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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 海洋生物資源学科・海洋生物資源学教育コース
学部(学士課程) : 3年次
2年次に水族発生学を受講していることが望ましい.
選択・必修 選択必修
教育コース選択必修:水圏P指定科目
授業科目名 分子生態学
ぶんしせいたいがく
Molecular Ecology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BO-BIOL-2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 月曜日 7, 8時限
開講場所

担当教員 ○河村 功一(生物圏生命科学科)

○Kouichi Kawamura

学修の目的と方法

授業の概要 分子生態学の原理,方法,実践,解釈について具体的実例を交えながら解説する。
学修の目的 生物の遺伝,進化,生態,行動,保全といった様々な生命現象の解析・理解が可能な分子情報を用いた最新の遺伝解析手法について学ぶ
学修の到達目標 分子生態学の概要を学ぶと共に、分子生態学的観点から生命現象が理解できるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

質問カードを用いた学生の探究心+思考力養成を目指す.

成績評価方法と基準 期末試験100%(出席は7割以上を必要とする。60点以上が合格)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 板書の字が小さいとの指摘があり,改善に努めたい.
教科書 教科書は特に指定せず.
適宜,資料を配付する.
参考書 井鷺 ・陶山 (著) 生態学者が書いたDNAの本 ―メンデルの法則から遺伝情報の読み方まで. 文一総合出版.
オフィスアワー 指定時間なし.随時 527室.E-mailによる問い合わせも受け付ける.
受講要件 特になし。
予め履修が望ましい科目 水族発生学、水族発生遺伝学実験
発展科目
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)
環境教育に関連した科目

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 生態、生理、分類、行動、進化、適応、保全
Key Word(s) systematics, evolution, adaptation, ecology, physiology, conservation, behavior
学修内容 第1回:分子生態学とは:分子生態学の内容ならびに目指すもの
第2回:分子情報の種類とその応用範囲
第3回:分子生態学における実験の原理:アロザイム,シーケンス,SNP
第4回:生態学における分子マーカーの種類と特徴(1):ミトコンドリアDNA
第5回:生態学における分子マーカーの種類と特徴(2):共優性マーカー
第6回:生態学における分子マーカーの種類と特徴(3):優性マーカー
第7回: 集団遺伝学の基礎(1):遺伝子頻度からハーディワインベルグの法則まで
第8回:集団遺伝学の基礎(2):ハプロタイプネットワークから分子系統樹まで
第9回:遺伝情報を用いた集団解析(1):単一集団を対象とした特性解析
第10回:遺伝情報を用いた集団解析(2):複数集団を対象とした特性解析
第11回:系統地理学(1):その原理と解析方法
第12回:系統地理学(2):系統地理解析の実践とその成果
第13回:行動生態学:分子マーカーを用いた行動解析,配偶様式から食物連鎖
第14回:保全遺伝学(1):希少種問題における分子情報の有用性
第15回:保全遺伝学(2):分子情報による外来種問題のアプローチ
第16回:定期試験
事前・事後学修の内容 予習は特に必用としないが,履修内容が多いので,毎回,ちゃんと復習を行うことが望ましい.

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