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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養統合科目・地域理解・日本理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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授業科目名 | 哲学A | |
てつがくえー | ||
Philosophy A | ||
授業テーマ | 「愛」とは何か | |
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | LIPHIL1
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | 非開放科目 | |
分野 | 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
金曜日 3, 4時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | ○遠山 敦(人文学部)、藤田 伸也(人文学部)、秋元 ひろと(教育学部)、森脇 由美子(人文学部)、久間 泰賢(人文学部)、田中 綾乃(人文学部)、薄井 尚樹(人文学部)、相澤 康隆(人文学部)、花尻 奈緒子(人文学部)、小川 眞里子(非常勤講師)、斎藤 明(非常勤講師)、桑原 直己(非常勤講師)、片倉 望(非常勤講師) | |
○TOHYAMA, Atsushi,FUJITA, Shinya, AKIMOTO, Hiroto, MORIWAKI, Yumiko, KYUMA, Taiken, TANAKA, Ayano, USUI, Naoki, AIZAWA, Yasutaka, HANAJIRI, Naoko, OGAWA, Mariko, SAITOU, Akira, KUWABARA, Naoki, KATAKURA, Nozomi, |
授業の概要 | 「愛」は、現代において極めて積極的な意義をもつものと考えられている。だが、仏教が時代の基本思潮であった日本中世において、それは主として執着や欲望を意味する否定的なものと捉えられていた。そうした「愛」が積極的な意義を担うようになるのは、「愛」を「仁」と関連づける儒教思想が大きな影響力をもつに至る近世以降のことである。だが、西洋文明の圧倒的な影響のもとに成立した近代において、「愛」はさらにキリスト教との関わりで捉えられていくことになる。日本における「愛」はその意味で、極めて複雑な背景をもつものなのである。本講では、そうした「愛」が西洋及び東洋においてどのように捉えられてきたかを、哲学、宗教、科学史、歴史、政治、芸術などをそれぞれの専門とする多彩な講師によるオムニバス形式の授業により、多角的な視点から明らかにする。 |
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学修の目的 | 「愛」を巡る東西の様々な思索を学ぶことを通じて、現代日本において極めて積極的な意義をもつものと考えられている「愛」について、その意味の奥行きや広がりについて考える力を身につけることができるようになるとともに、「愛」を巡る諸問題に関して、その根源に立脚した思索を展開することができるようになる。 |
学修の到達目標 | 「愛」が東西の諸思想においてどのような意味で捉えられてきたかを知ることを通じて、「愛」についてより深い理解を得ることができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 期末筆記試験によって評価する。ただし5回以上欠席の場合は、評価の対象としない。筆記試験は「愛」を巡る東西諸思想に関する基本的な理解を問う。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | オムニバス形式の授業という特質を活かし、各講師が行う講義の有機的連関が意識できるよう配慮する。 |
教科書 | 片倉 望編『愛の探究』三重大学出版会、2017年 |
参考書 | |
オフィスアワー | 毎週金曜日14:30~16:10 遠山研究室(教養教育2号館2階) |
受講要件 | 特に無し。 |
予め履修が望ましい科目 | 特に無し。 |
発展科目 | 哲学、倫理学、宗教学 |
その他 | 本講は、オムニバス形式で開講する。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 愛 |
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Key Word(s) | love, agapē, erōs, philia, kāma |
学修内容 | 第1回:問題提起 第2回:古代ギリシア哲学の「愛」理解 第3回:中世キリスト教哲学の「愛」理解 第4回:西洋近代哲学(経験論)の「愛」理解 第5回:西洋近代哲学(カント)の「愛」理解 第6回:西洋近代科学における「愛」理解 第7回:現代英米哲学の「愛」理解 第8回:近現代アメリカにおける「愛」理解 第9回:原始仏教の「愛」理解 第10回:部派仏教の「愛」理解 第11回:古代中国哲学の「愛」理解 第12回:近現代中国文学における「愛」理解 第13回:絵画表現にみる「愛」理解 第14回:日本における「愛」理解の変遷 第15回:現代日本における「愛」、総括 ※内容・順序等を変更する場合があります。詳しくは第1回ガイダンスにおいてお知らせします。 |
事前・事後学修の内容 | 講義はテキストに即して進められる。予め該当箇所を熟読しておくこと。 |