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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 工学研究科(博士前期課程)分子素材工学専攻
領域 主領域 : E
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 2年次
選択・必修
講座必修
授業科目名 材料物理化学演習Ⅱ
ざいりょうぶつりかがくえんしゅうに
Seminar in Physical Chemistry for Materials II
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 金曜日 1, 2, 3, 4時限
開講場所 研究室および総合研究棟I2階セミナー室

担当教員 小塩 明(工学研究科分子素材工学専攻)

KOSHIO, Akira

学習の目的と方法

授業の概要  様々なナノ物質に関する最新の外国語論文を精読し、その内容を徹底的に調査・理解する。その調査結果をまとめ、発表・ディスカッションを行う。この授業では、このような一連の流れを繰り返すことによって、ナノ物質の作製方法や分析・評価方法に関する知識の習得ならびに明快な発表能力、ディスカッション能力を養うことを目的とする。
学習の目的 外国語論文の調査能力、それを要領よくまとめるテクニック、明快な発表能力を身につける。また、ナノ物質の様々な作製方法や分析・評価方法に関する知識を習得する。
学習の到達目標 到達目標は次の2つである。
①論文内容の“徹底的”に調査し、“要領よく”まとめ、“明快に”発表する。
②様々な材料の作製方法や分析・評価方法に関する“使える”知識を習得し、修士研究さらには将来、材料を取り扱う何らかの場面に遭遇したとき適用する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  • ○モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  • ○討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 演習

授業の特徴 能動的要素を加えた授業

教科書
参考書 授業中に紹介する。
成績評価方法と基準 出席、外国語論文の理解度、発表の明快さ、ディスカッションへの参加の積極性
オフィスアワー 毎週火曜日12:00~13:00、総合研究棟Ⅰ216B室(この時間以外でも対応しますので、遠慮なく居室まで来てください。ただし、事前にメールなどで確認すること。)
電子メール:koshio@chem.mie-u.ac.jp
受講要件 特になし。
予め履修が望ましい科目 材料物理化学演習Ⅰ
発展科目 材料物理化学特論
授業改善への工夫 学生の発表状況を勘案、ならびに授業評価アンケートに基づき改善する。
その他

授業計画

キーワード 材料化学、ナノカーボン、ナノ物質(ナノチューブ、ナノファイバー、ナノ粒子、ナノワイヤー)
Key Word(s) Material chemistry, Nanocarbons, Nanomaterials (Nanotubes, Nanofibers, Nanoparticles, Nanowires)
学習内容 Ⅰ. 外国語論文の読解・発表に関する内容
1. 最新のナノ物質に関する文献の検索
 J. Phys. Chem.、Nano Lett. などから最新のナノ物質の材料化学に関する文献を入手する。
2. 論文の精読
 全文和訳をする。専門用語や知識不足により理解できない基礎的事項に関しては、教科書、専門書等を参考に、人に説明できるまで徹底して理解するよう努める。
3. 参考文献の検索・調査
 過去の論文や特許を検索・調査し、当該論文のより深い理解に努める。
4.論文のまとめ
 発表のためのレジュメを作成する。単なる和訳ではなく、論文内容の本質と有益な情報を盛り込んだ、明快なまとめ方を習得する。
5.論文の発表
 人に納得してもらうための分かりやすい発表の仕方を習得する。発表者以外の者は、疑問点・アイデア等、意見を積極的に発言しディスカッション能力を磨く。

Ⅱ. 知識として習得したい内容
1. ナノ物質作製法
 化学気相成長、レーザー技術、プラズマ、化学修飾
2. 分析・評価方法
 電子顕微鏡(SEM、TEMなど)、元素分析(EDX、EELSなど)、熱分析(TGA)、表面分析(XPS、STMなど)、分光(Raman、IRなど)、質量分析(TOFMSなど)
3. 真空技術
 真空の性質、ポンプ、真空計、真空部品
事前・事後学修の内容 事前準備において、文献中の理解できなかった内容は、参考文献や書籍、ホームページ等で調べ、できる限り理解することに努める。それでも理解できなかった内容は、授業中のディスカッションを参考に、事後の再調査によって理解を確実なものとする。
ナンバリングコード(試行) EN-PHCH-5

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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