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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養統合科目・地域理解・日本理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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選択・必修 | 選択 |
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授業科目名 | 政治学A | |
せいじがくえー | ||
Political Science A | ||
授業テーマ | 現代国家と日本政治 | |
単位数 | 2 単位 | |
分野 | 社会 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開放科目 | 非開放科目 | |
市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
火曜日 5, 6, 7, 8時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 中谷 直司(教養教育機構) | |
NAKATANI, Tadashi |
授業の概要 | 長期の景気低迷と財政悪化、内閣支持率の乱高下による政権運営の不安定化、年金などの社会保障制度への不安と行政機構への信頼感の低下、立法府における第一院(衆院)と第二院(参院)の対立。以上に例示した日本政治が抱える問題は、実際にはどこまで日本政治に固有の問題なのか。本講義を通じて、これららの問題の多くが、日本だけでななく、現代国家の多くが抱える普遍的な政治問題であることを示す。同時に、他の自由民主政国家との比較を通じて、日本政治に特有の課題が何であるかを考察する。 |
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学習の目的 | ・現代日本政治の特徴と課題を理解するために以下の3点の学習目標への到達を目ざす。 (1)20世紀以降に登場した現代国家(自由民主政と福祉国家の組み合わせ)の基本的な特徴を理解する。 (2)その上で、日本政治の基本的な特徴を、政治制度、政党システム、福祉国家の各重要テーマ毎に理解する。 (3)同時に現代日本政治とひいては現代国家の特徴理解に有用な政治学の考え方を習得する。 |
学習の到達目標 | (1)配付資料や、教科書・参考書などを用いて復習し、また関連する新書(入門書)や新聞記事を読むことで、能動的に学習すること。その一環として本講義では、期末試験とは別にブックレポートを作成してもらう(新書中心の課題文献リストを配布する)。 (2)ある人物や集団の特徴は、比較することでしか分からない。日本政治についても同様である。本講義で解説する現代国家(特に先進民主政国家)の政治制度の基本的な特徴と、日本政治の制度的特徴を踏まえて、現代日本政治の課題が何であるのか、それはどこまで特殊なのかを、各自が考察できるようになることが、最終的な到達目標である。 |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | 能動的要素を加えた授業 グループ学習の要素を加えた授業 Moodle |
教科書 | 久米郁男ほか 『政治学 [補訂版]』有斐閣、2011年。 *このテキストに基づいて講義を行う(授業中に読み上げたり,参照したりはしない)。 |
参考書 | 授業時に基本的なものを指示する。 |
成績評価方法と基準 | 授業参加(リアクションペーパー等)20%、ブックレポート30%、期末試験50% |
オフィスアワー | 第四週を除く水曜日15:30~16:30、総合研究棟Ⅱ314-1 ただし会議・出張等で不在あり。その他の曜日・時間はメールで予約して下さい。 (出勤日:月~木) |
受講要件 | なし |
予め履修が望ましい科目 | なし |
発展科目 | なし |
授業改善への工夫 | (1)講義では毎回レジュメを配付し、講義全体の構造・流れを各受講生が確認しやすくする。あわせて、関連するビデオ教材なども積極的に使用し、理解の促進を図る。スライド資料も適宜用いる。 (2)講義では毎回リアクションペーパーを配付し、授業に対する感想・質問を書いてもらう。質問については、2~3をピックアップし、次回の授業冒頭で回答する。 |
その他 |
キーワード | 日本政治、現代国家、自由民主政、議院内閣制、大統領制、福祉国家 |
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Key Word(s) | Japanese Politics, Modern Government and Contemporary Politics, Liberal Democracy, Parliamentary System, Presidential System, Welfare State |
学習内容 | 1.政治(学)とは何か?政治はなぜあるのか? 2.日本政治の特徴・課題とは何か 3.本人―代理人関係からみる政治と民主制 4.近代市民国家の論理 5.大衆デモクラシーの登場と現代国家の形成 6.自由民主政の政治制度──一院制と二院制/議院内閣制と大統領制 7.政党システムと選挙制度の影響 8.日本の政治制度と政党システムの特徴1 9.日本の政治制度と政党システムの特徴2 10.ナショナリズムについて──なぜ政治も福祉も国家単位なのか 11.福祉国家の形成 12.福祉国家の見直し 13.福祉国家をめぐる論争 14.日本型福祉国家の特徴 15.授業の総括 16.期末試験 *授業の進度や目的に合わせて若干変更を加える場合がある。 |
事前・事後学修の内容 | ・配付資料を用いて予習・復習を行う。 ・授業内容を踏まえて、各自ブックレポートの作成を進める。 |
ナンバリングコード(試行) | LIPOLI1 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら