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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養基盤科目・基礎教育 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次 生物資源学部1年Dクラス |
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授業科目名 | 情報科学基礎 | |
じょうほうかがくきそ | ||
Basic Information Science | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | LIINFS1
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | ||
分野 | ||
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
火曜日 9, 10時限 |
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開講場所 | 情報教育室(共通教育棟1号館4階401) | |
担当教員 | ○森尾 吉成(生物資源学部) | |
MORIO, Yoshinari |
授業の概要 | 本授業では,学生は,数多くの課題を通して基本的なITスキル(インターネット活用,情報倫理,パソコン保守,ファイル管理,タイピング,文書作成,表計算,発表原稿作り,クラウド活用)を習得するとともに,週次課題である1分間プレゼンテーションを通してプレゼンテーション力を向上させる.さらに,問題設定力ならびに問題解決力が必要とされる課題を通して,情報収集・分析・整理力,新しいアイデアの発想やアイデアを実践するために必要なデザイン力についても訓練する.eポートフォリオなどを活用して自分の活動を記録し,振り返る習慣を身につける. |
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学修の目的 | ・ノートをとる力が身につく. ・インターネットを活用する力が身につく. ・情報倫理が身につく. ・パソコンの簡単な設定・保守・管理作業が行える. ・基本的なファイル管理が行える. ・タイピング力が向上する. ・ワープロソフトを使って学術的なスタイルが要求される文書を作成できる. ・表計算ソフトを使って学術的なデータ処理が行える. ・図解を使ってプレゼンテーション用の発表原稿を作成できる. ・クラウドサービスを活用できる. ・プレゼンテーション力が向上する. ・問題設定力と問題解決力が訓練される. ・ある課題に対して目的意識を持って一週間やり切る習慣が身につく. ・eポートフォリオなどを使って自分の活動を振り返る習慣が身につく. |
学修の到達目標 | ・自分流のノートの取り方を見つける. ・大学内ネットワークが利用でき,学外の有用なインターネット上のサイトを日常的に活用する習慣が身く. ・ウィルス対策,情報漏洩対策,誹謗中傷など,課外防止,被害防止,被害回復に求められる知識,技能,態度を意識できる. ・パソコンの初期設定,無線LANへの接続,プログラムの強制終了など,初歩的な設定・保守・管理作業が行える. ・フォルダ,ファイル,ファイルパス,拡張子の概念を理解し,ファイル管理が行える. ・タッチタイピングに近い速度でタイピングができる. ・指定されたページレイアウト(余白,段組,1行の文字数,ページ番号,ヘッダー,フッター),文字フォント,段落スタイルをもつ文書を作成できる. ・与えられた学術データを処理し,グラフが作成できる. ・少なくとも一つのクラウドサービスは使用できる. ・全員10回近くプレゼンテーションをする. ・毎週8時間以上取り組むべき課題を自ら設定する. ・毎週8時間以上取り組まなければならない課題をやり切る. ・自分の活動を少なくとも1週間に1回は振り返る習慣が身につく. |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 各種課題レポート70%,プレゼンテーションピア評価10%,期末試験20%の計100%で評価する.ただし,4回以上欠席した場合は再受講とする.なお,詳しい評価基準は,第1回目の授業の際に説明を行う. |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
問題自己設定型PBL 反転授業 プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 Moodleを活用する授業 eポートフォリオを活用する授業 キャリア教育の要素を加えた授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | 毎回授業アンケート調査を行い,学生の習熟度に合わせて授業内容を改善する. |
教科書 | |
参考書 | |
オフィスアワー | 時間帯: 毎週火曜日12:00~13:00 場 所: 森尾(415室) |
受講要件 | 毎回の授業には,「ノートパソコン」を必ず持参すること.第1回目の授業も忘れずに持参すること. |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | 環境情報学(1年生後期,共生環境学科・コース必修科目) |
その他 | 生物資源学部共生環境学科の農業土木プログラムのJABEE科目に指定されている. |
MoodleのコースURL |
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キーワード | ノートとり,インターネット,タイピング,情報倫理,パソコン設定・保守・管理,ファイル管理,ワープロ,表計算,クラウド,プレゼンテーション,問題設定力と問題解決力,やり切る習慣,eポートフォリオ |
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Key Word(s) | Note taking, IT, typing, information ethics, PC setup and maintenance, file management, Word, Excel, Cloud, presentation, problem solving, goal setting competency, persevere, e-portfolio. |
学修内容 | 1)授業概要,到達目標,成績評価,課題レポートについて説明を受けた後,パソコンの基本設定,無線LANを使ってキャンパスLANへの接続,インターネットへの接続,ウィルス対策,Microsoft Officeの初期設定を行う.キャンパスLANを利用するための統一アカウントを受け取り,統一アカウントで利用可能な提供サービスの説明を受ける. 2)三重大学の学習管理システムであるMoodleにログインし,教材の閲覧方法,教材のダウンロード,課題レポートの提出方法,の操作方法を知る. 3)三重大学の学生用メールアカウントの正しい使い方について理解し,学生用メールの利用方法を習得する. 4)電子メールを利用する際の,相手に合わせてメッセージを作成する方法,正しく宛先を指定する方法を習得する. 5)セキュリティやモラル,パソコンOSの脆弱性に関する説明を受け,インターネット利用時に注意すべき点を知るとともに,倫理上問題なく安全にパソコンを使用する方法を習得する. 6)与えられた課題に対して,適切なキーワードを選択して複数のサイトから情報を検索する方法,収集した情報を効果的に整理する方法,整理・分析した結果を図解するスキルを訓練する. 7)与えられた課題に対して,自分らしい視点から情報を収集・整理・分析し,さらにとりまとめた内容をプレゼンテーションするために,PowerPointを使って発表原稿を魅力的に作成するスキルを訓練する. 8)プレゼンテーション時に,自分のメッセージを聴衆に効果的に伝えるためのスキルを訓練する. 9)与えられた課題レポートに対して,Wordを使って指定された書式やレイアウトをもつ学術的な文書を作成するスキルを訓練する.さらに,相手に合わせて適切なファイル名を付ける流儀についても身に付ける. 10)与えられた数値データを,Excelを使って指定された条件に合う形に加工するスキルを訓練する. 11)与えられた数値データを,Excelを使って加工し,さらにデータの性質に合わせてグラフ化するスキルを訓練する. 12)与えられた課題レポートに対して,学術的文書としてふさわしい書式,文章,グラフ,表,数式,図表タイトル,所属氏名,ページ番号,表紙を作成するための流儀を身に付ける. 13)情報を取り扱う上で意識しなければならない知的財産権やプライバシーやモラルに関する情報倫理について,社会で発生している事例を調査する. 14)大学ではなく,社会で必要とされている情報スキルについて調査することにより,今の自分を成長させるための振り返りを日々行う習慣を身に付ける. 15)eポートフォリオを活用しながら,毎回,学習成果を振り返るメタ認知とともに,習熟度テストによって到達レベルを確認し,次の行動につなげる学習サイクルを回す習慣を身に付ける. 注意:順序が入れ替わる場合がある. |
事前・事後学修の内容 | 15回を通して,以下の内容を組み合わせた授業を展開する. 1)ノートパソコンを購入し,持参する. 2)統一アカウントを使ってキャンパスLANに接続する練習をするとともに,Moodleにログインする. 3)学生用メールアカウントを使って電子メールが送受信できるようになること. 4)Windowsパソコンの脆弱性を解消するWindowsUpdate,セキュリティ対策ソフトの更新作業を実施する. 5)毎週8時間以上をかけて取り組んだ内容について1枚の図解にまとめる. 6)毎週8時間以上かけて取り組んだ内容をプレゼンテーションする. 7)魅力的なプレゼンテーションができるように原稿を見ず,ジェスチャーを交えた発表方法を毎週訓練する. 8)毎週のプレゼンテーションで発表した内容を,指定された書式をもつ課題レポートの形にまとめて提出する. 9)Excelを使って数値データを指定された形に加工してくる. 10)Excelを使って指定された書式を持つグラフを作成してくる. 11)科学論文やレポートを作成するためのルールについて知る. 12)情報倫理に関して社会で問題が起こっている事例を知る. 13)社会で必要とされている情報スキルについて知る. 14)学習成果の振り返りと予習を行う課題を毎週行う. 15)数理データサイエンススキルを訓練するための課題に取り組む. |