三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 工学部情報工学科 ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 必修
学科必修
授業科目名 ソフトウェア工学
そふとうぇあこうがく
Software Engineering
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 金曜日 5, 6, 7, 8時限
開講日は掲示で指定
開講場所 情報工学科棟2階 電算演習室

担当教員 五味 弘(沖電気工業)

GOMI, Hiroshi

学習の目的と方法

授業の概要 ソフトウェア工学とは、ソフトウェアの開発方法だけに留まらず、その成果物であるソフトウェア自身について学ぶ情報工学の中心となる分野の一つである。この講義では、実務で現れる課題とそれを例題にした演習を通じて、実践的なソフトウェア工学を総合的に学んでいく。この講義を通じて、実際のソフトウェア開発に親しみ、ソフトウェア開発者として、実践を身に付けていってほしい。
学習の目的 まず、実践的なプログラミング書法から学ぶ。次に、オブジェクト指向技術の基礎的な知識からオブジェクト指向設計の実践を習得する。この中で、UMLやデザインパターンも学んでいく。
学習の到達目標
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的思考力
  •  課題探求力
  • ○問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義 演習

授業の特徴

教科書 教科書:五味の自作プリント配布
参考書 参考書:
1. Richard C. Lee, William M. Tepfenhart,「オブジェクト指向開発の実践的基礎 UML,C++ を使った開発理論と実践のレシピ」,ピアソン・エデュケーション,1999年
2.Peter Cord, Mark Mayfield,「Java オブジェクト設計」,プレンティスホール,1997年
3.鈴木正人,「ソフトウェア工学 プロセス・開発方法論・UML」,サイエンス,2003年
4. Mark Grand,「UML を使った Java デザインパターン 再利用可能なプログラミング設計集」,カットシステム,2000年
5. 鈴木純一 他,「ソフトウェアパターン再考 パターン発祥から今後の展望まで」,日科技連、2000年6. Erich Gamma 他(GoF),「オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン」,ソフトバンク,1999年
6. IPA/SEC, 「ソフトウェア開発データ白書2005」,日経BP社、2005年
成績評価方法と基準 出席は必要条件であり、7割以上出席しなければならない。
評価は、出席数や授業発表や質問などの授業態度(10%)、レポート(30%)、定期試験(60%)の割合で行う。但し、各項目において、特に優秀なものには満点以上の点を与えることがある。最終成績6以上を合格とする。
オフィスアワー メールにて受け付け可。情報棟5階の落合事務職員も連絡を受け付ける。
受講要件 この講義の受講条件は1種類以上のプログラミング言語とその作成経験を有することを条件とする。但し、プログラミング言語は任意のものでよく、特定しない。
予め履修が望ましい科目 この授業の基礎として「各種プログラミング言語の基礎と演習」、「オブジェクト指向プログラミング(計算機言語論2他)」、「データ構造論」などのプログラミング系科目の分野がある。
発展科目 発展・応用として、運用面からは「ソフトウェアプロジェクトの運用」に関する科目の分野があり、技術面からは「分散オブジェクト指向設計・プログラミング」やソフトウェア開発方法論などの細目の科目の分野があるので、学生諸君はさらにこれらを学んでほしい。
授業改善への工夫
その他

授業計画

キーワード
Key Word(s)
学習内容 第1回 ソフトウェア工学の紹介
現状と問題点,企業での実際の運用の紹介,理論と実際の現実的な差

第2回 プログラミング書法;手続き型プログラミング書法,実務的アンチプログラムパターンとその実践的解決方法

第3回 オブジェクト指向の復習,実践的オブジェクト指向プログラミングとそのデバッグ方法抽象データタイプ,カプセル化,差分プログラミングの知識とその実際のコード

第4回 オブジェクト指向設計
基礎と実践的設計方法,クラスとその関係の発見方法とその演習

第5回 UML 基礎1;概念,クラス図とその演習

第6回 UML 基礎2;シーケンス図やユースケース図、他の図とその演習

第7回 UML 実践;クラス設計/クラス実装演習,総合演習

第8回 UML 演習発表とその評価;総合演習の発表とその評価

第9回 デザインパターン、アーキテクチャパターン基礎
パターンの思想の紹介,GoF パターンやその他の主要なパターンの紹介

第10回 パターンの実践演習
クラス設計演習,UML のクラス図やシーケンス図の記述演習も含む

第11回 プログラム開発方法論の基礎
ウォータフォール型,プロトタイピング手法,XP を含むアジャイル系開発方法論

第12回 プログラム開発方法論の企業での実際の運用
実務的運用の紹介,実際のプロジェクト運用方法の紹介

第13回 ソフトウェアのテスト技法の基礎と実践
企業での実務的運用,デバッグ手法の紹介と実際の運用,ソフトウェアメトリクス

第14回 今後の実践的ソフトウェア工学
企業のソフトウェア工学の実践方法,実務的デバッグ・プロジェクト運用方法

第15回まとめ

第16回 定期試験
事前・事後学修の内容
ナンバリングコード(試行) EN-INAP-3

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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