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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 英語学演習E
えいごがくえんしゅういー
English Seminar E
単位数 2 単位
受講対象学生 2011年度以前入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 英語学演習E
えいごがくえんしゅういー
English Seminar E
単位数 2 単位
受講対象学生 2011年度以前入学生用(文化)
選択・必修
授業科目名
単位数 単位
ナンバリングコード
HUCLTR2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 金曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 吉田悦子

Yoshida, Etsuko

学修の目的と方法

授業の概要  Clark (1992)の「共通基盤化(grounding)」をテーマに, 心理学的視点から言語運用の問題を考え,実証研究につながる文献を輪読する。授業では,基礎となるテキストのPart1の部分を精読しながら,分析データや分析方法も学び,日常対話のどんな現象に注目すると,相互理解のプロセスの確立に結びついて行くのかを議論する。
学修の目的 話し手が開始した発話が、聞き手にとって理解され、最終的に話し手と聞き手の共通基盤(common ground)の一部として確立するとはどういうことかを、具体的な言語事実に基づいて、明らかにする。特に、具体的にどのようなプロセスを経て共通基盤化がなされるのかを言語資源や身体性,共同行為(joint action)に注目して、提示したり、説明することを目指す。
学修の到達目標 具体的にどのようなプロセスを経て共通基盤化がなされるのかを、具体的な言語事実、言語資源や身体性,共同行為(joint action)に注目して、提示し、説明することができるようになる。
日本語や英語の発話データに基づき、相互行為に基づく言語現象の特徴を分析したり、解釈したりして、ことばの意味とコミュニケーションのしくみについて説明することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業参加・発表 50%
moodleによる課題提出 25%
まとめの課題提出 25%
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 学生同士の意見交換を活発に行うために、読み合わせ活動の導入、質疑応答のやり方やレジュメの作り方などを工夫する予定。
教科書
参考書 H. H. Clark (1992) Arenas of Language Use (原稿とハンドアウトによる) 他
オフィスアワー 原則として火曜日3・4限(個別に相談応)
受講要件 言語科学概論B
予め履修が望ましい科目 言語科学概論B、言語科学論A、
発展科目
その他 前後期とも、具体例の分析や自然発話データを利用して、言語研究の方法について学びます。
英語で書かれた言語学のテキスト、および演習用テキストを中心に利用します。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 意味論、語用論、用法基盤文法、談話分析、言語データの分析と理論の検証、
卒業研究のテーマ設定、研究アプローチ
Key Word(s) Semantics, Pragmatics, Discourse Analysis, grounding
学修内容 [前期]
授業計画
第1回:オリエンテーション
第2回:Common Ground and Language Use(1) 共有基盤と言語使用について(1)定表現
第3回:Common Ground and Language Use(2) 共有基盤と言語使用について(2)指示表現
第4回:Definite Reference and Mutual Knowledge(1) 定性指示による相互知識 (1)語い
第5回:Definite Reference and Mutual Knowledge(2) 定性指示による相互知識 (2)文
第6回:Definite Reference and Mutual Knowledge(3) 定性指示による相互知識 (3)談話
第7回:Context for Comprehension(1) 理解に必要なコンテクスト(1)話し手の視点
第8回:Context for Comprehension(2) 理解に必要なコンテクスト(2)聞き手の視点
第9回:Context for Comprehension(3) 理解に必要なコンテクスト(3)談話の視点
第10回:中間課題の確認作業と要語チェック
第11回:Referring Expressions (1) 指示表現の使用実態(1)名詞句
第12回:Referring Expressions (2) 指示表現の使用実態(2)代名詞・ゼロ代名詞
第13回:Referring Expressions (3) 指示表現の使用実態(3)指示詞類他
第14回:Common Ground and the Understanding of Demonstrative Reference(1)  共有基盤と指示詞
第15回:Common Ground and the Understanding of Demonstrative Reference(2) 共有基盤と代名詞
期末テスト
事前・事後学修の内容 英語論文の課題やプリントの予習が必要。発表担当者は内容を簡潔にレジュメにまとめて、発表の準備をする。担当者のレジュメについて全員参加で、質疑応答、コメント、意見交換をおこなう。
個別研究や卒論研究のテーマ設定の方法、進め方、深め方についても、文献を指示し、研究方法などを共に議論する。

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