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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 西洋史A | |
せいようしえい | ||
Western History A | ||
授業テーマ | 西洋中世史入門 | |
単位数 | 2 単位 | |
分野 | 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開放科目 | 非開放科目 | |
市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
水曜日 5, 6時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 上柿 智生(非常勤講師) | |
UEGAKI, Tomoo |
授業の概要 | 中世のカトリック世界および正教世界で生じた諸事象を学ぶことを通して、中世ヨーロッパの歴史の流れと文化の形を把握する。 |
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学習の目的 | 中世ヨーロッパというと、社会が現代とはかなり違った原理で動いていたり、人々のものの感じ方や考え方も独特であったりと、「異質」な面が目立つが、およそ一千年の間に現代に至るヨーロッパ世界や近代西洋文明の原型が徐々に形作られていった時代でもあった。中世ヨーロッパの歴史と社会を学ぶことを通して、日頃何気なく受け入れている現代の制度や考え方が生じた経緯と背景をたどり、またはるか昔の異質な中世の視点を借りて現代文明の諸特徴を立体的に認識できるようにする。そしてそれによって私たちが今生きる世界のあり方についてより多角的に検討して意見を持てるようになることを目指す。 |
学習の到達目標 | 中世のヨーロッパで生じた歴史的諸事象の基本的なものについてその内容を説明できる。 上記の事象につき、それが生じた原因と、後の時代に及ぼした影響を説明できる。 中世ヨーロッパの社会の構造とそこに生きた人々のものの考え方・感じ方について、現代や日本との相違点を指摘できる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
教科書 | 服部良久・南川高志・山辺規子編『大学で学ぶ西洋史[古代・中世]』(ミネルヴァ書房、2006年) |
参考書 | 授業中に適宜指示する。 |
成績評価方法と基準 | 平常点(課題)50%、期末レポート50%、計100%(合計が60%以上で合格) |
オフィスアワー | 毎回の授業の後(長い時間になる場合は水曜7・8限の後、要予約) |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
授業改善への工夫 | 受講者がヨーロッパ史に関して有する知識に配慮しつつ授業を進めていきたい。 |
その他 |
高校世界史の基本的な知識を持っていることが望ましい。 そうでない場合には、より入念な予習が求められる。 |
キーワード | ヨーロッパ、中世 |
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Key Word(s) | Europe, Middle Ages |
学習内容 | 第1回 イントロダクションː中世とは何か 第2回 ポスト・ローマ世界と古代末期 第3回 カロリング朝フランク王国と普遍帝国理念 第4回 中世ヨーロッパの農村と所領支配 第5回 封建制と貴族・騎士 第6回 中世ヨーロッパの紛争と秩序 第7回 ビザンツ帝国のたゆまぬ変容 第8回 グレゴリウス改革と教皇庁の発展 第9回 経済の発展ː 都市、交易、そしてカトリック世界の膨張 第10回 新しい政治秩序ː 領域国家と身分制議会 第11回 大学の誕生とスコラ学 第12回 声の文化とリテラシーː 托鉢修道士の説教を例に 第13回 中世ヨーロッパの宮廷と「恋愛」の誕生 第14回 儀礼と生のリズム 第15回 ルネサンスと中世の終焉? |
事前・事後学修の内容 | 予習ː 教科書を中心とした文献につき、毎回指定された部分を読んで背景知識にふれておくこと。 復習ː 講義内容を見直し、講義に関連して適宜出されるミニ課題に答えること。 |
ナンバリングコード(試行) | LIWHIS1 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら