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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・全教育コース
学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 その他
国際・地域資源学教育コースの教育コース必修科目
農林生物学教育コース森林科学プログラムの選択科目
授業科目名 森林生態学
しんりんせいたいがく
Forest Ecology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BO-BIOL-2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 月曜日 2時限
開講場所

担当教員 鳥丸猛(生物資源学部資源循環学科)

TORIMARU, Takeshi

学修の目的と方法

授業の概要 陸上植物が作り出したひとつの大きな生態系である森林生態系を維持しているしくみを理解させるために,森林を構成する樹木の生活史,自然環境・生物的環境と樹木との相互関係を中心に講義する.
学修の目的 国内に分布するさまざまな代表的樹種の生態に関する知識ならびに台風などの自然撹乱の重要性に関する知識を得て,それらが構成する森の成立過程について理解できるようになる。
学修の到達目標 樹木の種名を覚えているだけでなく,それぞれの樹種の生活史を詳しく知ることができる.さらに,これらの樹木が森林を構成する必然性と偶然性を意識することで,自然界における生物群集のバランスの重要性を理解することができる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

「感じる力」=20%、「考える力」=50%、「コミュニケーション力」=20%、「生きる力」=10%

成績評価方法と基準 レポート40%,中間試験30%,期末試験30%,計100%.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 中静透,森のスケッチ.東海大学出版会
参考書 菊澤喜八郎,森林の生態学.共立出版
堤利夫,森林生態学.朝倉書店
オフィスアワー
受講要件 植物学を履修済であること.この科目を履修していなければ,数多くの樹木名が登場するため,講義を理解することは困難。
予め履修が望ましい科目 森林育成学
発展科目
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 森林生態系,生態系保全,樹木の生活史,森林動態,個体群,生物群集
Key Word(s) forest ecosystem, ecosystem conservation, tree life history, forest dynamics, population, community
学修内容 1.世界の森林帯と樹木
2.日本の森林帯と樹木
3.環境傾度
4.遷移系列・群集集合
5.物質生産
6.物質循環
7.生育段階・生活史戦略
8.中間試験,種子サイズ
9.種子散布
10.実生の生残過程
11.繁殖-結実豊凶
12.繁殖-送粉系,交配システム
13.生物間相互作用
14.撹乱体制
15.総括
16.試験
事前・事後学修の内容 1-2.世界と日本の森林帯と樹木
3.緯度や標高の上昇にともなう環境および植生の変化
4.時間経過にともなう植生の変化パターンに影響を与える必然的・偶発的な要因
5.一斉同齢林の林分発達過程
6.森林における化学成分の収支
7.個体群と適応度
8.種子サイズの違いがもつ適応的意義
9.種子散布の適応的意義
10.実生期の死亡要因と個体群存続のための生存戦略
11.一斉開花・結実の適応的意義
12.次世代への遺伝子伝達パターンと近交弱勢の回避メカニズム
13.昆虫と樹木の生物間相互作用
14.台風や土砂崩れなどの自然撹乱の強さや規模が生物群集に及ぼす影響
15.全体を振返って森林の成り立ちを学ぶ

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