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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 共生環境学科・全教育コース
学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 選択
選択科目:地球環境プロ指定科目、環境デザインプロ指定科目、農業土木プロ指定科目
授業科目名 土壌圏循環学
どじょうけんじゅんかんがく
Environmental soil physics
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講 他学科の学生の受講可, 他学部の学生の受講可
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 金曜日 1, 2時限
開講場所

担当教員 ○取出 伸夫(共生環境学科),渡邊晋生(共生環境学科)

○TORIDE Nobuo, WATANABE Kunio

学習の目的と方法

授業の概要 農地における水分・熱・化学物質の移動と循環について,土壌物理,土壌化学の視点から講義する.そのために,不飽和水分移動,溶質移動,熱収支,化学物質の吸着や分解反応などの基礎理論を学んだ上で,農地にかかわる環境問題として,窒素循環,放射性セシウムの移動と除染,塩類化,土の凍結と凍上問題などをとりあげて解説する.
学習の目的 農地における水循環,物質循環にかかわる環境問題を,土壌物理,土壌化学の視点から理解する・
学習の到達目標 農地における水分・熱・化学物質の移動の基礎理論を理解する.その上で,農地にかかわる環境問題に対するモデルの果たす役割を理解する.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的思考力
  • ○課題探求力
  •  問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  •  討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  •  感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義

授業の特徴

教科書 土壌物理学~土中の水・熱・ガス・化学物質移動の基礎と応用 (ウィリアム・ジュリー+ロバート・ホートン 著 取出伸夫 監訳) 築地書館,
参考書 土壌学の基礎 生成・機能・肥沃土・環境 松中照夫 農文協
成績評価方法と基準 レポート(80%),出席(20%)
オフィスアワー 随時受け付け.部屋番号574.
受講要件 特になし.
予め履修が望ましい科目 土壌物理学,植物・土壌と水,土壌学
発展科目 土壌圏物質移動論
授業改善への工夫 レポートにより学生の理解度を確認し,また授業に対する要望等を書いてもらうことにより,適宜,授業改善を行う.
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学習要項で確認してください)
高等学校教諭一種免許状(理科)地学

授業計画

キーワード 溶質移動,不飽和水分移動,熱収支,窒素循環,放射性セシウム,除染,塩類土壌,土壌汚染,凍結,凍上
Key Word(s) Solute transport, Unsaturated water flow, Energy balance, Irrigation, Nitrogen cycle, Radioactive cesium, Soil freezing
学習内容 1. 農地における水・熱・化学物質移動にかかわる問題
2. 不飽和土中の水分移動: リチャーズ式
3. 畑地の灌漑水量: 不飽和水分移動におけるTRAMの問題点
4. 小テスト: 土中の溶質移動: 保存則とフラックス
5. 土中の溶質移動: 移流分散式
6. 土の養分保持と粘土の役割
7. 土中の放射性セシウムの移動
8. 農地における放射性セシウムの除染
9. 水田と畑地における窒素成分移動
10. 小テスト: 乾燥地農業における水管理と塩類問題
11. 土の熱現象: 大気のエネルギー収支
12. 土の熱現象: 地表面エネルギー収支
13. 土中のガス移動
14. 凍土壁による遮水工法
15. 寒冷地における農地の凍結と融解
16. 小テスト
事前・事後学修の内容 土壌物理の基礎的事項である水分保持,不飽和水分流れ,溶質移動については,「土壌物理」の教科書で復習すること.福島における放射性物質汚染について可能な範囲で調べておくこと.
ナンバリングコード(試行) BO-AGRI-2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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