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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 共生環境学科・全教育コース
学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 選択
選択科目:地球環境プロ指定科目、農業土木プロ指定科目
授業科目名 ビオトープ論
びおとーぷろん
Biotope
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BO-AGEN-2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 水曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 成岡 市(生物資源学部共生環境学科)

NARIOKA,Hajime

学修の目的と方法

授業の概要 ビオトープの語源はギリシャ語に由来する。"Bios"は生き物、"Topos"は場所を意味する。つまり、この二つの語から「特定の生物群集の境界のある生息空間」や「動植物の特定された生物群集の境界を有する生息空間」が定義される。本授業では、「生物多様性の縮小原因や影響、ビオトープ保全の意義、生物が多様であることの意義、ビオトープ保全の方法、生息環境の多様性と生物の多様性」などに注目し、生態学の概念、ビオトープの全体像、環境関連法、計画手法、施工手法などについて理解を深める。
学修の目的 「生物多様性の縮小原因や影響、ビオトープ保全の意義、生物が多様であることの意義、ビオトープ保全の方法、生息環境の多様性と生物の多様性」などに注目し、生態学の概念、ビオトープの全体像、環境関連法、計画手法、施工手法などについて理解を深める。
学修の到達目標 「生物多様性、生物種の絶滅、生物種の多様、保全のあり方、生息環境と生物の多様性など」の理解を深め、日本型ビオトープの概念を考察し、「ビオトープ管理士(計画,施工)」に関するソフトからハードまでの全体像を把握する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
農業土木プログラム-JABEE学習・教育目標との対応:(D)
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 4回のレポート課題の合計で評価し、60%以上を合格とする。具体的な評価方法は授業中に案内する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 シャトルカードの活用、e-mail通信でのやりとりなどによりup to dateの授業改善を行う。
教科書 ※資料を授業中に配布する。
参考書 ※ビオトープ管理士資格試験公式テキスト(日本生態系協会監修、日本能率協会マネジメントセンター)
オフィスアワー 随時受け付けている。生物資源学部棟3F(313室)。電話番号・メールアドレスは授業開始時に案内する。
受講要件 特別な要件は必要としないが、好奇心を沸き立たせることが望まれる。なお、「授業ノート」はしっかり創ること。
予め履修が望ましい科目 環境保全生態学、景観生態学、測量学など
発展科目 景観設計論、農地工学など
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)
環境教育に関連した科目

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 生物多様性、生息空間の多様性、レッドリスト、種の保存法、環境汚染、外来種、絶滅危惧種、ビオトープ保全、ビオトープの歴史、指標生物、環境保全、人の影響、ビオトープネットワーク、ミティゲーション、バッファーゾーン、ビオトープカルテ、環境基本法などの関連法
Key Word(s) biodiversity, habitat diversity, IUCN Red list, species conservation Act, environmental pollution, invasive species, endangered species, biotope conservation, indicator species, environmental protection, impact, biotope network, mitigation, buffer zone, biotope EMR, environmental basic law, related laws
学修内容 1.ビオトープを考える(授業の方法)
2.生物多様性の縮小の現状(1)(ビオトープの概念、定義、意義)
3.生物多様性の縮小の現状(2)(ビオトープの歴史、法律、事例)
4.生物多様性の縮小の現状(3)(野生動植物と人間社会の共生)
5.ビオトープ保全の考え方(1)(日本型ビオトープの考え方)
6.ビオトープ保全の考え方(2)(ビオトープ創出における雑草の問題)
7.ビオトープ保全の考え方(3)(「問題土壌」(1))
8.ビオトープ保全の考え方(4)(「問題土壌」(2))
9.ビオトープ保全の考え方(5)(「問題土壌」(3))
10.生物が多様であることの意義(1)(ビオトープに関する調査法(例))
11.生物が多様であることの意義(2)(ビオトープに関する日本とドイツの比較)
12.生物が多様であることの意義(3)(マングローブ環境と生物生息空間保全)
13.ビオトープ保全の進め方(1)(ビオトープに対応する水田・畑の比較)
14.ビオトープ保全の進め方(2)(農業農村整備と生態系保全)
15.ビオトープ論全般の整理(海の恩恵「塩益」)
16.期末試験(レポート課題)

※ 詳細については、授業開始時に説明する
事前・事後学修の内容 各回ごとの授業ノートをしっかり創り、それにより予習・復習を行うこと。

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