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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 教育学部・教科に関する専門科目(A類)・家政
科目名 被服学(被服製作実習を含む。)
ひふくがく(ひくふせいさくじしゅうをふくむ。)
Clothing
受講対象学生 教育学部, A 類
他類の学生の受講可
学部(学士課程) : 1年次
~71 期生
卒業要件の種別 選択必修
卒論要件必修
授業科目名 被服構成学
ひふくこうせいがく
Clothing Construction
単位数 2 単位
ナンバリングコード
ED-CLOT-1

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 月曜日 5, 6時限
開講場所 PBL4

担当教員 増田智恵(教育学部)

Tomoe Masuda

学修の目的と方法

授業の概要  被服学の基礎となる衣服の構成に必要な基礎的な理論と技術について講義する。今日の既製服生産状況を把握し,今後の新しい衣服に求めらる衣服設計について,様々な観点から考える。とくに,ITやパソコンを利用した衣服設計を取り,実体験学習をとり入れる。
学修の目的 着心地の良い衣服の構成を設計するための,3次元人体形状から型紙の自動作成,衣服設計までの一連の学習を行い,衣服に関する知識を得る。
学修の到達目標  衣服の構造と人体との関係に関する,衣服購入や管理のための常識的基本情報を被服学全体で学ぶための知識と実技を学ぶための能力を身につけることができる。また,グル-プ学習と成果発表により,人間関係の育成と発表能力を養うきっかけを作ることができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
○教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
 自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 出欠20%,レポ-ト2セット60%,テスト(発表評価の予定)30%
授業の方法 講義 実験 実習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 個人衣服設計の基礎を実際に体験して,基本の3次元人体計測から衣服設計をパソコンで自動設計する。
教科書 ファッショナブル衣生活,パソコンによるパタ-ンメ-キング,プリント配布予定
参考書 人体計測関係と衣服構成に関する教科書とサイトの最新情報
オフィスアワー 毎週水曜日9:30~10:30 教育学部1号館3階 被服学研究室 tomoem@edu.mie-u.ac.jp
受講要件 1.被服設計の体験学習としてオリジナルマイドレス製作をするので,設計道具は準備できるようにすること。授業中講義内容を記録し,講義時間中に処理できない内容は復習して質問できるようにしておくと,本講義の意義が理解しやすい。2.被服実習室が無くなったため,机と床の設備を毎回整える必要があります。時間外に被服実習用に教室を使用時にも必ず机と床の設備は整えて下さい。他の講義や実習に教室を使用する学生さんやその持ち物にアイロンや針などによる危険が及ばないように注意してください。授業時間以外の教室使用は必ず申し出で許可を得ること。
予め履修が望ましい科目  1年生が中心の科目のためとくになし。
発展科目 被服学概論,被服実習Ⅰ・Ⅱ,消費生活科学実習Ⅰ
その他  本講義において,「被服学概論」「被服実習Ⅰ・Ⅱ」「消費生活科学実習Ⅰ」を受講するための基礎的な被服の構成の知識と個人の衣服製作パタ-ンを把握しておくことが望ましい。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード キ-ワ-ド:衣生活,既製服,人体サイズ,型紙,デザイン

テーマ:衣服への興味からマイドレス生活への展開
Key Word(s) Clothing, Body measurement, Apparel, Design, Fashion, Pattern, Sewing
学修内容 1回 人体を包む被服について
2回 衣服設計のための人体形状の把握 
3回 人体の構造と人体計測方法
4回 3次元人体形状の把握
5回 マイサイズの衣服設計を通した被服構成
ベイシックパターンの自動作成
6回 人体形状と衣服パターンの構成
7回 被服構成素材と縫合方法・機器 
8回 素材を用いた被服構成裁断方法 
9回 ベイシックパターンによるマイドレスの裁断・縫製実践
10回 マイドレスの縫製実践
12回 マイドレスの試着と補正
13回 平面パターンでの補正
14回 これまでの講義を踏まえ,年代別の人体寸法の変化、既製服や介護服パタ-ン構成などについて,グループで学習して研究する。
15回 体型の特徴と衣服設計
16回 グループで学習した発表会を行い評価し,グループレポートとする。
   マイドレスのまとめは個人評価対象としてレポートとする。
なお,受講人数と受講者の被服に関する基礎知識の程度により追加・変更を行う場合がある。
事前・事後学修の内容 1~4回
予習 配布する人体の構造と人体計測部位および計測方法を予習する。
復習 人体計測した自分のサイズを確認して,訂正部位などを確認してくる。
   また,全国計測値などと比べて,自分の体型の特徴をまとめておく。
5~6回
予習 配布する衣服パタ-ン製図方法を確認して,パタ-ンの部分名称と製図方法を学習しておく。また,コンピュ-タによるパタ-ン作成方法を学習しておく。
復習 自動製図したパタ-ンと入力した人体寸法を確認して,マイドレスパタ-ンの設計寸法と構成を確認しておく。
7~13回
予習と復習 配布する衣服パタ-ン作成方法や縫製関係の資料,さらに個人で衣服設計と縫製方法について資料を愁傷しておく。とくに個人的に不足している部分,例えば縫製方法などは道具も含めて確認し練習しておく。
14~16回
予習と復習 これまでの講義を踏まえ、グル-プで研究して発表を行う課題を決め,テーマ決定から情報収集,まとめる方法と発表する方法を身に付ける。とくに引用に注意すること。グループレポートと個人のマイドレス設計・縫製・試着・補正と考察などのレポートの二つにまとめられるようにする。

 *予習・復習してまとめておくことで,充実した提出レポ-ト作成に繋がる。

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