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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 哲学I | |
てつがく あい | ||
Philosophy I | ||
授業テーマ | 自然理解の哲学 | |
単位数 | 2 単位 | |
分野 | 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開放科目 | 非開放科目 | |
市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
水曜日 3, 4時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 小川 眞里子(非常勤講師) | |
OGAWA,Mariko |
授業の概要 | 博物学の科学史的考察を通して、科学の基礎と考えられている観察の本性を考える。同時に、科学も社会的、文化的所産であると考えざるを得ない面を有することを学ぶ。 |
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学習の目的 | 科学と言えば、一般的に客観的で普遍的であるとされるが、歴史的な事例を通して文化的社会的影響があることを学ぶ。 |
学習の到達目標 | 日々の科学に関係するニュースについても、一歩下がってその客観性や妥当性について考えることができるようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
教科書 | 講義のはじめにテキストや参考書について指示する。 |
参考書 | |
成績評価方法と基準 | 授業態度50%、期末試験50%。 講義でコメント用紙の記載と提出を課している。その集計による成績を重視する。試験期間中に試験を行い、上記の成績に加算し総合的に評価する。 |
オフィスアワー | 非常勤講師なので特に設けませんが、1~4限に講義があるので、昼食時間にまたがって話を聞くことは可能です。 |
受講要件 | 特にありません。 |
予め履修が望ましい科目 | 特にありません。 |
発展科目 | |
授業改善への工夫 | 可能な限りコメント用紙には回答し、返却する。 |
その他 |
キーワード | 自然、観察、科学、ジェンダー、分類 |
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Key Word(s) | nature,observation,science,gender,classification |
学習内容 | 観察するということの哲学的意味を考えながら、具体的な博物学の事例を通して検討する。植物にも性が存在することを知った人々が、花の性生活を考え、生殖器官に基づいて分類を行ったこと、乳房に注目した哺乳類という分類名が、ある社会的背景の下に誕生したことなど、自然認識と西洋文化のインターフェイスを扱う。また自然認識に関する比較文化論的考察も交える。 第1回:講義の進め方と講義の目的についての説明 第2・3回:観察するとはいかなることであるかを考える 第4・5回:植物にも性があることに気づいた人々は? 第6・7回:哺乳類はなぜ哺乳類と名づけられたのか? 第8回:前半のまとめ 哲学と科学はいかに繋がっているか? 第9回:類人猿はどのようにかんさつされるようになったのか? 第10回:類人猿研究に羽根井刷る人間の価値観 第11回:人類の分類は何を根拠に、どのように行われたのだろう? 第12回:白い文明の真実 DVDの視聴 第13回:科学の起源は黒人か白人か?科学は誰のために? 第14回:白人男性中心に成立した科学を見直す 第15回:全体のまとめ(授業の回数により調整) 第16回:試験 |
事前・事後学修の内容 | 特に大変な予習や復習を求めることはありませんが、充実したコメント用紙の提出は重要です。まずは欠席することなく講義に出席することです。 |
ナンバリングコード(試行) | LIPHIL1 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら