三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 生物圏生命化学科・生命機能化学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目
授業科目名 食品化学
しょくひんかがく
Food Chemistry
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BO-AGCH-2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 月曜日 5, 6時限
開講場所 大講義室

担当教員 磯野 直人(生物資源学部生物圏生命化学科)

ISONO Naoto

学修の目的と方法

授業の概要 食品の機能には栄養面でのはたらき、嗜好面でのはたらき、疾病予防面でのはたらきなどがある。本授業ではこれらの機能に関与する食品成分の構造・性質・化学変化について学ぶ。また、三重県内・県外の企業で、どのような食品成分・素材を製造・利用しているか学ぶ。
学修の目的 「私たちは毎日何を食べているのか?」「食べている成分はどのような化学構造で、どのような機能があるのか?」「何を食べると健康に良いとされ、何を食べると体に悪いと考えられているのか? その理由は?」「どのような機能性食品が販売されているのか?」「食品の成分は加工や貯蔵時にどのような変化をしているのか?」「最近の食品関連のニュースは?」などについて理解を深める。食品成分についての科学的知識を習得し、健康的な食生活を送ることに役立てる。卒業研究や、卒業後の企業・教育研究機関において食品に関連する活動をする際に役立つ基本的知識を身につける。
学修の到達目標 食品を構成する主要な化合物について説明できる。
食品成分の名称と分類を述べることができる。
食品成分の名称と構造を関係づけることができる。
食品成分の性質について説明できる。
保健機能食品の制度や販売されている商品の科学的背景に関する知識を得る。
食品関連ニュースについて興味を持つ。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
○幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 小テスト 10%、Moodle教材 10%、期末試験 80%、計100%。(合計が60%以上で合格とし、三重大学成績評価ガイドラインにしたがって評定する。)
期末試験の受験要件:70%以上の出席(遅刻は0.5回の欠席として計算)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 授業内容・資料の更新、Moodle教材の更新、最近メディアで報道された内容の追加
教科書 『食品学I 食べ物と健康―食品の成分と機能を学ぶ』水品善之,菊﨑泰枝,小西洋太郎/編 (2015) 羊土社 (https://www.yodosha.co.jp/yodobook/book/9784758108799/)
参考書 『ヴォート基礎生化学』Voet他 (2017) 東京化学同人
『エッセンシャル食品化学』中村宜督 他/編・著 (2018) 講談社
『わかりやすい食品化学』吉田勉/監 (2008) 三共出版
『食品学』久保田紀久枝, 森光康次郎/編 (2016) 東京化学同人
『食品学II 食べ物と健康―食品の分類と特性、加工を学ぶ』栢野新市,水品善之,小西洋太郎/編 (2016) 羊土社
『カラー図解 栄養学の基本がわかる事典』川島由起子/監 (2018)西東社
オフィスアワー 毎週月曜日14:40–16:10、748号室
受講要件
予め履修が望ましい科目 化学基礎II、生化学I
発展科目 食品衛生学、栄養化学、生命機能化学実験実習3、生命機能化学実験実習4
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=123
キーワード 炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル
Key Word(s) carbohydrates, lipids, proteins, vitamins, minerals
学修内容 1. 健康や栄養に関する食品表示制度
2. 炭水化物 (1) 単糖・単糖誘導体
3. 炭水化物 (2) 二糖・オリゴ糖
4. 炭水化物 (3) 多糖・食物繊維
5. 脂質 (1) 脂肪酸・油脂
6. 脂質 (2) 脂肪酸・油脂の酸化
7. 脂質 (3) 複合脂質・誘導脂質
8. たんぱく質 (1) アミノ酸・ペプチド
9. たんぱく質 (2) 分類・機能・変化
10. ビタミン (1) 脂溶性ビタミン
11. ビタミン (2) 水溶性ビタミン
12. ミネラル
13. 核酸関連物質
14. 二次機能成分 (1) 水・色素成分
15. 二次機能成分 (2) 呈味成分・におい成分・有害成分
16. 期末試験
事前・事後学修の内容 Moodleにテスト形式(毎回40題ほど)の予習・復習教材を掲載してある。教科書の指定範囲を読みながら取り組むこと。また、授業内容に関連する保健機能食品などの商品、官公庁が発信している情報、報道記事などへのリンクをMoodleに掲載してあるので、閲覧して情報を得ること。

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