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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 教育学部・教科に関する専門科目(A類)・国語
科目名 国文学
こくぶんがく
Japanese Literature
受講対象学生 教育学部, A 類
他類の学生の受講可
学部(学士課程) : 4年次
66 期生
68~70期生は「国文学講義・近代Ⅰ」で受講登録すること。
卒業要件の種別 選択必修
国語教育コースの選択必修科目
授業科目名 国文学講義Ⅰ
こくぶんがくこうぎいち
Lecture on Japanese LiteratureⅠ
単位数 2 単位
受講対象学生 教育学部, A 類
他類の学生の受講可
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
68~70 期生
上記以外の期生は「国文学講義Ⅰ」で受講登録すること。
卒業要件の種別 選択必修
国語教育コースの選択必修科目
授業科目名 国文学講義・近代Ⅰ
こくぶんがくこうぎ・きんだいいち
A Lecture on Japnese Literature : Modern Literature 1
単位数 2 単位
ナンバリングコード
ED-JLIT-2

ナンバリングコード一覧表はこちら

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 月曜日 7, 8時限
開講場所

担当教員 和田 崇(教育学部)

WADA, Takashi

学修の目的と方法

授業の概要 2017年に幼稚園から中学校までの新「学習指導要領」が,2018年には高等学校の新「学習指導要領」が告示され,1947年に「学習指導要領(試案)」が始まって以来の歴史的な大改訂が行われようとしている。高等学校の新「学習指導要領」の導入は2022年度からの予定であるが,2021年度から既存の「センター試験」が廃止され「大学入学共通テスト」が導入されることが決定し,中等教育の学校現場では既に先を見越した新「学習指導要領」の授業への反映が求められている。本講義では,新「学習指導要領」と「大学入学共通テスト」でどのような改訂が行われようとしているのかを概観し,その後,現在の「センター試験」の問2にあたる現代文の小説を素材に,解釈の多様性を志向する文学的な読みと作問者の意図を探る試験的な読みとの差異を確認しながら,これまでに実施されてきた大学入試の小説の読みの特徴や問題を考察する。
学修の目的 学習指導要領や大学入試の歴史に関する基礎的な知識を学ぶ。
学習内容を教材や授業,作問研究に関連づけて,文学作品の表現や内容を主体的に探究する力を身につける。
学修の到達目標 小説を素材とした試験の作問方法を分析し,それを実際の授業や試験の作問に応用できるようになる。また,教育制度の変化に対応した新しい文学の授業を開発する力を身につける。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
○教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業への積極的参加度50%+期末試験50%=計100%(合計60%以上で合格)
3分2以上の出席を要す。
※履修者数に応じて別途課題・発表を課し、その評価は「授業への積極的参加度」に含む。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 受講者の理解力を高めるために、解説と課題の時間をバランスよく配分する。
教科書 紅野謙介『国語教育の危機:大学入学共通テストと新学習指導要領』筑摩書房(ちくま新書)
参考書 ・石川巧『「国語」入試の近現代史』講談社
・石原千秋『打倒! センター試験の現代文』筑摩書房(ちくまプリマ―新書)
※その他は授業内で適宜提示する。
オフィスアワー 時間:毎週月曜日と木曜日の昼休み
場所:国文学第1研究室(和田崇研究室)
受講要件 ・国文学概説を履修済であること。
・初回講義を無断欠席した者は受講を認めない。
予め履修が望ましい科目 国文学概説(*必須)
発展科目 国文学講義・近代Ⅲ,国文学演習・近代Ⅳ
その他 教科書を購入しない者は単位を認定しない。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 日本近代文学,大学入試問題
Key Word(s) Modern Japanese Literature, University Entrance Examinations
学修内容 第1回…イントロダクション:「学習指導要領」の改訂と「大学入学共通テスト」
第2回…「学習指導要領」の改訂
第3回…「大学入学共通テスト」記述式問題のモデル問題例
第4回…「大学入学共通テスト」マークシート式問題の モデル問題例
第5回…「大学入学共通テスト」プレテスト(2017年)の記述式問題
第6回…「大学入学共通テスト」プレテスト(2017年)のマークシート式問題
第7回…「大学入学共通テスト」プレテスト(2018年)の記述式問題
第8回…「大学入学共通テスト」プレテスト(2018年)のマークシート式問題
第9回…井伏鱒二「朽助のいる谷間」:「共通一次試験」(1989年度)の検討
第10回…北杜夫「幽霊」:「センター試験」(1990年度)の検討
第11回…島崎藤村「夜明け前」:「センター試験」(1997年度)の検討
第12回…松村栄子「僕はかぐや姫」:「センター試験」(2006年度)の検討
第13回…佐多稲子「三等車」:「センター試験」(2016年度)の検討
第14回…上林暁「花の精」:「センター試験」(2019年度)の検討
第15回…まとめ
第16回…試験
事前・事後学修の内容 毎回の授業時に指示する課題(教科書の特定の範囲や作品)を必ず読んでおくこと。
教科書を用意しなかったり課題を読んで来ない受講者には単位を認定しない。

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