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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 教育学研究科(教職大学院)教職実践高度化専攻・選択科目
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 2年次
選択・必修 選択
授業科目名 日本とアメリカにおける学校教育の現状と課題
にほんとあめりかにおけるがっこうきょういくのげんじょうとかだい
Realities and Problems of Schooling in Japan and U.S.
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

後期後半

開講時間 金曜日 5, 6, 7, 8時限
開講場所

担当教員 織田泰幸

Oda, Yasuyuki

学習の目的と方法

授業の概要 この授業では,様々な点で日本とは対照的であることが指摘されてきたアメリカの学校改革や教育制度改革に関する幅広い知識を習得するとともに,それらの知識を活用して,これまで自明視してきた我が国の学校教育に関する様々な特徴や課題について,より相対的・俯瞰的な視野を持って理解できるようになることを目的とする。
学習の目的 この授業では,諸外国の学校教育について幅広く紹介し,その動向をめぐる様々な課題と展望について,我が国の学校教育との比較を交えながら考察することを目的とする。
学習の到達目標 到達目標:アメリカの学校教育について,教師文化,学校改革,教育制度といった観点から幅広い知見を習得するとともに,日本の学校教育との比較を通じて,わが国の学校教育の特徴(良い点・課題)について理解することができる。またアメリカの学校教育について,受講生自身がテーマを設定して、調査・検討・報告を実施し,日本の学校教育についてより多角的な観点から思考することができる。
現職教員学生 自身のこれまでの教職経験を諸外国の教育制度の知見を通じて省察し,わが国の学校教育の優れた点や課題を改めて見い出すことができる。
学部新卒学生 日本と諸外国の学校教育に関する幅広い知見の習得を通じて,自身のこれまでの学校における経験の意義と課題について振り返ることができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○倫理観
  • ○モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的思考力
  •  課題探求力
  •  問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  • ○討論・対話力
  •  指導力・協調性
  • ○社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 演習

授業の特徴 能動的要素を加えた授業

教科書 特になし
参考書 坂野慎二・藤田晃之『海外の教育改革』放送大学教育振興会,2015年。
恒吉僚子『人間形成の日米比較-かくれたカリキュラム』中古新書,1992年。
W.K.カミングス『ニッポンの学校-観察してわかったその優秀性』サイマル出版会,1981年。
T.ローレン『日本の高校-成功と代償』サイマル出版会,1988年。
B.C.デューク『ジャパニーズスクール』講談社,1986年。
成績評価方法と基準 日本とアメリカの学校教育に対する認識・理解の深まり(30%)
授業への積極的な参加への意欲・態度(30%) 成果物・最終レポート(40%)
オフィスアワー 毎週火曜日13:00~14:30
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
授業改善への工夫 ・授業内容と関連するビデオやDVDを使用する
・授業内容と関連する補足資料(書籍や新聞記事のコピーなど)を配布する
・受講生からの授業の感想・質問を,毎回の授業に活用する
その他

授業計画

キーワード アメリカの学校教育
Key Word(s) Schooling in U.S.
学習内容 第1回:ガイダンス(諸外国の学校教育から学ぶことの意義は何か)
第2回:日本の「合わせ鏡」としてのアメリカの学校教育
第3回:日本とアメリカにおける学校問題をめぐる状況の比較~データと事例の比較分析~
第4回:日本とアメリカにおける教育制度改革の動向(日本:ゆとり教育、自律的学校経営、アメリカ:優秀性運動,再構造化,落ちこぼれ防止法)
第5回:日本とアメリカにおける学校改革の動向(日本:アメリカ:レッスンスタディ,教員リーダー,学校文化の変革)
第6回:日本とアメリカにおける「学びの共同体」の事例校
第7回:アメリカ人による日本の学校研究①(W.カミングス『ニッポンの学校』)
第8回:アメリカ人による日本の学校研究②(T.ローレン『日本の高校』)
第9回:アメリカ人による日本の学校研究③(B.C.デューク『ジャパニーズスクール』)
第10回:アメリカの学校教育から学ぶ(1)課題意識の明確化
第11回:アメリカの学校教育から学ぶ(2)文献の収集
第12回:アメリカの学校教育から学ぶ(3)発表資料の作成
第13回:アメリカの学校教育から学んだこと プレゼンテーション①(教育制度改革調査グループ)
第14回:アメリカの学校教育から学んだこと プレゼンテーション②(学校改革調査グループ)
第15回:授業のまとめ:日本の学校教育の「良さ」と「課題」は何か?
事前・事後学修の内容
ナンバリングコード(試行) ED-EDUC-5

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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