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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 人文社会科学研究科(修士課程)地域文化論専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 英米言語構造論特講Ⅳ | |
えいべいげんごこうぞうろんとっこうよん | ||
Special Lecture on the Structure of English Sentences IV | ||
単位数 | 2 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 菅原 彩加(人文学部) | |
SUGAWARA, Ayaka | ||
ayakasug@human.mie-u.ac.jp |
授業の概要 | ヒトをヒトたらしめている特徴の一つが、言語を操るという能力である。どのような言語であれ、またどのような社会環境にあっても、ヒトは明示的に他者から教わることなく言語を獲得し、自らの思考を他者と共有することができる。動物でも音や身振りの情報でコミュニケーションを行うことは明らかだが、それはヒトが操る「言語」と比すべき能力なのだろうか?何が違うのだろうか?この授業では、ヒトの言語の進化について何がわかっていて何が課題なのかを議論し、いくつかのprotolanguageの仮説について考察することで、ヒトの言語について理解を深める。教科書として英語で書かれた文献を読む。生物学的な前提知識は必要としない。 |
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学習の目的 | 1.ヒトの言語に普遍的な特徴について、特に動物のコミュニケーションと比較しながら理解を深める。 2.言語進化について知識を得る。 |
学習の到達目標 | 1.英語で書かれた文献を読み、内容を理解し考察できる。 2.ヒトの言語の特徴について、具体例を挙げて説明できる。 3.言語進化について、何が明らかになっていて何が課題なのかを理解できる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 | 能動的要素を加えた授業 |
教科書 | Fitch, W. Tecumseh. 2010. The Evolution of Language. Cambridge University Press. |
参考書 | 適時提示する。 |
成績評価方法と基準 | 授業における議論への貢献度・発表 100% |
オフィスアワー | 開講時に指定する。 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 人文学部文化学科において開講されている「言語科学概論A・B」「英語学演習」、またはそれに相当する講義を履修済みであること。 |
発展科目 | 英米言語構造論演習Ⅳ |
授業改善への工夫 | |
その他 |
キーワード | 言語進化、生成文法 |
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Key Word(s) | Evolution of language, generative grammar |
学習内容 | 第1回:ガイダンス 第2回:Chapter 1 Language from a biological perspective Chapter 2 Evolution: consensus and controversy 第3回:Chapter 3 Language 第4回:Chapter 4 Animal cognition and communication 第5回:Section 1 のまとめ 第6回:Chapter 5 Meet the ancestors Chapter 6 The LCA: our last common ancestor with chimpanzees 第7回:Chapter 7 Hominid paleontology and archaeology 第8回:Section 2 のまとめ 第9回:Chapter 8 The evolution of the human vocal tract 第10回:Chapter 9 The evolution of vocal control: the neural basis for spoken language 第11回:Chapter 10 Models of the evolution of speech and phonology Section 3 のまとめ 第12回:Chapter 11 Historical overview: Western theories of language origin before Darwin Chapter 12 Lexical protolanguage 第13回:Chapter 13 Signs before speech: gestural protolanguage theories 第14回:Chapter 14 Musical protolanguage Chapter 15 Conclusions and prospects 第15回:第1回~第14回までの総まとめ |
事前・事後学修の内容 | 授業前に教科書の指定された箇所を良く読み、内容を理解してから授業に臨むこと。開講時に担当箇所を決めるので、担当の部分においては教科書の内容を要約したハンドアウトを作成し、授業内で発表する。 |
ナンバリングコード(試行) | HU-CLTR4 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら