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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 | 教育学部・教職に関する科目 | |
科目名 | 教育課程の意義及び編成 | |
きょういくかていのいぎおよびへんせい | ||
Curriculum Planning | ||
受講対象学生 |
教育学部, A 類 学部(学士課程) : 4年次 68 期生 |
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卒業要件の種別 | 必修 教育課程の意義及び編成に関する授業科目(教育課程論Ⅰ・教育課程論Ⅱ)については、68期生までは文部科学省の指導により小学校免許取得者対象授業と中学校高等学校免許取得者対象授業を分離開講することを義務づけられている(Ⅰ=小/Ⅱ=中高)。 |
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授業科目名 | 教育課程論Ⅱ | |
きょういくかていろんに | ||
Lecture on Curriculum TheoryⅡ | ||
単位数 | 2 単位 | |
受講対象学生 |
A 類 学部(学士課程) : 3年次 69 期生 |
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卒業要件の種別 | 選択必修 69期生は、「教育課程の意義及び編成」領域から「教育課程論Ⅰ」(2単位)もしくは「教育課程論Ⅱ」(2単位)のいずれかを単位取得すること。もちろん両方の授業科目を履修してもかまわない。 |
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授業科目名 | 教育課程論Ⅱ | |
きょういくかていろんに | ||
Lecture on Curriculum TheoryⅡ | ||
単位数 | 2 単位 | |
受講対象学生 |
教育学部, A 類 学部(学士課程) : 1年次, 2年次 70-71 期生 |
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卒業要件の種別 | 必修 69期生以前は「教育課程論Ⅰ」「教育課程論Ⅱ」の両方を履修・単位取得することもできたが、70期以降は「教育課程論」1種類のみの開講とする。複数の内容が異なる授業が開講されるが、重ねて単位取得することはできない。 |
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授業科目名 | 教育課程論 | |
きょういくかていろん | ||
Lecture on Curriculum Theory | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ED-EDUC-2
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
月曜日 3, 4時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 佐藤 年明 | |
SATOU, Toshiaki |
授業の概要 | 教師をめざす学生諸君が、「教育課程」を遠いもの、動かしがたいものではなく、変えていけるもの、自ら関わっていけるものととらえてくれるような実りある学習をめざしたい。日本においては「学習指導要領は法的拘束力を持つ」というのが「公式見解」とされ、学校現場で日々子どもと接する当事者である教師にとって、「教育課程」は遠いもの、動かしがたいものととらえられがちであるが、本来そうであってはならない。教育課程とは「学校における子どもの活動とそれに対する教師の指導の全体計画」である。その立案・実践・評価にもっとも大きな責任を負うのは現場教師である。小学校教師は教育課程の全分野の指導を担当するため本来全体的視野を持つ必要があり、中学校・高等学校は教科担任制であるため、担当教科の枠内に留まらず「教育課程編成全体にわたる視野」(1998教育課程審議会答申)を持つためには、意識的な努力が必要となる。そのための基礎訓練として、教育課程の諸学習課題の中から「生と死」という学習指導要領でも扱いが不十分な領域にテーマを絞って教育課程づくり、カリキュラム・マネジメントについて試行的な学習体験を行なう。 |
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学修の目的 | 「教育課程編成全体にわたる視野をもつこと」(1998教育課程審議会答申)という教師に対する提起に応え、教育課程を上から与えられる既存のものと捉えず教育課程編成をわがこととして引き受け取り組む小学校・中学校・高等学校教師となりゆくための基礎的力量を形成する。 |
学修の到達目標 | 自らの「教育課程観」を構築していくための基礎的となる情報収集や判断力形成の訓練をすること。 講義の冒頭で提起する新時代の小学校・中学校・高等学校教師の資質としての「教育課程編成全体にわたる視野」とは何かについて、この講義の学習過程を通じて自分なりのビジョンを描けるようになること。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 日常点=授業後に「班報告」または「課題レポート」をmoodleに提出する。これらを全て集約して「最終レポート第Ⅰ部・ポートフォリオ」として再度提出する。(約70%) 最終レポート点=最終レポート(第Ⅱ部)により評価する(約30%)。 以上を合計してを10段階評価に換算する。 |
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 |
問題提示型PBL(事例シナリオ活用含) 問題自己設定型PBL プロジェクト型PBL 実地体験型PBL Moodleを活用する授業 |
授業改善の工夫 | 多人数が集まり動くことが学習の非効率化につながらないように、教師も学生も努力しよう。 私は10:30ちょうどに授業開始することを心がけている。受講生諸君も、10:30までには配付資料をとって既に席についているよう心がけてほしい。 講義時間帯には私語を慎み、班討論では大いに発言しよう。 第1回授業で班編成をし、以後ほとんどの回で班討論を行なう。多数の班が一斉に議論する学習環境となるが、お互い知恵を出して少しでも快適な学習環境となるよう工夫しよう。 毎回の授業後、課題レポートまたは班討論報告をmoodleに投稿する。moodleに掲載された意見を読むことで、クラス全体での間接的なコミュニケーションがはかれる。機会を見て全体での討論も行ないたい。 |
教科書 | 教育課程に関わる基礎知識や必須情報は、moodle上に掲載する。 |
参考書 | 同様に、moodle上に掲載する。 |
オフィスアワー | 非常勤講師であるため設定しないが、どうしても必要な場合は授業後の昼休みに対応する。 |
受講要件 | 教室の収容能力や学習効果を考慮して70名程度を上限とし、それを越えた場合は受講制限を行なう。4年生以上、3年生、2年生、1年生の優先順で受講を許可していく。 受講制限を実施する場合は、第1回講義までに学務前掲示板、教室前に受講許可者一覧を掲示する。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 教育課程構成のsimulationを経験する ~生と死の学習を通して~ |
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Key Word(s) | Practical Experiences on Developing School Curriculum : through the learning experience of Human Living and Death |
学修内容 | 第1回:0.オリエンテーション(教育課程の定義、教育課程編成と教師の役割) 第2回:1.現代日本社会における多数の死者との直面~東日本大震災に学ぶ~ (1)「あの日生まれた命」(2014.3.11 NHK)―多数の死者のただ中でタブーとなった「生の喜び」― 第3回:1.(2)「最期の笑顔~納棺師が描いた東日本大震災~」(2013.8.31 NHK)―死者を送る家族を支える職業の存在― 第4回:1.(3)「命と向きあう授業~被災地の15歳・1年の記録」(2015.3.29 NHK)―肉親との死別と向き合う中学生、「自分事」にしようとする教師、同級生― 第5回:2.小学校で生命誕生をどう学ぶか~附属小学校における佐藤年明実践~ (1)VTR視聴 第6回:2.(2)討論 第7回:3.子どもは死をどのように捉えているか? (1)心理学の研究成果から 第8回:3.(2)難病の子どもたち、肉親を亡くした子どもたちの事例から 第9回:4.生と性と死を学ぶカリキュラムのデザインのために (1)理論編 第10回:4.(2)実践編①(鳥山敏子実践など) 第11回:4.(2)実践編②(金森俊朗実践など) 第12回:5.生と性と死に関わるカリキュラム・プランづくり (1)班のサブテーマの決定 第13回:5.(2)サブテーマに関するリサーチ結果の交流とカリキュラム・プラン骨子の決定 第14回:5.(3) 班のカリキュラム・プランの確定→ (4)WEB発表会 第15回:5.(5) 選抜発表会 6.全体総括 定期試験:最終レポートをもって替える |
事前・事後学修の内容 | 授業資料はmoodleにupしたり(閲覧資料)、授業当日に配付する(配付資料)。事前にupした閲覧資料は予め通読してから授業に臨むこと。 毎回の授業終了後に課題レポートまたは班活動報告をmoodleに投稿する。この投稿受領を持ってその回の授業に出席したと見なす。課題レポートは全回授業終了後に集約して「最終レポート第Ⅰ部・ポートフォリオ」として再度提出する。 |