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科目の基本情報

開講年度 2018 年度
開講区分 教育学研究科(教職大学院)教職実践高度化専攻・共通科目
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修 必修
授業科目名 授業研究方法論
じゅぎょうけんきゅうほうほうろん
theory of research method in teaching
単位数 2 単位
他学部・他研究科からの受講 自専攻の学生の受講可
市民開放授業 市民開放授業ではない
開講学期

前期

開講時間 火曜日 3, 4時限
開講場所 教職支援センター

担当教員 森脇 健夫

MORIWAKI Takeo

学習の目的と方法

授業の概要 授業の研究方法論について、その系譜をたどると同時に、その流れを技術志向性と解釈志向性の二つの傾向性によって整理する。後者の系譜を質的な研究ととらえ、その哲学を理解し、具体的な方法論を実践的に理解する。具体的には、参加観察、インタビューの方法、またエピソード記述とデータのトライアンギュレーション、問題意識の醸成からデータの収集、データの整理と構成、そして結果としての研究論文の作成方法まで扱う。さらに評価のあり方や質的な研究と量的な研究の関係についても論じる。
 さらに、現職教員学生の場合は、自らの実践の記録、省察に、学部新卒学生の場合は、授業の参加観察の際に用いることができるようにする。
学習の目的 到達目標:授業研究史の中で、質的研究の位置を知り、質的研究の方法論を実際に適用しながら会得するのが目標である。現職教員学生は、質的授業研究の方法論を習得し、自らのこれまでの授業実践を質的な研究という面から省察し、新しい授業実践をつくりだす展望をもつことができる。また学部新卒学生は、質的授業研究の方法論の基礎・基本を習得し、授業参観等に適用することができる。
テーマ:「質的研究としての授業研究の方法論をきわめよう」
学習の到達目標 到達目標:授業研究史の中で、質的研究の位置を知り、質的研究の方法論を実際に適用しながら会得するのが目標である。現職教員学生は、質的授業研究の方法論を習得し、自らのこれまでの授業実践を質的な研究という面から省察し、新しい授業実践をつくりだす展望をもつことができる。また学部新卒学生は、質的授業研究の方法論の基礎・基本を習得し、授業参観等に適用することができる。
テーマ:「質的研究としての授業研究の方法論をきわめよう」
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  倫理観
  •  モチベーション
  • ○主体的学習力
  •  心身の健康に対する意識
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的思考力
  •  課題探求力
  • ○問題解決力
  • ○批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○情報受発信力
  • ○討論・対話力
  •  指導力・協調性
  •  社会人としての態度
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○感じる力、考える力、コミュニケーション力を総合した力

授業の方法 演習

授業の特徴 PBL グループ学習の要素を加えた授業

教科書  テキスト:やまだようこ,無藤隆『質的心理学入門』誠信書房
     田中耕治、森脇健夫、徳岡慶喜『授業づくりの創造と展開』
参考書 佐藤学『教育方法学』岩波書店
成績評価方法と基準  報告のレポート(30%)、最終レポート(50%)、出席点(20%) 
オフィスアワー とくに設けませんが随時。
受講要件 とくになし
予め履修が望ましい科目 とくになし
発展科目 地域の教育課題解決演習
授業改善への工夫
その他

授業計画

キーワード 質的研究、量的研究、フィールド、信頼性と妥当性、サンプリング
Key Word(s) qualitative research, quantitative research, field research, reliability and validity, sampling
学習内容 授業計画
第1回 戦後授業研究史 1 ・・・経験主義 対 系統主義
第2回 戦後授業研究史 2 ・・・系統主義的授業研究の展開(教材論の発展)
第3回 戦後授業研究史 3 ・・・技術主義的授業研究の到達点と課題
第4回 戦後授業研究史 4 ・・・反省的実践家像の提起と授業研究
第5回 授業研究の二つの系譜・・・質的研究と量的研究
第6回 質的研究としての授業研究の方法論の到達点と課題
第7回 授業の参加観察と記録(逐語記録、ST記録、エピソード記録)
第8回 教師へのインタビュー(インタビューの方法論)
第9回 授業研究の質的データの扱い・・・信頼性と妥当性、データのトライアンギュレーション
第10回 質的データを用いた授業研究の実際と論文の構成
第11回 現代の授業研究 1 学力問題と授業研究
第12回 現代の授号研究 2 授業スタイルとスタンダード
第13回 現代の授業研究 3 授業のユニバーサルデザインと活用型学習
第14回 現代の授業研究 4 対話と学び合い
第15回 まとめ
事前・事後学修の内容  レポート報告とともに必要であれば、議論、検討したことについての追加レポートを求めます。また関連レポートも場合によっては求めます。
ナンバリングコード(試行) ED-EDUC-5

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 ナンバリングコード一覧表はこちら


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