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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 ヨーロッパ・地中海の思想 A
よーろっぱ・ちちゅうかいのしそう A
European Philosophy A
単位数 2 単位
受講対象学生 2011年度以前入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 ヨーロッパ・地中海の思想 A
よーろっぱ・ちちゅうかいのしそう A
European Philosophy A
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 木曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 田中 綾乃(人文学部)

TANAKA, Ayano

学習の目的と方法

授業の概要 ヨーロッパ近代哲学における根本思想を考察することで、近代から現代に至るまでの思考法の基礎を学ぶことを目論見とする。
前期は、「人間とは何か?」という問いを考えるために、哲学の大きなテーマである「認識論」を中心にしながら、近代のヨーロッパの哲学者たちの思想を紹介する。そもそも私たちは世界をどのように認識しているのだろうか。また、「人間とは何か?」という問いを考えるために、現代の人工知能やロボットの心の問題についても考察を行う。日常的な問いから哲学的なものの見方や考え方を学ぶ。
学習の目的 西洋哲学における主要な主題を歴史的かつ体系的に基礎づける。
物事をじっくり考察するという哲学的思考法や哲学的態度を学ぶ。
先人たちの思想を考察することで、多角的なものの見方や価値観を養う。
学習の到達目標 近代哲学の主要なテーマである「認識論」についてそれぞれの哲学者たちの考え方を理解することで、近代のヨーロッパに通底する思想を把握する。また、そこから「人間とは何か?」という問いの考察を深める。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  • ○討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 講義

授業の特徴 能動的要素を加えた授業

教科書 プリント配布
参考書 岩崎武雄『西洋哲学史』(有斐閣)
黒崎政男『哲学者クロサキの哲学超入門』(平凡社新書)
川添愛『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』(朝日出版社)
その他、授業中に適宜指示する。
成績評価方法と基準 授業時のレスポンスペーパー(レポート)の内容、平常点、期末試験などから総合的に評価する。
オフィスアワー 毎週木曜日12時〜13時
受講要件 ・哲学は「自分自身で考える」学問である。それゆえ、受動的ではなく、能動的に授業に参加すること。
・毎回の授業にレスポンス・ペーパーを配布、回収する。
・哲学カフェ形式(対話型授業)を採り入れる。
・授業内での携帯、スマートフォンの使用を禁止する。
予め履修が望ましい科目 哲学・倫理学の科目
発展科目 ヨーロッパ・地中海思想演習
授業改善への工夫 哲学の講義は抽象的なので難しいが、なるべくわかりやすく、具体的な説明を行う。
その他

授業計画

キーワード 「西洋哲学」「認識論」「人工知能」
Key Word(s) Western Philosophy, Epistemology, Artificial Intelligence
学習内容 第一回  イントロダクション
第二回  「哲学」とは何か?
第三回  虹の色は何色か?
第四回  認識論のコペルニクス的転回
第五回  人間とは何か?
第六回  私たちの認識能力
第七回  生得観念とは?
第八回  心は白紙なのか?
第九回  存在するとは知覚されること
第十回  カントの認識論
第十一回 人間の知性
第十二回 ロボットの知性
第十三回 人工知能の認識論
第十四回 人間と人工知能の認識の違い
第十五回 まとめ

ただし、受講生の関心や理解度に応じて授業を進めるので、
必ずしもスケジュール通りに進むとは限らない。
事前・事後学修の内容 配布した資料をよく読み、指示した参考書にも可能な限り目を通すこと。
ナンバリングコード(試行) HU-EURO2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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