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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 日本の文学 L
にほんのぶんがく える
Japanese literature L
単位数 2 単位
受講対象学生 2011年度以前入学生用(文化)
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 日本の文学 L
にほんのぶんがく える
Japanese literature L
単位数 2 単位
ナンバリングコード
HU-JAPA2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 水曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 坂 堅太

SAKA, Kenta

学修の目的と方法

授業の概要 「フィクションは現実ではない」とし、両者を切り離した上で、我々は様々なフィクション作品を享受している。しかし、時にフィクションは現実に影響を与え、また反対に、現実がフィクションに干渉することもある。こうした両者の複雑な関係について、本講義ではフィクション論やジャンル、法制度など、様々な視点から考察していく。
学修の目的 私小説や戦後のドキュメンタリー運動、検閲、筆禍事件、プライバシー裁判などを事例としながら、近現代日本における「フィクションと現実」の関係について理解を深める。
学修の到達目標 日本近代文学を研究するための基本的な知識を方法を修得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 小レポート30%、期末レポート70%。毎回リフレクションシートを配付し、授業の理解度を測定する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 授業中の私語は厳禁。リフレクションシートに寄せられた感想をもとに、講義内容を一部変更することがある。
教科書 適宜プリントを配布する。
参考書 プリントを適宜配布する。
オフィスアワー 火曜日12~13時、場所:研究室
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 近現代日本文学における「フィクション」と「現実」
Key Word(s) the fiction and real in the modern Japanese literatures
学修内容 第1回 ガイダンス(講義の進め方や単位認定などについての説明、フィクションという語について)
第2回 フィクションについて考える―フィクション論という問題圏
第3・4回 フィクションの虚構性とは―「私小説」から考える
第5回 フィクション/ノンフィクションの境界①―「歴史小説」について
第6回 フィクション/ノンフィクションの境界②―「ドキュメンタリー」について
第7回 小まとめ(フィクションとは何か?)
第8・9回 フィクションのアクチュアリティとは―「政治と文学」問題を事例に
第10回 フィクションを規制する権力①―内務省による検閲
第11回 フィクションを規制する権力②―GHQによる検閲
第12回 フィクションと裁判―「宴のあと」事件から見るプライバシーの問題
第13回 フィクションとテロル―「風流夢譚」事件について
第14回 小まとめ(フィクションと現実との関係とは?)
第15回 まとめ(受講者全員によるディスカッション)
事前・事後学修の内容

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