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開講年度 | 2018 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学研究科(博士後期課程)生物圏生命科学専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(博士課程・博士後期課程) : 1年次 |
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選択・必修 | 選択 |
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授業科目名 | 物理生化学 | |
ぶつりせいかがく | ||
Physical Biochemistry | ||
単位数 | 2 単位 | |
他学部・他研究科からの受講 |
他専攻の学生の受講可 |
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市民開放授業 | 市民開放授業ではない | |
開講学期 |
前期集中 |
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開講時間 |
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開講場所 | 生物資源学部校舎577室 | |
担当教員 | 田中 晶善(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻) | |
TANAKA, Akiyoshi |
授業の概要 | 生体物質や現象の物理的取り扱いについて,下記の項目を講義する.また関連する学術論文を講読する. タンパク質の構造安定性とその解析手法に関する,熱力学的考察. タンパク質とリガンドとの結合を精密に測定する手法と,その生化学への応用. 代謝熱を指標とした微生物熱測定と、その生化学への応用. |
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学習の目的 | 酵素を始めとしたタンパク質について,構造,安定性,反応機構などの視点から,定性的だけでなく定量的にも理解し、説明することができる.微生物熱測定の原理や手法、その応用に関して理解し、説明できる.それらの知識を自らの研究にも応用することができる. |
学習の到達目標 | ・酵素を始めとしたタンパク質の構造安定性を支配する熱力学的要因とその測定法を理解し、説明することができる. ・酵素タンパク質と基質や阻害物質の結合など、リガンドとタンパク質との結合を支配する熱力学的要因とその測定法を理解し、説明することができる. ・微生物熱測定の実際について理解し説明できる. ・関連する学術論文の概要を理解できる. |
ディプロマ・ポリシー |
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授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
教科書 | 使用しない. 必要に応じて資料を配布する |
参考書 | 物理生化学(医学出版),タンパク質の構造と機構(医学出版) |
成績評価方法と基準 | レポート100% |
オフィスアワー | 月曜日12:10-12:50,577室 |
受講要件 | 蛋白質化学,物理化学,生物物理化学(学士課程開講科目),分子生物情報学特論(大学院前期課程開講科目,2014年度以前は「生物物理化学特論」)の履修済みであると理解がより容易である. |
予め履修が望ましい科目 | 特になし |
発展科目 | |
授業改善への工夫 | 応用例を意識しながら説明する. |
その他 |
キーワード | 酵素タンパク質,構造安定性,リガンド結合,熱力学,反応機構,微生物熱測定,論文講読 |
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Key Word(s) | enzyme, protein, structural stability, ligand binding, thermodynamics, reaction mechanism, microbial calorimetry, reading assignmnent |
学習内容 | 1.酵素タンパク質の構造安定性の熱力学(1~5回) 内容:球状タンパク質の構造、構造安定性と変性の熱力学量の評価.主な手法:断熱型示差走査熱量計. 2.酵素タンパク質とガンドとの結合の熱力学(6~10回) 内容:結合熱、結合の熱力学.主な手法:等温滴定熱量計. 3.微生物熱測定(11~15回) 内容:微生物熱測定の実際とその応用、食品等の腐敗過程、カテキン等の微生物増殖抑制効果、土壌の微生物性の特徴づけ.主な手法:多試料等温熱量計. |
事前・事後学修の内容 | 関連する専門論文(主として英文)を指定し、講読する.担当範囲を割り当てるので、それを事前に読み、まとめておく. |
ナンバリングコード(試行) | BO-AGCH-6 |
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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら