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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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選択・必修 | 選択 |
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授業科目名 | 比較文化論 | |
ひかくぶんかろん | ||
Comparative culture | ||
授業テーマ | 「日本人論」の批評 | |
単位数 | 2 単位 | |
分野 | 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開放科目 | 非開放科目 | |
市民開放授業 | 市民開放授業 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
金曜日 3, 4時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | グットマン ティエリー(人文学部) | |
GUTHMANN Thierry |
授業の概要 | 「日本人論」及び「日本人論思想」の概念を解説した上で現代日本社会においてその思想が影響を及ぼしている様々な具体例(図書、論文、テレビ番組等)を紹介する。続いて日本人論に対する主な批判的理論を利用しながら日本人論の問題点に迫る。そして、授業の本論に入り、古典から最新までのいくつかの日本人論的な図書、テレビ番組等を比較文化の観点から批評する。つまり、他の文化との比較を通じて日本人論において唱えられている日本社会・文化の独自性を相対化する。 |
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学習の目的 | この授業を受講することで学生はいわゆる日本文化の独自性を唱える考えから、一定の距離を保ちながらバランスのとれた知識を得る。その延長として、日本文化の普遍的な要素を認識し、また、外国の文化に対してもさらなる深い理解を得られる。 |
学習の到達目標 | 日本人に関する固定観念にとらわれず自らの文化・国民の特徴を比較文化の観点に立って客観的に分析することができるようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | 能動的要素を加えた授業 |
教科書 | 教科書はありません。 |
参考書 | 以下の「事前・事後学修の内容」欄を参照 |
成績評価方法と基準 | 平常点(授業への積極的な参加が求められる)20%、期末試験(小論文)80%、計100%。 |
オフィスアワー | 毎週の木曜日14:40~16:10、GUTHMANN研究室(人文学部校舎3階) |
受講要件 | なし |
予め履修が望ましい科目 | なし |
発展科目 | なし |
授業改善への工夫 | FD(Faculty Development)プログラム、学生の授業評価アンケートの結果を参考にし、常に改善に努めている。 |
その他 |
キーワード | 比較文化、日本人論 |
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Key Word(s) | comparative culture, theories/discussions about the Japanese |
学習内容 | 第1回:様々な日本人論(図書、論文、小説、映画、講義等) 第2回:日本人論の批判1 第3回:日本人論の批判2 第4回:日本人論の批判3 第5回:古典1:『菊と刀』 第6回:『タテ社会の人間関係』と『甘えの構造』という2つの古典 第7回:『タテ社会の人間関係』と『甘えの構造』という2つの古典・続 第8回:現代日本人論1:『国家の品格』 第9回:現代日本人論2:『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』 第10回:テレビ番組(一般)『Cool Japan発掘!かっこいいニッポン』 第11回:テレビ番組(スポーツ)オリンピックの放送 第12回:『12人の優しい日本人』:日本人論の風刺 第13回:『12人の優しい日本人』:日本人論の風刺・続 第14回:総合まとめ:日本人論の批評を通じた比較文化 第15回:総合まとめ:学生の質問に答えながら |
事前・事後学修の内容 | 授業中扱われる文献のいくつかを読むことが望ましい。 以下、その文献のリストを掲載する。 『菊と刀』(ルース・ベネディクト) 『タテ社会の人間関係』(中根 千枝) 『甘えの構造』(土居 健郎) 『国家の品格』(藤原 正彦) 『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(ケント・ギルバート) また、日本人論の徹底批判を行った文献として杉本 良夫、 ロス・マオアやハルミ・ベフの著書・論文(英文が多いが、和文もある)を読むことを勧める。 |
ナンバリングコード(試行) | LICMPC1 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら