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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 全学科・全講座
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 博物館概論
はくぶつかんがいろん
単位数 2 単位
ナンバリングコード

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 火曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 波戸岡 清峰(非常勤講師)

HATOOKA Kiyotaka

学修の目的と方法

授業の概要 自然史博物館を題材として、博物館が社会の中でどのような役割を担っているかについて、具体的な活動内容を紹介する。特に標本資料(コレクション)が研究資源ともなり、自然のアーカイブでもあることを示す。標本資料の収集・保存・管理・活用が実際にどのように行われ、人類の将来にとってどのような意味があるかについても学べるようにする。さらに、博物館は展示を含む教育・普及活動によって学校教育とは異なる方法によって社会教育機関として活動していることを示す。博物館とは何か(定義)、その歴史と現状についても学ぶ。博物館学についても目的・方法・構成などを理解するようにする。
学修の目的 博物館には様々な種類があるが、自然史博物館に焦点を当てながら博物館の歴史・目的・社会的位置づけなどを理解する。博物館は展示のみを行う施設であるとの誤解があるが、博物館の活動は標本資料(コレクション)に基づいた研究を行い、研究成果に基づいた教育・普及活動)展示も含む)を行っていることを理解し、学芸員が果たすべき役割を学ぶ。20世紀後半から生物多様性や地球環境の危機に社会的関心が集まるようになった。自然史博物館はこのような分野において極めて重要な役割を担っていることを理解する。
学修の到達目標 自然史博物館に就職した場合を想定し、学芸員として活動するための基礎的知識と考え方を習得する。標本資料(コレクション)に基づいた研究を行い、研究成果に基づいた教育・普及活動(展示も含む)を行うための知識を獲得する。さらに、実際に自然史科学的研究を進める上で最も重要な分類学的研究の基礎知識を習得し、研究を進めるための基礎力を習得する。この授業を終了した時点で他の学生に自然史博物館とは何か、そこで活動するためにはどのようにすればよいかを説明することができるようにする。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 試験80%、レポート10%,出席10%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 特定の教科書を使用しない。講義資料等を事前に配布。
参考書 授業中に紹介する。
オフィスアワー
受講要件 学芸員資格の取得を目指していること。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 自然史博物館、標本、学芸員、博物館の歴史、データベース
Key Word(s) Natural History Museum
学修内容 第1回 博物館とは何か(定義・館種・目的)。
第2回 欧米の博物館の歴史:ヨーロッパにおける博物館の誕生と発展。
第3回 日本の博物館の歴史:誕生と発展に見る特徴と課題。
第4回 博物館関連法規
第5回 標本の収集と管理(1)。
第6回 標本の収集と管理(2)。
第7回 博物館における研究(1)。
第8回 博物館における研究(2)。
第9回 博物館の展示(1)。
第10回 博物館の展示(2)。
第11回 博物館の教育・普及活動(1)。
第12回 博物館の教育・普及活動(2)。
第13回 博物館におけるデータベース構築および博物館の情報発信・広報。
第14回 博物館の連携。
第15回 まとめ
第16回 期末試験
事前・事後学修の内容 博物館に関する出版物を読んだり、自然史系博物館を訪問したりすること。

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