験1~3,バイオインフォマティクス,水産食品化学,海洋天然物化学,脂質化学
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 魚介類,生育環境,生体成分,アミノ酸,タンパク質,筋肉,脂質,糖質,代謝,無機質,微量元素,機能性,低分子有機化合物,遊離アミノ酸,ヌクレオチド,色素,ヘモグロビン,ミオグロビン,海藻,多糖類,光合成色素,炭酸同化
Key Word(s) seafoods, habitat, ingredient, amino acid, protein, muscle, lipid, carbohydrate, metabolism, mineral, trace element, functionality, low-molecular compound, free amino acid, nucleotide, pigment, hemoglobin, myoglobin, seaweed, polysaccharide, photosynthetic pigment, carbon oxide fixation
学修内容 1.魚介類の一般成分
2.魚介類のタンパク質(1)構造
3.魚介類のタンパク質(2)筋肉
4.魚介類のタンパク質(3)酸素運搬・貯蔵
5.魚介類の脂質とその代謝(1)脂肪酸の種類と構造
6.魚介類の脂質とその代謝(2)脂肪酸の代謝と機能
7.魚介類の脂質とその代謝(3)カロテノイドとステロールの代謝
8.魚介類の色素(1)体色発現
9.魚介類の色素(2)生体色素の代謝
10.魚介類の低分子有機化合物とその機能(1)エキス成分の種類
11.魚介類の低分子有機化合物とその機能(2)遊離アミノ酸とペプチド
12.魚介類の低分子有機化合物とその機能(3)その他の化合物
13.魚介類のミネラルとその機能
14.藻類の光合成
15.藻類の生化学
16.期末試験
事前・事後学修の内容 教科書の該当する章を事前に熟読し,下記内容について理解しておくこと.授業後は復習と課題に取り組むこと.
1.魚介類,一般成分,成分組成,季節変化
2.タンパク質の構造と構成アミノ酸,タンパク質の構造変化
3.筋肉タンパク質の種類と構造
4.ヘモグロビンとミオグロビン
5.誘導脂質,カロテノイド,ステロールの種類と構造
6.脂肪酸の代謝,エイコサノイドの機能
7.メバロン酸・非メバロン酸経路,カロテノイドの種類と代謝
8.生体色素の分類と色素細胞
9.メラニン,オンモクロム,プテリジン,キノン,胆汁色素
10.エキス成分の種類と分布
11.遊離アミノ酸,ペプチド,アンモニア化合物
12.ヌクレオチド,グアニジノ化合物,有機酸
13.微量元素,浸透圧調節,生物濃縮,重金属の毒性
14.光合成器官と光合成色素,炭酸同化
15.藻類の一般成分,多糖類の構造と分布,揮発成分
16.全般

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