三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 工学部物理工学科 ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 必修
学科必修
授業科目名 アナログ電子回路工学
あなろぐでんしかいろこうがく
Analogue Electronic Circuit
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-ELEC-3

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目     
開講学期

前期

開講時間 金曜日 1, 2時限
開講場所

担当教員 藤原 裕司(工学部物理工学科)

学修の目的と方法

授業の概要 三重県内にも多く存在する電子回路関連企業では,電子回路の知識を有する技術者が求められている.この授業では,トランジスタを用いたアナログ回路の代表的なものについて,回路構成,動作原理,等価回路,諸特性を学習する.また,演算増幅器(オペアンプ)を利用した回路についても学習する.
学修の目的 発振の原理や発振回路の動作を理解する.変調・復調回路の動作を理解する.定電圧回路の仕組みを理解する.オペアンプを利用した回路の動作を理解する.
学修の到達目標 簡単な定電圧源の設計ができるようになる.代表的な発振回路の動作を説明できるようになる.信号の変調・復調の必要性を理解し,代表的な変調・復調方式について説明できるようになる.時間波形と周波数スペクトルの関係を理解できるようになる.オペアンプ回路の動作を理解できるようになる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 理学としての物理学および工学の根幹である機械・電気電子工学を基盤とした物理工学の基礎となる数理リテラシーを修得している。【汎用的技能】
 物理学、機械・電気電子工学に関する基本的な専門知識を修得している。【知識・理解】
 物理工学に関する諸問題や課題等について論理的に考え、その考えを説明することができる。【理解・思考・判断】
 各種の産業活動に関心を持ち、自らの社会貢献ついて考えることができる。【関心・意欲・態度】
 自らが取り組んだ課題やその解決方法について論理的に纏め、発表できる。【技能・表現】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験 100%(60%以上で合格)
期末試験では,電源回路,発振回路,変調・復調回路,演算増幅器から
各1問出題します.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 レポートを通して理解度を確認し,理解が不十分な点に関して補足説明を行う.
教科書 絵ときでわかる電子回路(福田務 他,オーム社)
参考書 インターユニバーシティ電子回路A(福田努他,オーム社)
アナログ電子回路(大類重範,日本理工出版会)
最新電子回路入門(藤井信生他,実教出版)
オフィスアワー 質問は随時受け付けます.
電子メール(fujiwara<at>phen.mie-u.ac.jp)やMoodleの利用することも可能です.
受講要件 なし
予め履修が望ましい科目 電気回路論I
電気回路論II
電子回路工学基礎
発展科目 ディジタル電子回路工学
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 定電圧回路,発振回路,変調・復調回路,演算増幅器
Key Word(s) Constant voltage circuit, Electronic oscillator, Analogue modulation and demodulation, Operational amplifier
学修内容 第1回 復習1 ダイオードを使った回路
第2回 復習2 トランジスタ増幅回路1
第3回 復習3 トランジスタ増幅回路2
第4回 定電圧回路1 −整流回路,シャントレギュレータ−
第5回 定電圧回路2 −シリーズレギュレータ−
第6回 定電圧回路3 −スイッチングレギュレータ−
第7回 発振回路1 −発振の原理−
第8回 発振回路2 −LC発振回路−
第9回 発振回路3 −CR発振回路−
第10回 変調・復調1 −変調・復調の必要性−
第11回 変調・復調2 −振幅変調と周波数スペクトル−
第12回 変調・復調3 −周波数変調と周波数スペクトル−
第13回 演算増幅器1 −演算増幅器の使い方と特性−
第14回 演算増幅器2 −加算回路,減算回路−
第15回 演算増幅器3 −微分回路,積分回路−
第16回 定期試験
事前・事後学修の内容 事前にMoodleに授業内容に沿った演習問題を提示します.
参考書などを用いて予習しておいてください.
適宜,演習問題をレポートとして提出を求めます.

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