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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 教育学部・教科に関する専門科目(A類)・保健体育
科目名 体育実技
たいいくじつぎ
Physical Education and Exercise
受講対象学生 教育学部, A 類
他類の学生の受講可
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次
~70 期生
卒業要件の種別 選択必修
授業科目名 陸上競技
りくじょうきょうぎ
Athletics
単位数 1 単位
他学部・他研究科からの受講
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 月曜日 3, 4時限
開講場所 陸上競技場,雨天時等教室での開講もあり得る

担当教員 小木曽一之(非常勤講師)

OGISO,Kazuyuki

学習の目的と方法

授業の概要 本授業では、現場の教師やこれから教師になろうとする受講生に、「子どもたちに陸上運動・競技をどのように学習させていくのか」について、その理論と実践を融合させながら、学習過程を明確にイメージできるようにさせたい。児童・生徒が「走・跳・投」の運動を「わかってできる」ようになり、全力を発揮することによって得られるすがすがしさや自己の能力が向上する喜びを感じることができるよう、どのようなパフォーマンスレベルの学習者でも楽しみながら取り組んでいける具体的な学習方法を受講者自らが組み立てられるようにしたい。
学習の目的 陸上競技(もしくは運動)で行われる最も基本的な身体運動「走・跳・投」について、そのメカニズムを心理学的・力学的・生理学的に実践を通して学習する。その中で、他人との比較ではなく、個々の持っている能力を十二分に発揮するための技術や方法を短距離走・リレー・障害走・跳躍・投擲それぞれにおいて習得する。
学習の到達目標 1.陸上競技各種目の心理学的・力学的・生理学的特性を説明することができる。
2.陸上競技各種目とも、基本的な技術を習得し、見本となることができる。
3.個々の能力を十二分に発揮できるとともに、それを引き出す方法を考えることができる。
4.ゲーム性を持たせるなど、仲間と楽しく陸上競技を行っていくことのできる手段を呈示できる。
以上のことから、この授業では、①専門的な技術・技能(理論的背景を基にした適切な指導)、②論理的思考力・創造力(陸上競技に関する疑問とその解答を導く考察)を培うことを目標とする。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  • ○心身の健康に対する意識
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  • ○課題探求力
  • ○問題解決力
  •  批判的思考力
コミュニケーション力
  •  情報受発信力
  •  討論・対話力
  • ○指導力・協調性
  • ○社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 実技

授業の特徴 能動的要素を加えた授業

教科書 中学・高校 陸上競技の学習指導
小木曽一之(編著)小倉幸雄、串間敦郎、清水茂幸、田附俊一、得居雅人
道和書院
978-4-8105-2133-7 C2075
参考書 なし
成績評価方法と基準 教科書を元に、授業中に行った説明に関する理解度を測るテスト(100点)、授業に積極的に取り組む姿勢(100点)の平均点に、授業への参加状況を加味して評価する。
合計60点以上で合格とするが、運動能力による相対的な成績評価は行わない。
オフィスアワー 保健体育講座 加納岳拓先生
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
授業改善への工夫
その他 「走・跳・投」が可能なシューズと服装で望むこと。運動に適切でないシューズ等の場合は、受講を認めない。

授業計画

キーワード 短距離走、ハードル走、走高跳、走幅跳、三段跳、砲丸投、円盤投、やり投
理論、実践、運動感覚、共感
距離、時間、速度(スピード)、質量、角度、力、力積、運動量、エネルギー、仕事量、パワー
歩幅(ストライド)、平均歩数(ピッチ)、接地時間、接地局面,空中局面
伸張‐短縮サイクル、起き上がりモーメント、前緊張
Key Word(s) Sprint running, Hurdle, High Jump, Long jump, Triple jump, Shot put, Discuc throw, Javelin throw
Theory, Practice, Kinesthesia, Sympathy
Distance, Duration, Velocity (Speed), Mass, Angle, Force, Impulse, Momentum, Energy, Work, Power
Stride length, Stride frequency, Contact time, Contact phase, Flight phase
Stretch-shortening cycle (SSC), Hinged moment, Pre-activity
学習内容 学習は以下のような形で行う。
学習では、短距離走、リレー、ハードル走、跳躍(各種目)、投てき(各種目)をそれぞれ実践するとともに、効果的なウォームアップの方法や導入の方法も学ぶ。
①課題とする運動に対する理論(どこを、どのように、どんな感覚で意識し、動かせばうまく運動目的を達成できるか)について理解する。
②理論に基づく実践を行い、自らの運動感覚と照らし合わせる(自らの身体を用いて「わかってできる」ことに近づく)。
③子ども達に「楽しく」「積極的に」学習させる場づくりの工夫を理解し、グループごとに実践してみる。
④提示され、自らも行った場づくりをもとに、授業の工夫等について自ら考える。
事前・事後学修の内容 予告した講義内容、行った講義について、教科書で該当する箇所を読んでおくようにしてください。また、行った講義内容に関する生理学やバイオメカニクス的背景をそれらに関係する本や雑誌などを読むことで理解してください。
ナンバリングコード(試行) ED-HPED-2

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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