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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 教育学部・教科に関する専門科目(A類)・国語
科目名 国文学
こくぶんがく
Japanese Literature
受講対象学生 教育学部, A 類

学部(学士課程) : 4年次
66 期生
68~70期生は「国文学演習・近代Ⅳ」で受講登録すること。
卒業要件の種別 選択必修
AⅡ類の国語教育コースは、国文学演習Ⅰ~Ⅵのうち1単位選択必修
授業科目名 国文学演習Ⅳ
こくぶんがくえんしゅうよん
A Seminar on Japanese Literature 4
単位数 1 単位
受講対象学生 教育学部, A 類

学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
68~70 期生
上記以外の期生は「国文学演習Ⅳ」で受講登録すること。
卒業要件の種別 選択必修
AⅡ類の国語教育コースは、国文学演習・古典Ⅰ~Ⅳおよび近代Ⅰ~Ⅳのうち1単位選択必修
授業科目名 国文学演習・近代Ⅳ
こくぶんがくえんしゅう・きんだいよん
A Seminar on Japanese Literature : Modern Literature 4
単位数 1 単位
ナンバリングコード
ED-JLIT-2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 月曜日 9, 10時限
開講場所 国語科演習室

担当教員 和田 崇(教育学部)

WADA, Takashi

学修の目的と方法

授業の概要 昭和中期の短編小説を題材とし、作品の分析方法を学ぶ。日米安全保障条約が発効された昭和27年からアポロ11号が月面着陸をした昭和44年まで、日本の高度経済成長にも重なる時期に描かれた小説を読むことで、作品と社会との連関や虚構と現実との関係性の中で物語がどのように生起するかを考察する。
学修の目的 日本近代文学の基礎的な知識や研究方法を学び、精読と調査によって文学作品を分析し、その成果を他者に伝える能力を修得する。
学修の到達目標 文学作品の研究法を学ぶことにより、教材研究の視野を広げることができる。
根拠にもとづいた精度の高い読解力を修得できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 発表40%+討論への積極的参加度20%+レポート40%=計100%(合計60%以上で合格)
3分2以上の出席を要す。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 発表やレポートだけでなく、司会として質疑応答を統括する能力や、意見や質問による授業への積極性も評価する。
教科書 紅野敏郎・紅野謙介・千葉俊二・宗像和重・山田俊治[編]『日本近代短篇小説選・昭和篇3』(岩波文庫)
参考書 石川巧『高度経済成長期の文学』(ひつじ書房)
※その他は,授業内で適宜提示する。
オフィスアワー 時間:毎週月曜日と木曜日の昼休み
場所:国文学第1研究室(和田崇研究室)
受講要件
予め履修が望ましい科目 国文学概説,国文学講義・近代Ⅰ,国文学演習・近代Ⅱ
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 日本近代文学,昭和中期
Key Word(s) Modern Japanese Literature, The Mid Showa Era
学修内容 第1回…オリエンテーション(1)―授業計画・評価方法の確認―
第2回…イントロダクション(1)―日本近代文学研究におけるレジュメの作成方法―
第3回…イントロダクション(2)―日本近代文学研究におけるレポートの書き方―
第4回…オリエンテーション(2)―発表作品の選定―
第5回…イントロダクション(3)―昭和中期の文学に関する基礎講義―
第6回…研究発表(1)―小島信夫「小銃」の分析―
第7回…研究発表(2)―吉行淳之介「驟雨」の分析―
第8回…研究発表(3)―円地文子「二世の縁 拾遺」の分析―
第9回…研究発表(4)―富士正晴「帝国軍隊に於ける学習」の分析―
第10回…研究発表(5)―山川方夫「夏の葬列」をの分析―
第11回…研究発表(6)―島尾敏雄「出発は遂に訪れず」の分析―
第12回…研究発表(7)―埴谷雄高「闇の中の黒い馬」の分析―
第13回…研究発表(8)―深沢七郎「無妙記」の分析―
第14回…研究発表(9)―三島由紀夫「蘭陵王」の分析―
第15回…まとめ
レポート提出
※上記は一例であり、履修者数に応じて課題作品や発表スケジュールを調整する。
事前・事後学修の内容 予習:次の授業までに指定されたテキストを読み、自分なりの読みや疑問点を整理し、発表者への質問を用意しておくこと。
復習:授業内で指摘された問題点を再調査し、レポートの精度を高めること。

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