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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学研究科(博士前期課程)生物圏生命科学専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次 |
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選択・必修 | 選択必修 |
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授業科目名 | 食品化学特論 | |
しょくひんかがくとくろん | ||
Advanced Food Chemistry | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BO-AGCH-4
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
金曜日 3, 4時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 磯野 直人(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻) | |
ISONO Naoto |
授業の概要 | 保健機能食品(特定保健用食品・栄養機能食品・機能性表示食品)の制度概要と関与成分の機能性についての基本的な知識を得る。関連した原著論文(英文)をセミナー形式で講読し、保健機能食品の関与成分の構造・性質・製造法について学習する。また、食品の主要成分であり、保健機能食品の関与成分としても利用されることの多い糖質(単糖・単糖誘導体・二糖・オリゴ糖・多糖)の構造・性質・化学変化について学ぶ。 |
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学修の目的 | 保健機能食品の制度・背景と、関与成分の特性・製造法について学び、これらのトピックに関連した研究の成果・意義・手法について理解を深める。また、食品中に存在する多様な糖質の構造・特性・利用に関しての知識を得る。機能性食品や糖質関連食品についての専門的知識を習得し、健康的な食生活を送ることに役立てる。また、最近の機能性食品や糖質関連食品の動向についての情報を得て、修士論文研究や、大学院修了後の企業・教育研究機関において食品に関連する活動をする際に役立つ専門的知識を身につける。 |
学修の到達目標 | 保健機能食品の制度を理解する。 保健機能食品の目的や関与成分の機能性について理解する。 保健機能食品に関連した原著論文の概要について説明できる。 主要な糖質の名称と分類を述べることができる。 主要な糖質の名称と構造を関係づけることができる。 主要な糖質の性質について説明できる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 【食品糖質化学】試験:50%(資料持ち込み可) 【保健機能食品】論文の理解度、プレゼンテーション内容、質問への対応、発表者に対する質問内容:50% 計100%(合計が60%で合格とする)。 |
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 |
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 Moodleを活用する授業 教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業 |
授業改善の工夫 | |
教科書 | |
参考書 | 【保健機能食品】 『良くわかる食品新素材』早川幸男・小林昭一 (2010) 食品化学新聞社 『特定保健用食品データブック』国立健康・栄養研究所(監修)(2008) 南山堂 『特定保健用食品入門』田村力 (2006) 日本食糧新聞社 『食品学I 食べ物と健康―食品の成分と機能を学ぶ』水品善之, 菊﨑泰枝, 小西洋太郎/編 (2015) 羊土社 【食品糖質化学】 『ヴォート基礎生化学』Voet 他 (2017) 東京化学同人 『糖質の科学』新家龍 他 (1996) 朝倉書店 『糖質の生命科学』糖業協会/監 (2014) 丸善プラネット 『砂糖の科学』橋本仁・高田明和 (2006) 朝倉書店 『澱粉科学の事典 』不破英次ら (2003) 朝倉書店 『食品多糖類』国崎直道・佐野征男 (2001) 幸書房 『食物繊維 基礎と応用』日本食物繊維学会(監修)(2008) 第一出版 |
オフィスアワー | 随時, 748室 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=381 |
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キーワード | 保健機能食品、特定保健用食品、機能性表示食品、糖質、炭水化物、オリゴ糖、多糖、食物繊維 |
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Key Word(s) | food with health claims, food for specified health uses, food with function claims, carbohydrates, oligosaccharides, polysaccharides, dietary fibers |
学修内容 | 1. イントロダクション 【食品糖質化学】 2. 単糖 3. 単糖誘導体 4. 二糖 5. オリゴ糖 6. 植物の多糖 7. 微生物・動物の多糖 8. 試験 【保健機能食品】 9. 保健機能食品の概要(概説・特定保健用食品#1) 10. 保健機能食品の概要(特定保健用食品#2・機能性表示食品) 11. おなかの調子を整える食品・血圧が高めの方の食品(演習) 12. コレステロールが高めの方に適する食品・血糖値が気になり始めた方に適する食品(演習) 13. ミネラルの吸収を助ける食品・骨の健康が気になる方の食品(演習) 14. 血中中性脂肪/体脂肪が気になる方の食品・むし歯の原因になりにくい食品(演習) 15. 機能性表示食品(演習) |
事前・事後学修の内容 | 【食品糖質化学】 Moodleに掲載してあるテスト形式の予習・復習教材に取り組む。 【保健機能食品】 教員が指定した研究内容に関する原著論文(英文)を選ぶ。論文の内容を理解し、プレゼンテーション資料を作成する。必要に応じて、関連書籍や文献について調べる。発表当日までに配布物(論文の書誌事項・図表・PowerPoint資料)を準備する。 |