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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | ドイツ文学演習G | |
どいつぶんがくえんしゅうG | ||
Seminar on German Literature G | ||
単位数 | 2 単位 | |
受講対象学生 |
2011年度以前入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | ドイツ文学演習G | |
どいつぶんがくえんしゅうG | ||
Seminar on German Literature G | ||
単位数 | 2 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
金曜日 3, 4時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 菅 利恵(人文学部) | |
SUGA, Rie |
授業の概要 | ロマン派の作家ハインリヒ・フォン・クライストによる『聖ドミンゴ島の婚約』(Die Verlobung in St. Domingo、1811年)は、白人と黒人が戦争状態に陥った島を舞台に、白人側の男と黒人側の女の恋を描いた短編小説である。本授業では、この作品をドイツ語で講読しつつ、「敵対する異人種間の恋愛」というモチーフについて考察する。『聖ドミンゴ島の婚約』以外にも、関連する複数の物語や映画を紹介し、ヨーロッパ文学の中でこのモチーフを通して他者との関わりの可能性がどのように問い直されて来たのかを分析する。テクスト読解に入る前に初級文法の復習を行う。 |
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学習の目的 | 読解練習を通して中級程度のドイツ語能力を獲得する。恋愛物語の分析を通して異文化相互理解の問題について考察を深める。 |
学習の到達目標 | 異文化相互理解について知見を得るとともに、ドイツ語の読解力を身につける。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 | 能動的要素を加えた授業 グループ学習の要素を加えた授業 |
教科書 | プリント配布 |
参考書 | |
成績評価方法と基準 | 平常点で評価する。 |
オフィスアワー | 金曜日 13:00~14:00 |
受講要件 | 共通教育の異文化理解(ドイツ語)Iを修得していること。もしくは同程度のドイツ語力があること。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
授業改善への工夫 | |
その他 |
キーワード | ドイツ語、ドイツ文化、異文化理解 |
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Key Word(s) | |
学習内容 | ハインリヒ・フォン・クライストの『聖ドミンゴ島の婚約』(Die Verlobung in St. Domingo、1811年)をドイツ語で講読しつつ、「敵対する異人種間の恋愛」というモチーフについて考察する。授業では、まず読解に入る前の準備として関係代名詞などの文法事項を学習し、その後ドイツ語の訳読に入る。毎回時代背景や関連する作品の紹介、解説も行う。テーマに関連する映画鑑賞等やグループ討論も行う。授業の大まかな流れ(予定・変更あり)は以下の通りである。 1. 文法の復習(形容詞、接続詞、zu不定詞) 2. 文法の復習(関係代名詞、受動態) +クライストについて 3. 文法の復習(接続法) +テクスト読解 4. テクスト読解 +「敵対する異人種間の恋愛」のモチーフについて〜 歴史的背景 5. テクスト読解 +「敵対する異人種間の恋愛」のモチーフについて〜 啓蒙時代の言説 6~8. テクスト読解 +「敵対する異人種間の恋愛」のモチーフについて〜 「ポカホンタス」物語の系譜 9~11. テクスト読解+「敵対する異人種間の恋愛」のモチーフについて〜「水の女」の系譜 12. テクスト読解+「敵対する異人種間の恋愛」のモチーフについて〜人種政策の歴史 13~15. テクスト読解 +「敵対する異人種間の恋愛」のモチーフについて〜現代の移民文学にみる恋愛 |
事前・事後学修の内容 | 参加者は毎回予習が必要である。 |
ナンバリングコード(試行) | HU-CLTR2 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら